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13春夏ユニクロは色柄満載
渋谷ヒカリエホールで、ユニクロ2013春夏物の発表会。
会場の入り口正面には、春夏の代表的なコーディネイトが展示されていたが、今回はとにかくカラーMDに力が入れられ、プリントの比重も高い。
カラーは、春はきれいなパステル、夏はブルーの濃淡、盛夏はよりカラフルにと、大きく3つのストーリーで構成。
ユニクロを着ているとすぐに見破られないだけの商品バリエーションがある。


インナーウエア関連は、人気の「サラファイン」が世界デビューに際し、「AIRism(エアリズム)」と改称して登場。空気のような軽さ、「着ている方が涼しい」という快適さを強調している。


夏といえばブラトップだが、従来のキャミソール型に限らず、ワンピースまで多彩なバリエーションを広げた。ブラ機能のあるアウターが勢ぞろい。


今年、メンズでスタートしたステテコが、レディスにも登場(写真中央部)。その名も「リラコ」。プリントが種類豊富にそろっている。

 2012/11/29 23:18  この記事のURL  / 
ブラが軽くなった !
2013春夏商品を発表する国内インナーアパレルの展示会がほぼ終了した。
風向きの変化をいくつか感じたが、その筆頭にあげられるのが、基幹アイテムのブラジャーが軽くなったこと。
シェイプウエアのトレンドに象徴されるように、体型補整機能がバストから全身のシルエットに移っている分、胸元は自然に軽くということだろうか。

ノンワイヤーや軽い作りのトライアングルブラが市場に定着し、スタンダードになりつつあるのにしたがって、ベーシックな補整タイプも確実に軽くなっている。
デザイン的に、コテコテのレース使いが飽きられ、すっきりとモダンで洗練されたものが好まれるようになっていることの影響も大きい。


「天使のブラ」「恋するブラ」と、かなり分厚いパッドを特徴にしていたトリンプ・インターナショナル・ジャパンだが、45歳以上の女性をターゲットにした新製品「トリンプ フリーブラ」の、これまでとは違う「まるで着けていないような」軽さに好感が持てる。
ちなみに、来シーズンはこのようにカップ裏がメッシュづかいになっているものが他社商品でも目につく。


グンゼの「軽ブラ」。肌着メーカーが提案する補整下着として、ノンワイヤーの軽いブラジャーに着目。デザイン性も決してオバサンぽくないところがいい。ちょっとレトロな雰囲気がかえって新鮮。


ワコールは春中心から、ブラの実需期である夏の比重をアップ。2013夏の新製品「風と谷間のブラ」は見た目にも爽やか。「女たちよ、ムレるな、コモるな、ベタつくな。」というキャッチコピーがいい。

 2012/11/23 22:47  この記事のURL  / 
軽やかに揺れる’13SS「DIA」
クチュールという言葉がぴったり似合う「WACOAL DIA」。純国産のクチュールブランドだ。
展示会の記者向け説明会では、トータルデザイナーの神尾さんから、次シーズンのコレクション一つ一つについて語られるので、デザインの背景にあるものやディテールへのこだわりが強く伝わってくる。

スタートから10年目の節目を迎えようとしている同ブランドは、合計10店舗展開(直営店2店、百貨店7店(21日オープンの阪急うめだ本店含む)、ロンドン・ハロッズ店)で、計画通りの成長を見せている。

“アーティスティック”を年間テーマに、美術的な視点をより強化したいという2013年。
春夏シーズンは、からだの動きにつれて違った表情を見せたり、また風のひと吹きではらはらとなびいたりするような、変化する美しさが印象的だった。

胸元のダーツ、ランダムに揺れる短冊状のレース、たっぷりしたチュールの中に隠れた裾の刺しゅうと、見えないところに丁寧な仕掛けがいっぱい。
アイテムはプレタポルテのように多彩だが、縫製や始末に、ランジェリーならではのテクニックが活かされているのが、「DIA」ならではの強みといえる。


