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新発想インナー続々と
明日(28日(金))まで渋谷ヒカリエホールで開催されている合同展プラグイン。多様なアイテムが集結しているが、やはり気になるのはインナーウエアやアクティブウエア。

ノースショア「アロマティック」では、ベーシック商品に加え、スタイリスト・安野ともことのコラボライン「AROMATIQUE CASUCA(アロマティック・カスカ)」も紹介されていた。
2シーズン目を迎える同ラインは、コットンのブラ機能付きキャミソールが大人気。ブログやネットでファンの輪が広がっているが、生産に手間と時間がかかるために、なかなか注文に追い付かないという。

芸能人のスタイリストや衣装デザイナーとしての長年の経験の上に立ち、インナーウエアの重要性を痛感していたという安野さん。ニットインナー専門メーカー、タカギとの出会いにより、コットンにこだわった着心地のいいもの、透けても美しいものを追求している。右側は、シェルフロント(ブラ機能付きインナー)の新色。

また、ヨガウエアが目を引いたブースは「UROUTE(うるうと)by shiseist」(デサント)。
AHA(フルーツ酸)の一種であるリンゴ酸を生地に加工した「化粧品ウエア」(パッケージ販売)で、「着るだけで美肌を叶える新発想ウエア」としている。
スポーツという意味でも、コスメインナーという意味でも、この分野は各分野からのアプローチが活気をおびてきた。

 2016/10/27 15:00  この記事のURL  / 
前と後ろの顔が違う
前と後ろとで異なる表情を持つ。あるいは使用する素材を前後で変えて機能性を高める――。
という具合に、2017年春夏物では前と後ろを大胆に変えるという手法が気になる。

「ランジェリーク」(カドリールインターナショナル)の、上質感漂う綿シルク地のナチュラルなラウンジウエア。
片側がリネン混リバーレースの総レースを大胆に使ってあり、反対側は細幅レースをV状にはさみこんである。両方ともVネック。
前後どちらを前にしてもOKだが、透けるのが気になる場合は、後者のおとなしいデザインの方を前にして着ることができるというわけだ。
いずれにしても1着で2着分の楽しみがある。

フランスのナイトウエアブランド「ル・シャ」では、表はクラシックなポリエステル織物だが、何と後ろ側は肌に馴染むモダールのジャージー。
快適で、ベッドでの寝返りもしやすいというもの。
前身頃の方は、なるべく体のラインが目立たない方がいい、だらしなく見えないという配慮がある。
従来あまりなかった発想のような気がする。

 2016/10/25 21:40  この記事のURL  / 
スポーツインナーの動き活発
フランスも上海も、国際的なランジェリー展示会のメインテーマは“スポーツ”および“アスレジャー”だったが、日本国内にも確実にその風が吹いている。
特にその動きが鮮明なのが、GMS(総合スーパー)を主力に、40代後半から60代を主力顧客層とするメーカー。2017年春夏物展示会ではこの動きが顕著にあらわれていた。

9月上旬に東京展示会を開催した富士紡アパレル(B.V.D.)では、「涼ブラ」などのヒット商品のラインナップも充実させながら、改めてメインに打ち出していたのが〈ボディギア〉シリーズ。
スポーツシーンを機能面でサポートするスポーツインナーで、4タイプのスポーツブラをはじめ、コーディネイトのボトムもそろえている。

それ以外の商品も、活動的な女性を対象に、シンプルでモダンなソフトタイプが充実しているのが同社の強み。
「涼ブラ」をはじめとする〈クール&ライト〉シリーズや、〈デイリー〉シリーズも動きやすくスポーティなテイストがベースにある。


一方、10月初旬に東京展示会を開催したアツギは、好調に伸びているというスポーツインナー「クリアビューティ・アクティブ」を大幅に充実させていた。

〈しっかりサポート〉〈動きやすいをサポート〉〈走りやすいをサポート〉〈EASYサポート〉に加え、成長著しいヨガを対象にした〈YOGAをサポート〉を新たに加えて、全5ラインで対応。
ファンデーションメーカーならではの補整機能に富んだブラはもちろんのこと、ボトムもサルエルパンツ、ガウチョパンツ、レイヤードレギンスと選択肢が広いのに注目したい。

