« 2013年04月 | Main | 2013年06月 »
オトナ世代の肌変化に対応
グンゼによるエイジング世代=オトナ思春期向けセミナーが、銀座の小さなホテルで開催された。
まず、代表取締役である児玉社長が同社の事業内容の紹介を兼ねたご挨拶。その後に、レディスMD部の後藤直子部長が登場し、先日の展示会にもいらしていた医師の対馬ルリ子氏(女性ライフクリニック銀座院長、NPO方品女性医療ネットワーク理事長)をゲストに迎え、双方の立場から「オトナ思春期」(更年期世代)の下着選びにまつわるトークを繰り広げた。

キーワードは、「オトナ思春期(更年期世代)」「ランジェリー愁訴(副交感神経の活動を抑制するブラの弊害)」「第四の下着(着心地の時代)」の3つ。
印象的だったのは、同じエイジングの問題でも、ファンデーションメーカーは体型や解剖学的なとらえ方をするのに対し、肌着メーカーであるグンゼは「生理学」としてとらえているという表現で対比させていたこと。
長年、女性の体と心の変化に取り組んできた対馬氏の、女性ホルモンの分泌低下が及ぼす内科的体の変化、あるいは肌変化の話は、より身近に感じられた。
病気とまでは言えないが、さまざまな体の不調につきあっていかなくてはならないことは多くの女性が体験している。

商品としては、KIREILABOの縫い目や商品タグのないタイプを中心に紹介。実用品市場の同社の優位性をアピールしていた

考えてみると、同社はこれまで新製品の発表や物づくりを紹介する機会は少なくなかったが、このように企業姿勢やエイジングに対する考え方をアピールする機会は少なかったように思う。
企業アイデンティティの新しい局面が、オトナ世代の女性たちに託されているようだ。
 2013/05/25 21:27  この記事のURL  / 
ハイウエストアイテムに注目
極端な冷え症である私はこれからの季節がちょっと憂鬱だ。
ついこの間まで暖房だったのに、空調ははや冷房に切り替わり、ちょっと肌寒い日でも、混み合う前にリスク回避しようと思うのか、電車の車内は朝から冷房がオン状態。世の中の妙な景気回復フィーバーか何か分からないが、あの「節電」はどこに行ってしまったのだろう。そういう電車に1時間も座っていなければならない私は、真夏でも素足にサンダルというわけにはいかなくなった。
スポーツジムなども同様、ぎんぎんに冷やすから、冷え対策に神経を使う。
レストランでもロマンスカー車内でも、あちらこちらで寒い寒いと言っては、顰蹙をかっている。

そんな私ならではかもしれないが、2013秋冬物のインナーウエア各社の展示会で、ハイウエストアイテムが気になった。
何しろ、冷え対策の中でもお腹は重要なポイントだからだ。

ワコールのストッキングブランド「サクセスウォーク」では、ハイウエストの厚手タイツが新しく登場。
いつもタイツやストッキングを着用する時、上に重ねるパンツやスカートとのみっともない2段が気になっていたが(ウエスト位置はアウターよりもタイツの方が上にくる)、ここまでハイウエストなら背中もすっきり。

冬の夜、寝る時に、欠かせないのが、「毛パン」タイプ(美光)。これは日本独自のアイテム。

肌触りのいい厚手の成型ショーツも、ハイウエスト(美光)。

最近は男性も冷え症が少なくないらしい(写真は「ワコールメン」)。

ハイウエストアイテムといっても、欧米と同様に、ボディシェイプ効果を狙ったものも少なくない。
ここ数シーズン、世界的なトレンドだったシェイプウエアの基幹アイテムは、ハイウエストガードル。日本ではそういうハードなものだけではなく、ソフトで便利なものへ広がっている。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン「シェイプセンセーション」の新製品2タイプは、いずれもお腹に焦点を当てたハイウエストボトム。
右の「美ウエストライン」は、ミニ丈ペチコートにウエストニッパーが合体したようなかたち。左の「即効くびれメイク」は、“くびれ”を作るガードル。


ワコール・ウイング「KIREI」のガードル。ストレッチレースでウエスト回りを優しくシェイプする。〈ウエストすっきり。段差レス〉というPOPが。
最近、この「段差」解消が一つのキーワードとなっている。

