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エレガンスの王道、ディオール
銀座で、ディオールのエクスポジション「エスプリディオールーディオールの世界」が開催されている(来年1月4日まで)。

ディオールといえば、ランジェリーにおいても早い時期に上陸し、長年にわたって鐘紡グループによるライセンス生産というかたちでその世界が伝えられてきた。
今回のディオール展は、ランジェリーに関する言及はないが、オートクチュールのメゾンとして1947年にコレクションをスタートした同ブランドの歴史にあるいはテーマに沿って、王道ともいえるエレガンスの世界が紹介されている。

アトリエを再現したような地下1階から、3階のライブラリーに至るまで、見どころが満載。黒をベースにした館内は、多くの写真や新旧コレクションが効果的に配置されている。
1950年代から続く日本との関係も紹介コーナーもある。

入ってすぐのスペースには、ディオールの「ニュールック」を象徴するバー(bar)スーツの展示。
その造形的なシルエットは、戦後間もない日本にもアメリカ経由で入り、ファッション産業に大きな影響を与えた。左には、ラフ・シモンズによって再解釈された最近のコレクションが並ぶ。

ゴールドを基調にした華やかな「ジャドール」。

ディオールの大舞踏会。

花いっぱい、ディオールのガーデン。

メゾンのスタート時から発売されている「ミスディオール」。香水とドレスの関係が表現されている。

まさにメティエ(匠の技)を思わせるトワル(白の綿布による雛形)が並ぶ。


フランスから来日している職人による解説には、服飾学校の学生と思われる若い人を中心に、多くの人が熱心に話を聞いていた。

まさにフェミニティの追及。パリを象徴する黒のドレス。



 2014/11/28 13:33  この記事のURL  / 
NBF協会が初の合同展示会
一般社団法人日本ボディファッション協会(会長:塚本能交)が、インナーウエア業界活性化の一環として、特に下着専門店を対象に据え、11月上旬から中旬にかけて初めての合同展示会を大阪と東京で開催した。
厳しい市場環境下、専門店と会員メーカー各社商品の出会いの場を作ろうと企画されたもので、同協会会員企業13社(12ブース)が参加。専門店来場者は東西合計4日間で100軒という目標を超えるものになった。

既に百貨店でお馴染みのブランド(トリンプINJ、カドリールインターナショナル)から、肌に優しい天然素材にこだわった島崎(フリープ)や美光、マタニティのローズマダム、補整下着のタムラ、さらに専門店の品揃えに効果的な雑貨アイテムが揃うエトワール海渡まで、まさに同展コンセプトである「百花繚乱!」にふさわしい多彩な商品構成。
加えて、ギフトをテーマにしたディスプレイが会場を盛り上げていた。

各社の商品が一堂に会することに関しては、自社の技術やデザインが同業者に開示されることに対する危惧の声もなくはないが、それ以上にお互いの強みを発見あるいは再認識する場となっていた。
それぐらい、参加企業がそれぞれの独自性を発揮し、以前に比べると物づくりのレベルが数段上がったといっていいだろう。
今回の合同展開催が、より切磋琢磨の方向に向かう大きなきっかけを与えていたように思う。

「新しい商材や情報を求めていらっしゃる専門店様にとっての、出会いの場になればと考えました。展示会の成果はすぐに答えの出るものではありませんが、これを次につなげていかれればと思います」
同協会事務局の責任者・西谷正専務理事はこう話している。

レースとバストメイクにこだわったブラジャー(プルミエ)

海島綿やシルクなど上質な天然素材のニットインナー(美光)

話題の接着技術を駆使した新世代インナー(ユタックス)

時代性を取り入れたキュートなルームウエアとランジェリー(ナルエー)
 2014/11/20 10:38  この記事のURL  / 
「第三のブラ」が登場
昨日まで開催されていたトリンプ・インターナショナル・ジャパンの2015春夏物展示会で、従来のブラジャーの枠を超えた「第三のブラ」」が登場していた。
ブランド名は、「ワンダーメイク」。

昨年からヨーロッパトリンプで発売されている同名ブランドの日本バージョンで、この新製品のポイントはワイヤーにある。

メッシュシート状のワイヤー「ワンダーワイヤー」をカップに内蔵し、クッションパッドの間にはさんで圧縮。従来のワイヤーのような「線」ではなく、「面」でしっかり支えるというもので、見た目はおなじみモールドブラのバリエーションというところだ。
デザイン面では、モールドブラと同様、レース使いではなく、色やプリントで変化をつけているのが特徴。

つまり、「ワイヤー入り」の造形性と安定感、「ノンワイヤー」のソフトな着け心地をミックス、それぞれのいいとこどりをしたという新発想のブラとなっている。

同社のグローバルコンセプトブランドとしては、「シェイプセンセーション」「エッセンス」に次ぐ第三弾。とくにこの「ワンダーメイク」はブラジャーの今後の柱にと力を注いでいるのが伝わってきた。

既にシンプルなモールドブラ(シームレスブラ、インヴィジブルブラ)が主流となっている世界のブラ市場に対し、日本はレース使いを特徴とする接ぎのブラに根強い人気がある市場だが、今後のブラ市場がどう変化していくか、その一つの鍵をにぎる商品になるかもしれない。
ことに、長年にわたってカップ付ワイヤーフォーム一辺倒だった市場に、徐々にノンワイヤーやソフトブラが浸透している時だけに、ブラジャーの新しい動きとして注目される。

 2014/11/15 10:38  この記事のURL  / 
和ランジェリーが展示会デビュー
11月5・6・7の3日間は、渋谷ヒカリエホールで、ワコールのリーダー的存在であるワコールブランド事業本部の2015春夏シーズン展示会が開催されている。
ワコールブランドの総合展ともいえるもので、多くのブランドが一堂に会したものだが(子供用やCW-XからDIAなどのプレステージゾーンまで)、その中でも今回展示会初登場となったのが、“京都発、和ランジェリー。”と銘打ったきもののランジェリー、「和らんじゅ」。
同社広報・宣伝部の西池紀子さんが美しい着物姿で迎えてくださった。

シルク天竺、モダール天竺、強撚綿天竺という3つの、肌触りのいい上質な素材を軸に、着物ユーザーの身になって、着脱の良さなど隅々まで工夫がこらしてあるもので、和装はもちろんのこと、通常の洋装にも対応できる汎用性があるのが特徴。
下写真の中央は、同ブランドの企画開発に携わった坂東敬子さん。

京都らしい和の世界に、これまで洋装下着で長年培ったノウハウをベースに、新しい切り口で参入を果たしている。
 2014/11/06 22:31  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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