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おしゃれなニットキャミ強化
機能肌着だけじゃつまらないというわけで、2012春夏は、ブラジャーを核とするグループにおしゃれなニットキャミソールをラインナップしているのが目につく。
それぞれにブラとのコーディネイトも楽しめる。

「ランジェリーク」のリバーレースグループ。見た目はクラシックだが、身生地にはモダールスムースを使用。

同じグループで、シンプルでモダンなタイプも。


グンゼ「トゥシェ」では、ドレープがたっぷり入ったシャーリングキャミ。
肩ひもは取り外せる。


そして、汗取りパッド付きもすっかり定着し、エレガントな「アンテリージェ」でも取り入れられている。

 2011/09/23 20:21  この記事のURL  / 
ライフスタイルの変化がもたらすもの
プロモスタイルのスポーツ&ライフスタイルセミナーがおもしろかった。
同社のセミナーは、カラー&インフルエンス、デザイントレンドにいつも参加させていただいているが、また違う切り口から、生活者が肌で感じる時代の変化というものを再認識させてくれた。
スポーツとライフスタイルの軸にあるものは、「体」であり、特に今、人々のスピリチュアルな次元の欲求が高まっている。

2013春夏シーズンの〈ライフスタイル動向とスポーツデザインの行方〉のテーマとなっていたのは、「自然体に返る生活者を惹きつける原点回帰的ウェルビーイング志向」。
世界的な経済不況、自然災害、社会の変化といった大きなうねりの中で、人と人がつながるコミュニティ、そしてナチュラルライフがより重要になり、新しいコミュニティやビジネスの可能性が出ている。バーチャルな世界が進化すればするほど、素朴な原点にもどるというわけだ。

その例として、自転車がクローズアップされているし、旅行も従来のお決まりの観光旅行から、スポーツアクティビティを組み合わせた滞在型旅行に関心が移っている。日本もここに来てようやく、本質的な意味で欧米に近づいているのかもしれない。

個人的なイメージをいうと、ジムで行うヨガはすっかり定着しているが、自然の中で(例えば海風に吹かれながら)ヨガをしたい…。四季折々に戸外でのピクニック(ワインとパン、チーズをかかえて)を楽しみたい…。
そこにいてほしいのは、ファミリーや友人などの親しい人たち。そうでなくても、ニーズを共有した人々との新しいコミュニティができるのかもしれない。

持続可能な社会の実現のために、個人個人も無駄を省き、あるいは生活をリセットし、自然と密着したアクティビティを楽しむ傾向にあるこの時、ファッションも従来とは違うものが求められている。
ファッションとスポーツ、そしてライフスタイルは、いよいよ切り離せなくなってきた。


 2011/09/19 11:15  この記事のURL  / 
繊細なランジェリーの魅力
国内インナーアパレルの2012春夏物展示会が始まっている。
昨日、今日の2日間(9月14・15日)は、中目黒で「ランジェリーク」(カドリール・インターナショナル)の展示会。

同シーズンは、南仏のリヴィエラをテーマに、バカンスのリラックスした雰囲気を表現している。

5グループの中でも一番印象に残ったのは、さらさらした感触のクレープ調プリントシフォンに、リバーレースを重ねた”エズ”。
ミモザのほのかな小花柄が爽やかで、南仏の風やハーブの香りを運んでくれるよう。
ホワイト、ピンク、ベージュ、ブラックと、色によってまったく異なる表情を見せているのもおもしろい。


写真の向こう(右側)に見えているのは、綿サテンのグループ。
夏になると必ず登場するコットンのランジェリーだが、ナチュラルでノスタルジックというだけでなく、光沢のある素材と、シャンパンの泡のようなリング柄の刺しゅうが気品を感じさせる。

ドレス感覚でリバーレース使ったものや、水着のようなモダンなグループなど、その他も、「クロエ」で培ったモード感覚をいいかたちで継承している。
世界的に実用性、合理性が優先される昨今のインナーウエア事情だが、こういう繊細なランジェリーの魅力を忘れたくない。

 2011/09/15 13:48  この記事のURL  / 
年々進化する肌着
肌着の重要性を再認識した夏だった。
既に多くの機能素材、機能性肌着が市場には出ているが、来年はどうなるのだろうか。

今日、開催されたグンゼの2012春夏物展示会。
同社おなじみの「クールマジック」がまたまた進化している。
吸汗速乾、冷感機能が定着した今、来年はより快適な着心地に力が入れられている。

最新極細繊維マイクロモダールエア(レンチング社)に、グンゼ独自のエコマジック加工を施し、汗の不快なベタつきを解消。
メンズでは新感覚の鹿ノ子のシャツ、レディスでは汗取り付キャミやベアフライスの肌に優しいブラなどが紹介されていた。

展示会会場では、素材の「濡れ戻り」の良さ(べとつきにくい)、「肌離れ」の良さ(汗で肌着が体に貼りつくのを防ぐ)の実験が公開されていた。
 2011/09/14 23:53  この記事のURL  / 
裏側に仕掛けあり
今回の「モード・シティ」(もう2カ月前になりました)の恒例イベント、「ウルトラ」ショーで、ランジェリー部門の賞を受賞したのが、アイルランドの「embrace(アンブレース)」。
(中央の2人の女性、右側でトロフィーを持つのが同ブランドを起業したCEOのReenagh McCallさん)


独自性と質において世界を代表するブランドと、その創作を支える素材メーカーの協業による作品が発表される「ウルトラ」ショーも、すっかり定着した。ランジェリー全体が実用的で合理的な傾向が強めているだけに、こういうクリエイティビティ重視の姿勢は尊敬に値する。
しかも今回は、ランジェリーデザイナーのブランドというより、女性起業家によるブランドで、特に体型補整機能に独自性のあるものが受賞した点が興味深い。

“アフリカの夢”をテーマにした中で、「embrace」の褐色のボディウエアは、パッと見の派手さはないものの、オーガニックで未来的、しかも軽やかさがあって、今の時代が求める雰囲気をよくあらわしていた。

同ブランドは、通常の商品となる2012春夏物も、イスタンブール、ウイーン、ヴェニス、ミラノ、パリ、ロンドンと、世界各国の都市をテーマに、変化に富んだグループ構成を見せていた。

“旅”は非日常性をもたらしてくれるものであり、誰にとっても夢を感じさせてくれるテーマなのだ。
(ファッションショーの写真。中央4点が「embrace」のコレクション)


その多彩さに気を取られて、思わず見逃してしまいそうになるのだが、同ブランドの一番の特長は、ブラジャーの表ではなく「裏」にある。
バストをさまざまに支える機能性が裏側に内蔵されていて、その種類は7種類。いずれもブラの下辺部分が体の方に密着して、自由に動くように工夫されている。

ちょうど1年前の初出展時は、新しいアイデアを世界に投げかけるというトライアルの印象が強かったが、特許を取得した今回は、商品デザイン全体にも力が入っていた。

この機能のアイデアが、世界でどのような広がりを見せるか、今後に注目したい。



 2011/09/08 21:14  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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