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ウォーホールをテーマに
“POP UP SHOW”のインビテーションに導かれ、「ランジェリーク」の2013AW展示会へ。
都市型百貨店にもはや欠かせない存在となったランジェリーブランドだが、今シーズンのテーマは、60年代ニューヨークのアンディ・ウォーホール。
「ランジェリーク」とウォーホール? 一瞬、どんなものになるか想像がつかなかったが、古きよきウォーホールの時代の空気が、見事に「ランジェリーク」流にエレガントに取り入れられていた。グループごとに紹介しよう。

〈Flowers〉

ブラとペンダント(写真では腰にベルトのように)がおそろいの花柄プリント。
ニューアイテムのハイウエストショーツもシフォンというのがいい。


〈Serendipity〉
レースの使い方が絶妙。

〈Glamorous〉
パーティに集う人々をイメージしたシックでゴージャスなグループ。


前シーズンからスタートした、ハイグレードのメティエラインは次の3グループ。
〈Shirley Temple〉
リボン柄リバーレースにシルクサテンで、甘さはおさえめ。

〈Edie〉
ウォーホールのミューズ、イーディにちなんだグループは、シルクジョーゼットから透けて見える濃色レースの演出が大人っぽい。

〈Studio〉
クリスマスシーズンに向けたグループ。今年は赤の代わりにバイオレットを。
ソックスブランド「キワンダ」とのコラボによるクリスマスセットは、ギザギザのコットンレースが効いている。


 2013/04/27 21:57  この記事のURL  / 
ネットから生まれる新商品
ここ数日の冬のような気温にはまいったが、店頭では既に夏の準備が進んでいる。同様に、Eコマース(ネット販売)も季節感が重要になっている。

当初、インターネットでファッションを売るのは難しいと言われていたのはウソのように、私たちの生活の中にすっかりネット通販は定着している。
特に、何でも見て購入できる環境の都心ではない所に住む者にとっては、ネットは本当に便利である。

利便性だけではなく、少数派の声がくみ取れるのもインターネットの大きな特性だ。
なかなか悩みが表に見えにくいランジェリーの分野はなおさら。
例えばミニマイザー(ボリューム豊かなバストを小さくコンパクトに見せるブラ)のようなすきま商品が生まれたのも、ネットによるところが大きい。
今や、ネットという販売チャネルが、本格的な販売スタートの前のテスト販売の役割を果たしているともいえる。

インターネット通販ワコールウェブストアでは、4月中旬から「着こなし上手なリトルブラ」をウェブ限定で発売している。

小さなカップ面積、細いバックのひも部分と、全体を小さくすることで、胸元や脇、背中の開いたこれからの季節のアウターウエアに対応するブラ。下着が見えることを気にせずにファッションが楽しめるというものだ。

ワコール人間科学研究所の研究開発の中でも、まだ商品化されていない研究成果を商品化する「すごい下着発明部」のシリーズ第4弾になるという。

ワイヤーブラ一辺倒だったブラに、ノンワイヤータイプもすっかり定着した。
従来はバスト全体をカバーするブラが善しとされる時代もあったが、こういう開発によって、ランジェリーの多面性、多義的な魅力が同時に発信できるのは非常に意義があると思う。

 2013/04/23 10:49  この記事のURL  / 
グローバル市場の今 その4
ランジェリーSPAを名実ともにリードする「ヴィクトリア・シークレット」。
その安定した強さは、日本のファッションビジネス関係者も常に注目させている。

ロンドンの大型旗艦店は、ニューボンドストリートの角にある。
夜でも煌々と照明が輝き、ド派手なウィンドウディスプレイを演出していた。
ウェストフィールド・ストラットフォードに続き、これも3カ月前の写真で恐縮だが、公開させていただくことにする。

ウィンドウに飾られていたのは、ショーで使われた舞台衣装のようなランジェリーの数々。

ドアマンがお出迎え。1階はコスメの売場が大きくとられている。

店内はとにかくモールドブラのバリエーションが中心だが、装飾的なデザインに力が入れられている。
ショッピングセンターよりも価格帯が高く、50ポンド近いものも(ウエストフィールドの方は10ポンドから)。
ショーツは5枚で20ポンドなど、まとめ買いを促すのがアメリカのスタイル。

地下は、カジュアルラインの「ピンク」。アメリカンなパーカ&ボトムが基本。ヨガウエアが充実していた。

最上階にゆったりとられたラウンジ。訪問当日は出入りも撮影も自由にさせてくれた。

大きなスクリーンで映像を流している階段スペース。ガラスと鏡でキラキラ。

階段を下りていくと、待ちくたびれたような男性の姿。
当日はこのような家族連れの姿が目についた。

 2013/04/18 00:26  この記事のURL  / 
グローバル市場の今 その3
イギリスを代表する小売業といえば、ご存じ「M&S(マークス&スペンサー)」。伝統的な庶民派百貨店といっていいだろう。
食品から衣料品まで何でもそろうが、昔から下着に力を入れていることはよく知られている。百貨店といっても、すべてが同社オリジナルで開発しているので、日本でいうとGMSのチェーンストアに近い。

世界のSPAが集結したウエストフィールド・ストラットフォードにおいても、「M&S」は堂々のキーテナントとして存在感を誇っていた。
私はここにイギリスの良心のようなものを痛烈に感じ、なぜかホッとするものがあった。

広々としたランジェリー売り場。ごく普通だが、基本的なものがアイテムごとにきっちりそろっている。


スポーツブラのコーナーの充実ぶりに目を見張る。ランジェリー売り場らしく、ほとんどがワイヤー入りパッド付き。もちろんサイズ構成もきめ細かい。
個人的にはもっとソフトなものも欲しいが、スポーツ売り場とは明確に差別化した姿勢は好感がもてる。


毎シーズンのトレンド提案も話題で、2013春夏のテーマはトリコロール。1月中旬の段階で、春夏新製品がきちんと打ち出されていた。
ファンデーション、ナイトウエア、それぞれにMDやディスプレイが秀逸。
 2013/04/17 00:01  この記事のURL  / 
グローバル市場の今 その2
ウエストフィールド・ストラットフォードには、ランジェリー専門のSPAチェーンも勢ぞろい。

目玉は何といっても、昨秋、イギリス市場への本格上陸を果たした「ヴィクトリア・シークレット」。
ニューボンドストリートの路面店は、旗艦店にふさわしく、ブランドイメージを伝える場所となっているが、ここショッピングセンターの方は完全に売りを狙っている。
ローカルマーケティング万全というべきか、アイテムやスタイルはごく絞り込まれていて(ほとんどがモールドブラ)、広い店内に似たようなハデハデ商品がこれでもかというほど展開されていて、正直、おなかいっぱい。アメリカンセクシーを好む層はそれほどいるのだろうか。


「ヴィクトリア・シークレット」にオハコを取られた感のある「ラ・センザ」(カナダのSPA)。
セクシーなビビットカラーが持ち味。


イタリアの「インティミッシミ」は、カジュアルでユニセックスなテイスト。


セクシーランジェリーやSMグッズ満載の「アンサマーズ」。


メーカー直営系のSPAチェーンも数店。
「トリンプ」の店頭は、「メーカー」であることが強調されている。


フランス「オーバドゥ」。


オーストリアの高級ストッキングブランド「ウォルフォード」。
最近、ストッキングブランドはシェイプウエアに力を入れているところが多い。


このほか、写真にはないが、アバクロのランジェリーSPA「ギリー・ヒックス」や、「カルバン・クライン」も。

 2013/04/16 13:30  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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