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パリ百貨店のウィンドゥ
世界からやってくる観光客でごった返しているパリの代表的な百貨店「ギャラリーラファイエット」。
たくさんの人が行きかう路面のウィンドウディスプレイには、この時期開催されていたファッション関連の展示会とのタイアップが登場。
ランジェリーも大きく割かれていました。しっかりと7月「モードシティ」の告知も水着で。
 2014/01/29 17:25  この記事のURL  / 
スポーツ満載のロンドン
パリ国際ランジェリー展も閉幕し、資料の整理に追われているのだが、その前に、忘れないうちにロンドンの市況ポイントをまとめておきたい。

ロンドンで必見のランジェリー売り場といえば、「セルフリッジ」。才能ある若いデザイナーの孵化装置に力を入れた百貨店として注目されていたが、最近はどうも様子が違ってきた。
ターゲットを明確におしゃれな富裕層に当て、「ラペルラ」はもちろんのこと「IDサリエリ」「マルジョレーヌ」といった華やかなブランドがお目見え。デザイナー系の編集売り場では、「プリンセスタムタム」のスポーツラインが大々的に打ち出されていた。

このスポーツ系のものが、なぜか今回のロンドンの街で目につく。
オックスフォードストリートを歩いていても、各国ハイストリートブランド(SPAチェーン)のウインドウには軒並みスポーツウエアのディスプレイ。

「H&M」などはブラジャーの売り場を思いっきり縮小した分、ヨガなどを意識したソフトスポーツ系ウエアの売り場が登場している。

あれ、ロンドンオリンピックは終わったはず。冬季オリンピックの影響なのか。

郊外に新しくできたアウトレットモール「ロンドンデザイナーアウトレット」にも足をのばしたが、その名に反して、スポーツブランドなど一般的なブランドがメインだった。スタジアムの近くという立地もあるだろうが、これほどにスポーツの時代なのかと驚かされた。
 2014/01/28 18:19  この記事のURL  / 
 パリ国際ランジェリー展始動
ロンドン、パリの市場視察後、恒例の「パリ国際ランジェリー展」の取材中。
昨日、初日は記者会見が開かれ、今年のクリエイター受賞が発表された。
素材の方は先に紹介しているが、製品の方はかなり難航したという。


受賞に輝いたのは、「アンドレ・サルダ」。確か2度目。
ご存じスペインのプレステージブランドだが、数年前にベルギーの大手グループの傘下に入っている。
ブランドの代表も、創業者からお嬢さんへと引き継がれ、新しいステップを歩みだしている。


それにしても、こういうのに該当するブランド(本来はもっととんがった将来性のあるブランドだったはず)が少なくなりました。
 2014/01/26 16:56  この記事のURL  / 
「ライフスタイル」をどう産業化するか
私自身が「ライフスタイル・ジャーナリスト」を標榜しているからというわけではないが、最近至るところで「ライフスタイル」という言葉を聞く。
この言葉ほど、便利であると同時に、非常にあいまいな言葉もないと思う。

産業というものはカテゴリーごとに明確にタテに分かれている方が、競争がしやすいわけで、日本の戦後もそういう業界ごとの競争で成長してきたといっていい。
それが今のように産業形態や流通構造が大きく変化すると、消費者目線を軸に、衣食住をヨコ切りにしたトータルな発想が重要になるのだ。
でも、この「ライフスタイル」をビジネスとして成立させるのは、たやすいものではない。

最近は、婦人服アパレル大手がインナーウエアビジネスに本格参入という話をよく聞く。
これは昔から繰り返されてきたが、インナーウエア特有の商売の難しさ(採算性の悪さ、サイズの細かさなど)から、(大手小売業のユニクロ以外は)あまり成功例がない。
先日、ボディファッション業界の賀詞交歓会でお会いした婦人服アパレル企業のトップに、参入の旨を伺ったところ、「トータルにライフスタイルをカバーするには、スポーツやインナーウエアを無視するわけにはいかない」といった返答であった。

ライフスタイルという言葉が使われるようになったのは何も近年ではない、既に今から半世紀前、「ファッションはライフスタイル産業でなくてはならない」と話していたのは、かの石津謙介氏である。
私もファッションはライフスタイルとほぼ同義語という考え方でやってきた。
フリーランスになって27年、インナーウエアという専門領域はずっと持ち続けながらも、ファッション・ライフスタイルトータルに取材を続け、いろいろな媒体で仕事をしてきたつもりだが、他者からは「インナーウエア専門」「下着一筋」と見られてしまう(それはそれでありがたいことです。核になっているのは下着かもしれないが、少なくとも『ランジェリー・ジャーナリスト』という肩書だけは使ったことがない)。専門分野を絞り込んでアピールした方がインパクトがあるが、それはどうも自分の性には合わない。

私自身がこれからやりたいのは、いかに人々が幸せなライフスタイルを持つことができるか、そして老人が幸せな生活を送れるようにしたいということ(もちろんそこに"内側"の問題も深くかかわってくるだろう)。これは若者の問題でもあるのだ。
そのために伝えるべきことは何かと模索している。「個」を普遍化するという作業であることは間違いないように思うのだが…。

以上は私の新年の抱負でした。

上野君子さんの〈ウエルエイジング日記〉「幸せなライフスタイルとは?」をご照覧ください。

 2014/01/17 11:29  この記事のURL  / 
新しいスタンダードの追及
政治の世界は長老復帰がニュースとなっているが、世の中は刻々と変化している。この時代の節目において、いろいろなところで新しいスタンダードの模索が始まっているように思える。

実用性の高いインナーウエアでいえば、新定番ともいえるデイリーな商品提案が大きな課題となっている。2014春夏展示会ではその辺りを意識した商品が多く提案されていた。消費税増税を意識した商品計画も多く見られた。

大きなスパンでみても、インナーウエアは極力縫い目を省いたシームレス(工業的には効率化、着る側からいえば縫い目がないということは肌への負担も少なく、外にも下着の線が響かない)という大きな方向性が続いているが、すっかり定着した感のあるのは、接着技術による機能性付加や切りっぱなしのフリーカット。アイテムもボトムからブラへと、広がりを見せている。ストッキングのような着圧変化もすっかりポピュラーになった。

じめじめ蒸し暑い夏に向けた物は、日本のお家芸。今年も通気性に富んだものが多く開発されている。


基幹アイテムであるブラジャーは、着用シーンに応じた多様化が顕著で、特に睡眠中向けははすっかりポピュラーになった。


便利なカップ付インナーは、アウター化が進行。ヨガなどソフトスポーツにもぴったり。


本格的な高齢化社会の中でまだまだ潜在需要があるのがシニア対応。オケージョンの広がりが見られ、着心地がよくおしゃれなものが充実している。


ノンワイヤーのソフトブラやカップ機能のあるキャミソールも、モード派ブランドではさりげなくエレガントな印象。


プレステージ性の高いブランドも、ロングセラーの定番スタイルの存在が欠かせない。


この年末年始、消費税引き上げ前の消費意欲向上と景気上昇が重なり、インナーウエア売り場は総じて動きがよかったようだ。
低価格だけでない新しい魅力を創出していきたいものだ。
 2014/01/10 17:48  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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