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ブラジルからの新しい風
Apex-Brasil(ブラジル輸出投資振興庁)主催の「ブラジルファッション展示会」をのぞいてきた。
ブラジルといえば、今年はオリンピックも開かれてより身近なものになり、アサイーなど食の分野では話題も少なくない。
今回のファッション展では、ビーチサンダルや新素材を使用したシューズ、ブラジル原産の素材を使ったアクセサリーなどと共に、ブラジルのファッションに欠かせないビーチウエアやランジェリーが並んでいた。

芥OPE(本社・愛知県豊田市)は、ブラジルと日本の両方の血をひく富沢チエコさん(写真左)が代表を務める会社。
社名と同じ主力のランジェリーブランド「HOPE」は、ブラジルで創業50年のメーカーで世界18か国の販売拠点、200の旗艦店を持つという。
もともとファンデーションの産地であることから、基本的な機能に忠実でありながら、下着に対する自由な文化が伝わってきた。

主力アイテムは、カラフルなモールドカップブラ(中価格帯)。

ランジェリーやコスメからリゾート地で映えるウエアの数々まで、バリエーション豊かな構成

 2016/11/27 10:45  この記事のURL  / 
モード系中価格帯ブランド
近頃、名古屋高島屋に14店舗目がオープンした「Chut!INTIMATES(シュット! インティメイツ)」が、本社で2017春夏物を披露した。
ブラジャー中心上代は、税抜4800円。直営店の店頭には、ほぼ2週間サイクルで新製品が投入される仕組みとなっている。

スタートから3年が経つ同ブランドの基礎を築いているのは、ブラジャーの定番構築を軸としたMD力。ファンデーションの商品設計や生産ネットワークといったメーカーとしての強みが発揮されている。
以下、代表的な3シリーズのそれぞれ新製品の一部を紹介。

定評のあるシアーシリーズは、最大Gカップまで。両サイドで可動する「サイドリフト構造(特許取得済)」がバストを程よく持ち上げる。

レースの贅沢さが楽しめるワンランク上のラインも登場(ブラで税抜き6800円)。

従来のサイズ構成とは異なる5サイズ構成のシリーズ(ノンワイヤー)では、シンプルなデザインのバリエーションが強化されている。

新登場のモールド一枚物ブラ。国内ブランドでここまで思い切ったスタイルは珍しい

アンダーバストのクロス機能のシリーズ(ノンワイヤー)。春らしい色づかい。

スポーツのトレンドに対応したアクティブウエア。ブラにはクロス機能が使われている。

下着をファッションとして楽しみたいという願いを込めてスタートした「Chut!INTIMATES」。
ノンワイヤーをはじめとする快適なソフトブラが大きく支持されるようになった市場環境の中で、モード派中価格帯という立ち位置が明確になり、存在感を増している。
 2016/11/21 12:03  この記事のURL  / 
下着に「農業女子」の視点を
「農業女子」という言葉は少し前から聞かれていたが、農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」というものがあるということを私は初めて知った。
ワコールは同プロジェクトと共同開発した新商品を2017年2月から発売。先週、その記者会見が行われ(内閣総理大臣夫人・安部昭恵氏も出席)、また2017春夏物展示会において商品が発表された。

今回の共同開発商品とは、ワコールの既存の商品をベースにしながら、農業女子の視点(汗への対応、からだのサポート、農作業時の立つ・しゃがむなどの動きへの追随など)を商品に取り入れたもの。
インナーウエアにおいては新鮮な発想として、展示会場でも目を引いた。
「農業」は働く女性の一つのシンボルであって、もちろんそれらの機能のポイントは、例えば介護職など、他の職種でも求められている。


代表的な商品であるノンワイヤーブラ「GOCOCI(ゴコチ)」
吸汗速乾機能の素材、動いてもくずれにくくラクなのに加え、前にかがんだ時も胸元が見えないような工夫がされている

「SUHADA」に並び、2017春夏シーズンで力が入れられている「GOCOCI(ゴコチ)」
ピーナッツ型のバストパッドに特長がある新・快適系インナー。柄の変化も楽しめる


11月10日に行われた記者発表の模様

 2016/11/17 11:03  この記事のURL  / 
「ランジェリーと香り」で満月を
今日は、68年来、最大に月が接近するフルムーンだという。
女性のからだは月と密接なかかわりを持つといわれるが、その日を迎えるのにふさわしく、昨日まで「ランジェリーと香り」をテーマにしたイベントが開かれていた。

これは、アロマセラピストの苅谷志帆さん、ランジェリーブランド「MEMAI」のミキさん、そしていくつかのインポートランジェリーのコラボによるもので、今回で既に3回目。
代官山アンティークギャラリーの一室は、香りのワークショップやランジェリーと香りのギフト提案も楽しめ、心地よい空間となっていた。

ランジェリーと香りは、女性の五感にひびく永遠のテーマ。
ここは隠れ家的な立地にあったにもかかわらず、連日、女性客がひっきりなしだったとのこと。
普段は忙しい女性たちだからこそ、このようなパーソナルで心温まるイベントが受け入れられる。

「MEMAI」のミキさんは、普段はアパレルブランドのパタンナーとして忙しい生活を送っている人。
本当に自分が好きなこととして個人で始めたランジェリーブランド。その「好き」という気持ちが伝わるのだと思う。


丁寧に作られたサッシェなどの小物と香りアイテムは、ギフトに最適

ミキさん(右)と苅谷志帆さん。異質な個性が自然に溶け合う
 2016/11/14 11:30  この記事のURL  / 
「ブラジャーで勲章をもらった男」
潟Jドリールニシダの代表取締役会長・西田清美氏の『ブラジャーで勲章をもらった男』(集英社)を読み終えた。
日本のボディファッションメーカー(インナーアパレル)の中でも稀有なカドリールニシダという会社の歴史、そのカリスマ創業者である西田会長の人生というだけではなく、日本の下着の背景にある長年のドラマがここに集約されている。

実は、今から10年程前、西田会長には5時間ほどお話を伺ったことがある。
だからエピソードとしては既に存じ上げていることもあったが、ああ、そういうことだったのかと改めて知ったり、いろいろな記憶の断片がつながったりということもあった。

余計なことだが、物書きの端くれとして生意気なことをいわせていただくと、第三者である書き手(実際に原稿を書いた人)の質の高さ、つまり書き手の存在が対象を少しも邪魔していないところが、この本の成功を決定づけていると思う。西田会長は本を記すに当たって、理想的な編集チームを得たのではないだろうか。

いつも背筋がすっと伸びてスマート。そしてニコニコと話しかけてくださる西田会長の佇まいが、行間から立ち上るようであった。

ビジネスの本質は、人間の魅力、人間力であるということ。
そして多くの人に伝えるために、やはり本というものが重要な役割を果たすということを再確認した。


 2016/11/02 10:04  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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