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成長する販売チャネルの強さ
縁あって、テレビ通販のプロジェクトに参加させていただいている。
テレビ通販企業については、5年以上前の草創期に、今回のコンペチター企業を取材したことはあったが、当時と(市場もメディアも)状況は激変しているし、実際に内側に入って体験してみないとなかなか分からないものだ。
成長著しいだけのことはある、すごい販売チャネルであることを痛感している。

何がすごいかって、それはただ1点。企業姿勢として、とにかく「売る!」ということに全エネルギーを集中させていること。
商品提供者に対しても徹底的にその姿勢を要求する。それはかなりのプレッシャーであるが、その位しないとモノは売れないだろう。

オンエア当日の番組内におけるナビゲーターはもちろんのこと、そこに至るまでのバイヤー、各プロデューサーといろいろなスタッフがかかわっているのだが(主力は40代か。女性が活躍している)、皆、それぞれにものすごく優秀でプロフェッショナルである。
スタッフ全員が一丸となって、どうしたら売れるかを最優先に考えている。

ゲスト出演者に対する研修制度が徹底しているのも特徴で、そのトレーニングマネージャーもプロにおいては超一流(キビしい〜)。
メディアの特質からいって法順守の側面が大きいこともあるが、商品提供側に対して、これほどまでに徹底した教育を行うチャネルは他にはないのではないだろうか。
商品提供側が努力してついていけば、協力を惜しまず応援してくれるし、ハイタッチな面もある。

購買層については、百貨店やSPAなどの店頭チャネルとも、これまた伸長しているネット販売ともかなり異なる面があるが、将来的にまだまだ大きな可能性をはらんでいることは確かだ。

その辺のことを身を持って体験できる機会が与えられていることは、まさにジャーナリスト冥利につきる。
 2013/06/26 22:30  この記事のURL  / 
ソフトブラの世界広がる兆し
ここのところ、ノンワイヤーブラやソフトブラがすっかり定着しているのを実感している。
ワイヤー入りプッシュアップタイプの緊張感もたまにはいいが、普段はソフトなものが多いという人が増えてきたのではないだろうか。

ついにソフトブラ専門のウエブショップ「BRACOCO(ブラココ)」もオープンした。
「ラ・ヴィ・ア・ドゥ」「ハヴィーナ」と、おなじみのブランドが並ぶ。

同サイトを始めた加藤由佳さんは、自身がソフトブラの愛用者で、ここ8年ほどはソフトブラのみの生活をしているという。

インスピレーションの源になっているのは、20歳の時に出会ったロンドンの「クイーンズ」という雑貨店。
内装から商品のセレクトやラッピング、店員、店の看板犬と、細部に至るまで、独特の異世界感に大きな刺激を受け、恍惚を感じて、このような店を自分で持ちたいと思ったという。

大学卒業後、紆余曲折を経て、起業のための資金作りに、企業受付の仕事をする。その時も、周りから「私もノンワイヤーしかつけない」「ノンワイヤーに興味あるけれど、子供っぽいものや清純派系ばかりで欲しいものが見つからない」といった同世代女性の声を聞いた。

最終的にはリアル店舗を持つのが、加藤さんの夢。
オリジナルデザインのランジェリーの他、美しいノートやフレグランスなど、時間をうっとり楽しめるような小物も集めて、店の雰囲気が楽しめるようなショップを持ちたいと話している。

若い世代は、バストをあげる、盛るといった厚パッド入りのブラが好きと思われているが、そればかりとは言えない。
ソフトブラといっても、リラックスシーンのみならず、多彩な顔に広がってきた。これからの市場の広がりが楽しみだ。
 2013/06/20 12:11  この記事のURL  / 
1920年代トレンドが到来?
話題の映画『華麗なるギャツビー』を公開初日に観に行った。
ハリウッド大作映画を毛嫌いしている私がなぜかというと、1920年代には格別の思い入れがあるからだ(それは日本の大正時代に対しても、アールデコ華やかなりしヨーロッパに対しても)。

『華麗なるギャツビー』はフィッツジェラルドの原作にもトライしたことがあるし(結局何だか良く分からなかったのだが)、ロバート・レッドフォードとミア・ファローの前作映画も観ている。

