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「Lingerie+」第2回開催(その3)
同展第1回目から引き続き出展しているインポーターや国産ブランドも顔をそろえた。

お馴染みストレッチレースのソングがバラエティ豊かなニューヨークブランド「hanky panky (ハンキ―パンキー)」(インポーターはピーアンドティートレーニング)。
どんな業態にもなじむブランドだ。

フランスの若手ランジェリーデザイナーのブランド「Absolutely Pom (アブソリュートリーポム)」(インポーターはBBy)。独特のスタイルや素材の使い方にモードを感じさせる。

新しいインポートランジェリーの世界を紹介するラディクションでは、今回はアウターのセレクトショップの品ぞろえにも合いそうなオーストラリアブランド「Lonely(ロンリー)」が初登場(写真手前)。婦人服からのトータルブランドらしく、ランジェリーもコーディネイトの楽しさが味わえる。
写真の背景に見えるきれいな色合いは、伊ボローニャのラウンジウエアブランド「Grazia‘LLiani(グラッツィア・リアーニ)」。夏のバカンスなどで着るのが楽しくなるアイテムがいっぱい。

奈良に本社のある昭和5年創業のタカギは、発売2シーズン目のオリジナル自社ブランド「Aromatique Japan(アロマティック)を出展。
天然素材の魅力に満ちたこのニットインナーは、糸は自然な光沢のある超長綿で作られた伊「フィロスコッチア」を輸入。企画・デザインから編立・縫製の製品化はすべて日本国内で行っている。
5年越しの構想がかなった新ブランドで、既に伊勢丹新宿店、三越日本橋店で販売されており、リブ編みのキャミソールなどが安定した人気だという。

 2014/10/31 11:57  この記事のURL  / 
「Lingerie+」第2回開催(その2)
今回の新規出展組としては、(その1で紹介した「MEMAI」もそうだが)、婦人服業界で経験を積んできた人によるインナーウエア参入が目についた。

Mico de Cor(ミコデコル)」は、森川尚子さんと松永さつきさんによるブランドで、今年スタートしたばかり。
婦人服企画会社として多様なアイテムを手掛けてきたが、あくまで陰の存在。自社ブランドしてオリジナルなものをつくるなら、「誰のためでもない自分のためのボディウエア」にしたいと考えたという。
”Fun””Feel””Free”をコンセプトに、着心地のいいニットのノンワイヤーブラやショーツ、キャミソールを提案している。

2015春夏物は、スマイルコットンベア天竺、パウダーチュール、表面変化のあるストライプチュールなどを中心に、グラフィックな切り替えやカラーリングが持ち味となっている。
カジュアルウエアとしていろいろな着方ができるトップスも、リラックスした場面に欠かせない。


Souple Luz(スープレルース)」は、カットソーOEMメーカーによるインナーウエア&タオルのブランドで、オーガニックコットン(スーピマ綿)、ナチュラルダイを特徴にしている。
大人の女性のためのシンプルでエレガントな天然素材のニットインナーには、デザイナーの廣畑美由紀さんの想いがたっぷり。

植物から抽出したやさしい色合い
 2014/10/30 09:07  この記事のURL  / 
「Lingerie+」第2回開催(その1)
ランジェリーブランドの合同展「ランジェリープラス」の第2回目が、ファッション合同展「プラグイン」(会場:渋谷ヒカリエホール)の中で開催された。今回は、国産ブランド、インポーターあわせて計10社。
数は多くないが、ここに今のランジェリー業界におこっている新しいうねりが凝縮しているようにも思えて興味深い。

会場を順路に沿って進むと、一つの部屋のようになっているエリアに同ゾーンがあらわれた。
最終日(10月24日)のメインディスプレイを飾っていたのは、「MEMAI(メマイ)」。

実は6年前の「プラグイン」がデビューの場だったランジェリーブランドで、今回が再デビューとなる。
ブランド紹介のコメントには、「秘密を共有するウエア&ランジェリー」とあった。

デザイナーのミキさんは、高く結い上げた髪型に、シルクオーガンジーの黒のホルターネックドレスがよく似合う、小柄でチャーミングな女性。
サテンにリボンやレースをあしらった華奢なブラ&ソング、シルクシフォンのベビードール、さらにランジェリーの上に羽織りたいコートなど、そのコレクションもドラマチックなムードがたっぷり。
それらは一点一点、デザイナー自身が自宅のミシンで縫っているという。