この他、“マイナス5才BODY”をコンセプトにしたデイリーな「クリアビューティ」では、人気のソフトワイヤーに加えて、ノンワイヤーの新ラインが登場。
華やかなレース使いのブラジャーも、バストアップ機能を重視した従来の4分の3カップのワイヤーフォームから、ソフトワイヤー、さらにノンワイヤーへと、売れ筋の中心が快適性へと確実に変化していることを印象づけた。

スポーツトレンドの隆盛と、快適性への傾倒はまさに同時進行といえる。
 2016/10/20 20:53  この記事のURL  / 
アンテルフィリエール上海へ
先週、10月12・13日と上海で開催されたランジェリーの素材展「アンテルフィリエール」に行ってきた。
パリ国際ランジェリー展の主催者であるユーロベットのアジア戦略の拠点ともいえる展示会だ。

上海は20年近く前に一度行ったきりで、今回は二度目。前回は街全体が大工事中だった1998年、ドイツ・デュッセルドルフの下着見本市IGEDOが上海に進出し、トリンプ・インターナショナル・ジャパン主催のプレスツアーにご招待いただいたのだった。

その時と街が変貌しているのは想像通りで、格別驚かなかったが、今回はただ一人放り投げだされたかたちだったので、知識や土地勘がまったくない私にとって、特に街での移動は不慣れなものがあり、効率的に動くことができなかったのは反省点。
上海の今をうまく伝えることはできないが、同展示会の雰囲気を少しでもお伝えできればと思う。


会場は、街の中心地にある広々とした宮殿のような展示会場(上海展覧中心)。

もともとは英国籍ユダヤ系富豪の私有の庭園だったところに、1950年代にソ連の援助を得て出来た建物らしく、ロシア風の凝った装飾の建物で、通常の無機質な展示会場とはだいぶ趣が異なる。

ここに素材の各分野別に、合計180社程のメーカーがブースを構えていた。

大きな吹き抜けからメイン会場を見下ろす。

トレンドフォーラムは、7月リヨン「モード・シティ」の“モーメンティ・ディ・パッショーネ”に当たるアスレジャー中心の提案。特に、ここで開かれたフロアショーは、スポーツタイプのみだった。

分野別アワードの受賞、出展者などについてはまた追ってお知らせします。
 2016/10/17 21:46  この記事のURL  / 
「ワコールスタディホール京都」誕生
京都駅南西(京都駅八条口から徒歩7分)に出来た、ワコール新ビルの中に「ワコールスタディホール京都」が10月6日オープンする。1か月前に内部を見学させていただいたので、その時の様子をご紹介したい。

ビル上層部は同社のオフィスだが、1階と2階はスクール、ライブラリー、コワーキングスペースにギャラリーと、「美的好奇心をあそぶ、みらいの学び場」となっている。
写真ではなかなかお伝えできないが、部屋の仕切りに透明性があり、また機能や使い方が可動式となっており、全体が広々とオープンな雰囲気の空間となっている。

1階エントランス。吹き抜けになった2階とは階段でつながっている

2階から1階入り口近くのショップを見下ろしたところ

予約制の会員ミーティングスペース

ブックディレクター・幅充孝(はばよしたか)氏の選書によるライブラリー
ライフスタイルに沿った独自の11のセグメントに書籍が分類されている

書籍を閲覧したり、自習できる会員制スペース

ギャラリーでは、美にまつわる展覧会やスクール講座と連動した企画展などを開催

講座は、身体の美、感性の美、社会の美の3テーマに基づき、哲学、歴史、文化、アート、科学、トレンド、生活、ビジネスの8つのカテゴリーをベースに、多角的に「美」を学ぶものとなっている。

ワコールの文化発信拠点といえば、東京・青山のスパイラルが実績を積み重ねているが、それとは差別化しながら、ワコールが培ってきたノウハウやネットワークをもとに、創業の地である京都から多様な「美」を届けたいとしている。
京都は長い歴史と伝統に裏付けられた文化の宝庫。青山とはまた異なる、京都らしい文化の発信が楽しみだ。


 2016/10/03 20:56  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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