今回はそれらとはまた別物という印象で、とにかくド派手。ものすごいお金のかけかたをしている映画であった。
「これぞアメリカ!」というほどに見ごたえたっぷりであったことは確かだ(監督をはじめとするスタッフやキャスト、そして撮影場所も、オーストラリアが主力)。
映画の作りとしては前作より数倍もよく出来ているに違いない。目の肥えている今の観客はちょっとやそっとじゃごまかせないから。
私は3Dで観るのは避けたが、それでも映像は迫力満点で、刺激が強すぎたか、その夜は興奮してあまり眠れないほどであった。

しかしながら、不思議なことに、ファッションはあまり印象に残らなかったのである。(音楽も同様のことが言えるかもしれない)。
もちろんファッションに手を抜くはずはなく、プラダやティファニーが女性陣の装いを盛り上げている。だが、あまりにもてんこ盛りすぎて(画面の中に情報が多すぎて?)、新鮮な感動というものには乏しい。
この辺は昔の映画に軍配があがる。

蛇足ではあるが、同映画が始まる前にあった長い予告編は、宮崎駿の次回作『風立ちぬ』だった。同じ1920年代でも、こちらは貧しかった日本を舞台にしている。
同じ時代(太平洋戦争前夜)の日米の対比をぶつけたところが気になった。

「野望」「狂乱」とその後にやってくる「虚無」。今の時代に呼応するからなのか、妙に切なさが後を引く映画であった。

ファッションシーンにおいて、1920年代のトレンドが本格的に到来するか、どういうふうに影響を与えるのか、じっくりみていたい。

 2013/06/15 22:20  この記事のURL  / 
高温多湿に負けないブラ勢ぞろい
本格的な梅雨に突入。毎年のことながら、この時季の鬱陶しさにはまいってしまう。
体の中でも、バストは想像以上に汗やムレが気になるところ。
少しでも快適に過ごすには、まず内側の基本からということで、店頭に並んでいる代表的なブラジャーを紹介しよう(価格帯は、4000円前後〜5000円台が中心)。

ワコールの今シーズン主力商品は、「風と谷間のブラ」。
詩のようなネーミングのこのブラは、カップの中に空気の流れをつくりだす新型パッドにより、胸元の汗ムレを軽減し、きれいな谷間をつくるというもの。

チェーンストア(量販店)向けブランド、ウイングの夏ブラ「さら肌ブラ」は、加齢による体型変化があらわれ始めた年代をターゲットに、カップの通気性をさらにアップさせている(ブランドは「kirei」)。


トリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、フィット力のある厚パッドタイプからも、軽くナチュラルなニュータイプからも、夏ブラが登場。

おなじみ「恋するブラ」は、伸縮性のあるソフトストレッチカップと、低反発素材のメモリークッションパッドでバストにフィットするのに加え、カップ裏の綿混素材がさらりとした着け心地を。


45歳以上の大人の女性を意識した「ヘルシービューティレシピ」。その中に組み込まれた「トリンプ フリーブラ」は、軽さとラクな着け心地が特長。肌側に通気性に優れたメッシュ素材を使用したカップが、よりリラックスしたストレスフリーな気分にさせてくれる。


ネット通販限定商品にも、胸もとの汗やムレに対応した商品が少なくない
豊かなバストをコンパクトに見せると人気の、ワコール「小さく見せるブラ」。
多くの夏用ブラに共通し、肌に当たるカップ内側にメッシュ素材が使われている。


 2013/06/12 10:52  この記事のURL  / 
黒い鎖をたどっていくと…
ワコールのプレステージブランド強化策の中でも、変わらぬ存在感を放ち続けている「WACOAL DIA」。直営店2店舗と百貨店7店舗(加えてロンドンのハロッズでも展開)で、ファン層を着実に広げている。

銀座の直営店で開かれた2013秋冬の展示会では、まず海底に眠る宝箱をイメージした黒一色のグループがお出迎え。何やら意味深な黒い鎖がテーマモチーフとなっている。


和の雰囲気をアーティスティックに仕上げたのが、“糸すすき”をテーマにした優雅なレースが胸元を飾るIKEBANAのグループ。ここまで繊細な刺しゅうレースは世界でもなかなか見られない。

また、同ブランドのトータルクリエイター、神尾さんのお茶目な遊び心が出ているのが、クリスマスシーズンに向けたタータンチェック(ジョーゼットとパワーネットのプリント)のグループ。女性らしいボディラインを強調したシルエット、紫がかった紺色のレースとの組み合わせも光っている。

 2013/06/08 22:10  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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