いつまでも変わることないモードへの憧れ、ランジェリーへのロマンを感じさせるブランド。
ランジェリーマニアにも、おしゃれ好きな女性にも愛される世界だ。
 2014/10/27 20:08  この記事のURL  / 
サイズから解放された女性たち
あらゆる胸が美しいという名セリフは、確か吉行淳之介によるものだったと思う。
「胸(バスト)」とはすなわちその「女性」そのもの。
その大きさや常識的な美醜を超えて、あらゆるものに美を見出す感性に私はあこがれる。

そんなことを思い起こさせてくれたのが、「表参道アートフェア2014」の一環として10月23日から26日(日)まで開催されている「AZAMI−顔のないポートレイト」。
会場には、20代から60代まで13人の、顔のない女性のヌード写真が並んでいる(ただ唇が写っているものが多く、唇と乳首との相関性が印象的)。

これはワコール人間科学研究所の設立50周年を記念し、アッシュ・ペー・フランスの協力のもとに開かれた写真展だ。ガーズルカルチャーを先読みするフォトグラファー・田口まき氏(30代前半の女性)とのコラボレーション企画となっている。

実はこれらの写真のモデルたちは、普段は同研究所の測定に協力している人たちで、ブラジャーサイズからいうと、13人全員がC70。つまりアンダーバスト70センチのCカップだという。
同じサイズでも、バストの表情というのは、実に千差万別だ。

今回の撮影に当たっては、田口まきさん設問によるアンケート(「美しさ」を感じるとき、少女の頃に気に行っていた服、何にでもなれる魔法が1回だけ使えるなら等)を実施し、それをもとにイメージを膨らませて撮影に臨んだという
サイズという枠組みから解放された女性たち、その一人ひとりから発散されるオーラには圧倒されるものがある。

こういう文化的な取り組みは、長年にわたって女性のバストをみつめてきたワコールならではと痛感した。

 2014/10/25 12:07  この記事のURL  / 
赤い糸がつむぐ「愛の物語」
「ランジェリーク」の2015春夏物は、“DayDream”をテーマに、「白昼夢のような愛の記憶を回想するコレクション」を発表した。
店頭展開時期順に、全部で6グループ。赤を印象的に使ったシーズンとなっている。
中心価格帯はブラが9000円、メチエグループは1万6000円。

全体的に付加価値の高いコットン素材を効果的に使用し、「ランジェリーク」ならではの特別感を出している。



愛の始まりを予感させる《Ray》
恋に落ちた瞬間に走る〈光線〉のようなレース柄。

《Trapeze》(メチエグループ)
恋という〈ブランコ〉の上で心地よく揺れる気持ちを表現している。
強撚ストレッチクレープ(コットン100%)の男っぽい肌触りとリバーレースの組み合わせが絶妙。

ゆっくり〈緩やかに〉縮まる二人の距離に高鳴る気持ちを表現した《Andante》
楽譜の上で踊る音符をイメージしたレース柄に、初夏に映えるカラーリングと涼しげな綿素材。

《Row》
夏の風に吹かれて進むボートが木陰に止まり、光と影が二人を交互に照らす。バカンスの思い出を表現したリラックス感あふれるコットンシリーズ(綿リバーレースをはじめ、ローン、チュール、コットンストライプと多彩なコットン素材を使用)。

ロマンスという魔法にかかり〈永遠〉の愛を想う気持ちを表現した《Eternity》
突然の雨に葡萄の木の下で雨宿りしている情景をレースと布地で表現。縁取りの配色が印象的。

その〈後〉は、《Derriere》(メチエグループ)
透明だった感情が色を帯び、変化していく。表と裏を双方効果的に使った綿シルクサテン、リバーレースといった極上の素材が重なり合い、官能の世界へと誘うリュックスなシリーズ。

ある1冊の写真集からインスピレーションを受けたシーズン。フランス的なものと日本的なものが自然に交じり合ったコレクションとなっていて、「ランジェリーク」の次なる飛躍が感じられた。
 2014/10/22 14:18  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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