ブラジャーはシンプルでありながら、独創的なパターンが光っている。

                 ダイヤモンド柄のシックなモノトーンプリント。


華やかな芍薬の柄のレースで、女優のように。
パーティドレスとしてもいいし、上下別々にカジュアルな着こなしも楽しめる。
 2012/11/19 15:08  この記事のURL  / 
「エッセンス」デビュー
ランジェリーのメガトレンドは、「機能性」(体型補整)を一つの軸としながら、それとは対極に思われるようなヨーロッパらしいエレガントな流れが帰ってきた。
ランジェリーの「夢」を与える部分でありながら、日本的ともいえる華やかで装飾的なレースワークとはまた異なる、洗練された世界である。
これは市場で今後、最も争点となる部分に違いない。

トリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、引き続きシェイプウエアの「シェイプセンセーション」に力を入れながら(こちらはアクティブスポーツの方向へ広がり)、新たにプレミアムライン「ESSENCE(エッセンス・バイ・トリンプ)」をデビューさせる。

トリンプグループのグローバルコンセプトに基づいたブランド開発の第二弾。ヨーロッパで先行発売されている新ブランドで、その世界観は共通させながらも、日本市場に向けてはパターンもデザインもすべてジャパン社のオリジナル企画で臨んでいる。

長年に培われた技術力をベースに、上質な素材とディテールへのこだわりによるクチュール感覚が、乙女心をくすぐる。
価格帯はブラジャーで1万円前後。国産とインポート物のブリッジゾーンといえる。

今年11月下旬に、伊勢丹新宿店と阪急うめだ店で先行発売される。


デザイナーの田村静江さん(プロダクトデザイン部3課専任課長)は、ワコール、サルサロッサ(ワコール×ワールド)を経て、同社に入社してから7年のキャリアの持ち主。

「私たち世代が求めているもの。その多面性を提案していきたい」と話す。



今、ランジェリーは、一気に多面性を帯び、両義的なものが同時に存在する時代に突入しているようだ。

 2012/11/14 23:05  この記事のURL  / 
変化に富んだワコール総合展
先週、渋谷のヒカリエホールで開催されたワコール総合展に次ぎ、今週はトリンプ・インターナショナル・ジャパン社の展示会と、大手メーカーの展示会が続く。
2013春夏ワコール総合展についてまだお伝えしていなかったので、遅ればせながら。

今回の展示会のテーマは、「研究力×新発想」。
百貨店チャネルを中心とするワコールの代表的な部門の新作発表だが、インナーウエアをはじめ、パーソナルウエア(ナイトウエア)、ファミリー(マタニティやキッズ)、ウエルネス(スポーツなど)、さらに同社が輸入している海外ブランドまで、オールワコールに近いかたちで、多岐にわたる商品構成が一堂に会した。

以前のようにシーズンごとに違うテーマで商品を総入れ替えするのではなく、多くが前シーズンを踏襲しながら、地道に新しい要素を取り入れていくというスタイル。
時には、従来の「ワコールらしさ」から一歩前に進んだところで、新しい時代を切り開こうという姿勢も垣間見られて興味深かった。

日本のインナーウエアの最先端が集約されている中で、輸入品ブランドのコーナーも存在感を発揮。
アメリカらしいカラフルなモールドブラの「b.tempt‘d(ビ・テンプティッド)」(米国ワコールのブランド)、また今年初頭にワコールが子会社化した英eviden(イヴィデン)社の傘下にあるモダンなモード感覚の「Huit(ユイット)」(仏ブランド)。共に総合展には初お目見えのブランドが、全体の中でスパイス役を果たしていた。下写真は2枚とも「b.tempt‘d(ビ・テンプティッド)」。


これだけ世界がグローバルになったとはいえ、ことに表には見えない衣服であるインナーウエアにおいては、お国柄というのは明確に残っていくものなのだろう。
その豊かなバリエーションを楽しむことができるのはやはり幸せだ。
同時に、製造業側からいうと(あらゆる業界に共通していることだが)、日本ブランドならではのアイデンティティの模索が続く。
 2012/11/12 23:09  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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