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アラブ・アフリカの風
今回の「モード・シティ」で、今までとは違った傾向があった。
それはアラブ文化、アフリカ文化の影響を近年になく感じたこと。

最近、政変の動きが激しい中近東や北アフリカだが、パリやロンドンなどではアラブ系のお金持ちが目立つようになっている。
実際に、今回の「モード・シティ」の来場者数にもその影響が出ており、レバノン、アラブ首長国連邦、クウェートといった国が高い伸び率を見せていた。
極東にいると、アラブやアフリカは遠いが、ヨーロッパにいると非常に身近に感じる。

実際に中近東の顧客を意識した商品企画が方々で見られたし、ファッショントレンドにもその影響が出ている。
特に、水着(ビーチウエア)のショーは、最初に登場した「ゴーテックス」と、フィナーレの「セーブ・ザ・クイーン!」に、その雰囲気が濃厚に演出されていた。


2012春夏シーズンのトレンドテーマの一つに「GOLD」があり、黒とゴールドの組み合わせでその世界が表現されていたが、そこに漂っていたのはまぎれもないアラブの文化。
ちょうどパリのデパートで見た「CHANEL」のウィンドゥにも共通のテーマがあった。





また、2012春夏はまさに“色の爆発”ともいえるようなカラフルなシーズン。特にプリントにはどことなくアラブやアフリカを感じる。しかも、プリミティブや伝統的というのではなく、非常に未来的で、複雑で微妙なニュアンスを持つ。

日本のファッション市場における昨今のモロッコブームなどは分かりやすい例だが、ファッションに対するアラブやアフリカの影響力が増している。
ランジェリーにもいよいよアラブ・アフリカの時代が来たようだ。

 2011/07/21 23:55  この記事のURL  / 
予期せぬ再会
昨日、3日間にわたる「モード・シティ」が閉幕した(はからずも、フランス革命記念日の3日前)。

時代が大きく変わった――いろいろな人に会って話をすればするほど、今の時代性というものを痛感した。それは出来上がった製品の陳列を見るだけでは、ファッションのトレンドを追っているだけではなかなか見えてこないものだ。
実際に足を運び、人々とコミュニケーションを図るところに、こういうイベントの意義がある。

いつものことながら、新しい発見や驚きがあったわけだが、5大サプライズの上位に確かにランクされるのが、リズ・シャルメルの新ライン「epure」。
なんと、あのエレスの創業者社長兼デザイナーだったイレーヌさんが、ディレクターとして開発に当たっていらした。


 2011/07/12 15:54  この記事のURL  / 
フランスのプライド
「モード・シティ」初日夜に、来場者限定で開かれたのが「ウルトラ・ランジェリーショー」。
ランジェリーとビーチウエアのブランドや製品デザイナーが、レースなど各種素材メーカー協賛のもとで作った作品を披露するものとして定着している。
通常は見本市会場内で開催されるが、今回はヴァンドーム広場の一角にある邸宅スタイルの会場に場所が設けられた。

指定通り7時半に到着すると、まず広い段差のある中庭で、シャンパンやいろいろな料理がふるまわれてのカクテルパーティ。トレンドを反映したおしゃれなプレゼンテーションもフランスらしい。
2時間ほどたってようやく建物の中に移動してのショーが始まり、すべてが終わったのは、11時近かった。

グローバル化が当たり前のように定着するファッションビジネスの中でも、軸にあるのはフランスおよびヨーロッパのクリエーションやものづくりに対するプライド。つまり、自国の遺産や産業をいかに守って継承していくかということだ。
今回の「モード・シティ」の中でも予算を削ることのなかったのがこのイベントだ。

フランスはいつの時代もフランス。その文化に対する姿勢が強烈にまぶしかったのは、おそらくこの場に唯一の日本人の私であった。





 2011/07/11 15:38  この記事のURL  / 
オーバドゥ社訪問
昨夕、無事にパリ到着。
今日は朝から、パレロワイヤルの近くにあるオーバドゥ社を訪問し、いち早く、来年2012SSコレクションを拝見した。

アジアや東欧など数カ国のエージェント、約40人ほどを集めたアットホームなイベントだが、日本市場での輸入販売を長年行っている栄進物産のご厚意で、ジャーナリストである私も特別に参加させていただいた。
明日から開催されるランジェリー展「モード・シティ」にも出展するが、同ブランドが生み出される現場で、開発責任者の方々の話を聞きながら間近にゆっくり見られて、良い時間をすごすことができた。

さて、明日からはいよいよ「モード・シティ」初日。
体力温存のために、今日は早めに寝ます。
 2011/07/09 03:12  この記事のURL  / 
長谷川理恵効果に注目
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの2011秋冬シーズン主力キャンペーン商品に打ち出されているのが、「凛凛ブラ」。
早くも、7月14日に店頭での販売がスタート。翌15日には長谷川理恵さんを起用したテレビCMが全国主要都市で始まるという。

トリンプといえばいうまでもなく世界のインナーウエア市場に浸透しているグローバル企業だが、以前は「ジャパン社」を強調していたのが、現在の経営陣になってから、125周年という記念すべき節目ということもあって、本家のトリンプ・インターナショナルを強く打ち出すようになった。
長谷川理恵さんも「トリンプ125周年のシンボル」、「凛凛ブラ」も「トリンプ125周年の戦略商品」という表現をしている。

ともあれ、タレントや女優があまり下着のモデルにならないこの国において、長谷川理恵さんはCM撮影で堂々と下着姿を披露したとのこと。
美と健康に造詣が深い彼女は、前向きな女性のイメージリーダーであることに、誰も異論はないはずだ。

日本市場において、トリンプが新しい顧客を獲得できるかどうか。一つの大きな節目にきていることは間違いない。



 2011/07/06 22:58  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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