こういうおしゃれな薄手のボトムもハイウエストが登場している。お腹をふんわりカバー(「ランジェリーク」)。


どれも年間活躍しそうなものばかりだ。

 2013/05/20 15:44  この記事のURL  / 
「ラブ、エイジング。新章」
今週後半は、渋谷ヒカリエホールで、ワコールの2013秋冬総合展示会が開かれている。
エイジングをテーマにしたインナーウエアや主力のブラから、DIAなどのプレステージライン、輸入品、メンズまで、百貨店を対象にしたブランドが一堂に会しているので、まさに今のワコールの商品開発の全貌が見て取れる。
展示会テーマは、「ラブ、エイジング。新章」。

それぞれにMDの完成度を高めているが、中でも、私が一番印象に残ったのは、「−5歳の魔法 着やせパンツ」だ。

「−5歳」シリーズもすっかり定着したが、今回は単品としてもインパクトのある商品だった。
非常に薄く軽い新素材が使われているのだが、おなか、二の尻、内もも、腰上などに、レース調のフロッキープリントが施されて これが着圧によるサポート効果の機能があるという。
身に着けると、ボディペインティングやタトゥのような効果が生まれるのではないかと想像される。

あくまで体型補整やフィッティングという“機能”を主軸にしながら、それを次なる美的満足の段階に推し進めた。そういう意味で、非常にワコールらしい商品だと思った。






これと、背中あわせでディスプレイされていたのは、「ナイトアップブラ」。
当初はすきま商品の一つだった睡眠時向けのブラが、いくつかのブランドの中に組み込まれるようになり、このように表舞台を飾るに至っているのは感慨深かった。

この二つは、同シーズン「ラブ、エイジング。」プロモーションの主力商品で、前者が9〜10月、後者が11〜12月の展開になるという。
 2013/05/16 11:02  この記事のURL  / 
百貨店輸入品市場の新顔
フランスのランジェリーブランド「シャンテール」のインポーターであるアイ・ピー・エフが、この度、同ブランドの妹ブランド「パッショナータ」の取り扱いを始めた。

「パッショナータ」は80年代末期にスタートしてから、若々しいトレンド感と手ごろな価格帯で、フランスでは人気を得ている。日本ではブラジャーで1万円を切る価格設定で、インポートの底上げを図ろうというもの。

そのお披露目に、新宿高島屋では「パッショナータフェア」を15日(水)から28日(火)まで売り場で開催(期間中、お買い上げのお客様先着30名に、オリジナル手帳をプレゼント)。

「アベノミクス」で活気づいている百貨店だが、消費者の購買意欲の高まりはランジェリーにも及ぶだろうか。
いろいろな分野で高級品が好調というニュースを聞く。ランジェリーの場合は、国内外のブランドが入り乱れる、この1万円を切る価格帯が一番の争点になりそう。
 2013/05/13 23:04  この記事のURL  / 
世代別マーケティング盛んに
今週は、ワコール・ウイングブランド事業本部と、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの2013秋冬物展示会がそれぞれ開かれた。
しかも、前者はベルサール汐留、後者はオフィスのある浜離宮三井ビルディングと、展示会場が非常に近距離。たて続けに拝見することができた。

それぞれの企業らしさが出ていいたが、共通していたのは「世代別(ターゲット別)マーケティング」の強化。
ウイングは、主力は「キューティ」「キレイ」「グレーシス」の3つだが、着け始めのジュニア世代からシニア(マチュア)世代まで、女性のライフステージをほぼカバーし、GMSなどチェーンストアチャネルでの挽回を図っている。


トリンプは、ブランド構成は従来のままだが、10‐20代は直営SPAブランド「アモスタイル」、25歳以上は「天使のブラ」他、45歳以上は「ヘルシービューティレシピ」(4つの柱に5ラインで構成)というように、世代別のくくりを明確に打ち出していた。


中でも需要の伸びているのが40−50代向け商品で、既に3月に秋冬展示会を済ませているグンゼも、レディスインナーで一番力を入れていたのは、いわゆる更年期世代を対象にした「KIREILABO(キレイラボ)」だった。


ファッション感度はノンエイジでもOKだが、こと体が求めるニーズからみると“エイジング”は避けて通ることができない。
国内インナーウエア市場の主戦場は、ここにきて改めて日本流マーケティングの強みを活かした世代別の時代となっている。
 2013/05/11 21:32  この記事のURL  / 
| 次へ
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
リンク集
2013年05月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
月別アーカイブ

http://apalog.com/inner/index1_0.rdf
アパレルウェブ
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード