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クラシックはいつも新しい
靴下にみる2015秋冬トレンド(下)
展示会インビテーションのデザインでもわかるように、ブロンドールの2015秋冬物は、イギリスムードにあふれていた。70年代ロンドン風から伝統的な雰囲気まで、ちょっと懐かしい感じが集結している。

全体的に色は落ち着いたダーク系。

メンズ調の細かい柄やライン入り、レジメンタル、チェック柄、またモヘアや編み込みニットなど温かみのあるものも目についた。

クラシックなものも、重ね履きの組み合わせ方で新鮮になる。
 2015/04/27 21:57  この記事のURL  / 
ベーシック+光る素材
靴下に見る2015秋冬トレンド(上)
レッグウエアは引き続き、ベーシック路線が進んでいる。ファンシーストッキングへの期待とはうらはらに、プレーンで機能性に富んだものの開発競争が中心。ファッション面ではソックス人気が続いているようだ。

ブロンドール(「ブロンドール」「17℃」)の2015秋冬物は、ベーシックの市場ニーズに応えながら、普通とは一味もふた味も違うもの、おしゃれな着こなしを助けてくれるようなものがそろっていた。

無地のベーシック一辺倒になりがちな時に、彩りを添えてくれるのが光る素材。
これはランジェリーや他のファッションアイテムも同様だが、ラメやメタリックな後加工を施すだけで、ぐんと華やかな印象になる。


白、黒、グレーといったベーシックカラーの無地ソックスも、サイドにメタルラインを入れるとこんなに新鮮

ライン入りのスポーティなツイード調も、ラメ入りでモード度アップ。着こなしの幅も広がる

メタリックな箔プリントを大胆に

ローゲージのレッグウォーマーもこんな感じ

柄ストッキング(薄手タイツ)も、黒地にメタリックなラメプリントで統一
 2015/04/24 13:39  この記事のURL  / 
伊勢丹ザ・ステージでランジェリー
交通広告などでもまだハードルが高いといわれるランジェリーが、百貨店のグランドフロア(1階)に堂々と登場している。
伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージに期間限定(4月15日〜21日まで)で展開されているポップアップショップ「ワコール メイドインジャパンモードインジャパン」。

ワコールの物づくりやモード感を体感できるというもので、「ワコールディア」や「トレフル」など、国内生産のプレステージブランドを厳選したかたちで紹介している。

ファッション雑誌「ヌメロトウキョウ」の編集長であるファッションディレクター、田中杏子氏がディレクションに当たり、独自のダンススタイルとビジュアルで注目を集めているダンスユニット「AyaBambi(アヤバンビ)」を起用。そのシュールな映像が、ワコールの新しい世界感を表現している。

スペース内では、パタンナーの実演も

「AyaBambi」の2人がワコールの京都本社や縫製工場でダンス!映像制作に当たったのはTV番組「ファッション通信」のスタッフ

会場デザインにも工夫が凝らされている

まだまだ一般の人にとってランジェリーは、未知の領域。
もっとこの世界のモードとしての魅力を体感してほしい、見て触れて想像をふくらませてほしいと願う一人である。

 2015/04/20 10:31  この記事のURL  / 
発展するワコールヨーロッパ
今年2015年1月から社名も新たにスタートしたワコールヨーロッパ(旧社名:ワコールイヴィデン、CEO:Tracy Lewis)。
まさにグローバルに発展しているワコールグループのヨーロッパ戦略を担うものとして、態勢を整えている。

その中心にあるのは、フランスを拠点にブランド価値を高めてきた「ワコール」ブランドだ。
グループ全体(もともとイヴィデン社が所有していた大きなサイズ専門の「フレヤ」「エロミ」、「ユイット」など含めたトータル)の1割強の売り上げシェアを占め、2ケタの伸びを続けている。

2015秋冬シーズンのコレクションは、商品構成が大幅に見直され、グループ数、品番数がグンと充実した。

「ヨーロッパと一口にいっても、ワイン(フランスやイタリア)、ビール(ドイツ)、ウォッカ(ロシアや北欧)とアルコール文化が異なるように、ランジェリーの文化も違います。フランスを中心にしていた時は商品構成も限定していて良かったが、ヨーロッパ市場全体に広げるとなると、それぞれの地域にきめ細かく対応できるだけの商品構成が必要になります」(小野昭人Chief Strategy Officer)

商品企画に当たっては、ワコールのアメリカとヨーロッパの協業が進んでおり、両スタッフが密に会って企画会議を行い、お互いの強みをミックスしたかたちで全体の方向性や主力商品などを決めているという。
中にはワコールアメリカで成功している商品をベースにしたものもあるが、あくまで「一つのワコール」を重視し、アメリカ発、ヨーロッパ発といった考え方はしていない。

以前のワコールフランスの時代から、大きくステップアップしている「ワコール」ブランド。MDが多様化しながらも、テイストの軸がぶれないのは、創業時からのスタッフであるマーケティングの責任者、Sophie KNISの貢献も小さくないだろう(写真の背景は2015春夏コレクション)。

オールワコールの強みをもとに、ヨーロッパとアメリカの良さ、そしてワコールとイヴィデン両者の良さが、うまく融合しつつあることを感じた。



主力グループとしてカラーとアイテムを幅広くそろえた「INTUITION」

定番グループ「ビューティシークレット」のボトムは、補整効果がありながら、よりセクシーに。機能性とセクシーさの融合を図っている

脇の切り替えとワイヤ―の工夫によってボリュームあるバストをすっきりおさえる新製品「アルティメイトスムース」

レーシーな「VISION」は、大きなサイズも充実(レースは栄レース)。こちらも主力グループ



 2015/04/10 13:53  この記事のURL  / 
「女性の解放」に連なるテーマ
ランジェリーと切っても切り離せないのが、「女性の解放」。まさにランジェリーの永遠のテーマといえる。
コルセットを軸としたまさにファッションの歴史=女性下着の歴史はいうまでもないが、1月に開催されたパリ国際ランジェリー展のトレンドテーマの基調にあった“1920年代”も、女性が活動的に生活を楽しむようになった時代の象徴だ。

さらに時代を進めると。1960年代、ことに若者文化の台頭のシンボルでもあるロンドンのストリートカルチャーは、女性の解放がもう一歩進んだ時代といえる。
その“スウインギン・ロンドン(Swinging-London)”を2015 秋冬シーズンのテーマにしていたのが「シャンタル・トーマス」。
ビートルズ、ミニスカート、ツイギー、マリー・クワント、ジェームスボンド、カーナビストリート…1960年代のロンドンからイメージされるものは、特に今の団塊世代にとっては懐かしさがあるのではないだろうか。

ちょうど一昨年は、1920年代の“グレート・ギャツビー”をテーマにしていた同ブランドは、市場の主流が追いついたのを見計らってか、今回はガラリと違う雰囲気で驚かせた。
“1920年代”がランジェリーの世界感を出しやすいのに対し、ランジェリーに落とし込むのは難易度が高いのがこのロックテイスト。
そこはさすがにトレンドリーダーらしく、イギリスらしいチェック柄やヒョウ柄などをランジェリーのスタイルにうまく盛り込んでいる。

そういえば、この時代の“グラムロック”の「GLAM」とは、「GLAMOROUS(グラマラス)」から来ているのだった。

 2015/04/04 22:38  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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