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時代が求めるオーダーメイド
既製服も新しい時代を迎えている。
3Dデジタル技術の革新的な進歩により、デザインとパターンが同時進行できるだけでなく、消費者一人一人の体型に合ったきめ細かい対応が容易になってきたのだ。
消費者を満足させる一方で、製造業者や流通業者にとっては無駄な在庫を持たずに済み、しかも多様な販売チャネルでの活用が可能となる。

そんな新しいオーダーメイドともいえる夢のようなシステムが、6月初旬に開催された「インテリアライフスタイル」展の、「クーデュバール」ブース内で披露され、百貨店やアパレルメーカーなど多くの来場者の関心を集めた。システムの名前は、《クプレ》。

同システムを開発したのは、古川晴夫氏(潟Aズ・メンズアンダー企画生産部アパレルシステム課課長)で、作成ソフトにはLookStailorX(ルックステイラーテン)を使用。
オリジナルボディデータによる合計36サイズ(×身長9段階)を基本としているが、ボディサイズの変更がフレキシブルにできるので限りなくオーダーメイドに近く、同時に3Dパターンから2D型紙への自動展開、アパレルCADへの取り込みもできるようになっている。

用途は、重衣料からインナーウエア(ラウンジウエアなど)まで幅広い。
「クーデュバール」のヨガパンツも、同システムを使用している。


 2011/06/20 22:46  この記事のURL  / 
面で訴求のシェイプウエア
世界的なランジェリーのトレンドである「シェイプウエア」(体型補整機能商品)は、日本市場においても注目度を高めつつある。
先日も、アメリカブランド「SPANX」の上陸についてお知らせしたが、この秋からはトリンプ・インターナショナル・ジャパンが、このシェイプウエアを新しい切り口で発売する(9月下旬発売)。

2010年からヨーロッパのトリンプで発売している商品(年間100万枚の売り上げ達成)をもとに、日本向けにアレンジした「シェイプ・センセーション」。

単品アイテムの“点”の訴求ではなく、その日の気分や着こなしに合わせてボディメイクできるようにと、多アイテムの“面”で訴求しているのが特徴だ。
日本市場に以前から定着しているシェイパー(アンダーバストから脇、お腹、背中などをシェイプするトップス)はショート丈(これはニューアイテム)もそろえているのをはじめ、ウエストニッパー、各種ボトム、ブラまで、コーディネイトアイテムをラインナップ。


このカテゴリー、素材は同じスパンデックスでも昔のそれとは違い、窮屈感は多少軽減されてはいるものの、見た目はベーシックでとくに目新しさはない(それだけに欧米ではセレブをうまく活用した宣伝が活発だ)。
などと言うのは我々旧世代であって、先入観のない若い世代にはかえって新鮮に受け入れられるのだろう。
いずれにしても、体に関係するところでは機能性全盛の時代であることは確かだ。

 2011/06/14 11:46  この記事のURL  / 
骨盤ベルトがヒット
西銀座三愛地下にあるセシールの直営店「ソッポソッピ」では、骨盤ベルトがヒット中。

以前から同社カタログでもおなじみの商品だが、地下鉄配布のフリーペーパー「メロトポリターナ」(5月10日付)に1ページのタイアップ記事を掲載したところ、反響が大きく、1カ月で800枚を販売した。
ピーク時は店内に行列が出来、1日の売上が100枚という日も。現在は落ち着いているものの、安定した売れ行きとなっているという。

客層は20代から年配者まで幅広く、腰や関節、骨盤を気にしている人がいかに多いかということが証明された。

同商品は、医療用などのハードパワーのものと異なり、ストレッチレース一枚仕立てのために軽く、程良いコントロール力に特徴がある。
「がんばりすぎないところが受けている」と店では見ている。
しかも、着脱が楽で、アウターにも響かない。肌に直接、ショーツの下に着けながらも、簡単に取り去ることができる(5段階の3段ホック)。
着用していることを忘れてしまうような軽さだが、取った時に、着用している時の効果が実感できるという。

価格は、1590円(国産品)。サイズはSからL(物によってはLLまで)、カラーも選べるようになっている。


 2011/06/10 17:40  この記事のURL  / 
SPANXラウンチイベント
世界的なランジェリーの代表的トレンドの一つにシェイプウエア(体型補整商品)があるが、シェイプウエアの本場、アメリカで、昨今のトレンドリーダー役を果たしているのが「SPANX(スパンクス)」。

2000年にサラ・ブレイクリーによって設立された会社で、ビヨンセをはじめハリウッドのセレブ御用達ブランドとして成長し、メディアでの話題性も高い。そのラウンチイベントが、ザ・ペニンシュラ東京で開催された。


会場にはプレスやバイヤーなど女性だけが集められ、友近(ともちか)司会により、アメリカから来日した営業のヴァイスプレジデントであるミスティ・エリオット氏を招いて、アメリカの人気TV番組、オプラショーさながらのトークショーが繰り広げられた(残念ながら友近さんの写真撮影がNGだったので、トークショーの雰囲気がお見せできずに残念)。

程良いコントロールパワーのあるスパンデックス素材を使ったベーシックなスタイルを特徴とし、ボディラインがくっきり出るドレスなど、着たい服に合わせてアイテムが選べるようになっている。
ホックなしで背中に段差の出ないブラ(パンティストッキング素材で作られたもので商品名は「ブラレルヤ」)や、かなり高い位置まで伸びるハイウエストのボトムが充実しているのが注目される。
舞台では、太めのモデルが登場し、着用前、着用後の変化も披露された。

贅肉がたっぷりある、ふくよかで立体的な体型ほど効果があらわれるタイプの下着であることは間違いないが、ミスティ・エリオット氏は、「痩せていてもお腹など体の段差は出てしまうから、痩せている人や小柄な人にもお勧め」と強調。街で見る日本女性の印象を、皆すてきだけど、ショーツのラインが出ているのが気になったとのこと。下半身の段差をなくすには、ショーツを下に重ねずにSPANXのボトムを一枚ではいてほしいとアドバイスした。

最後は、「マフィントップ(上半身の背中や脇の贅肉がぼこぼこしている様)にさようなら、パンティのラインを消そう」と、トークショーが締めくくられた。

既に、お茶目なイラストの描かれた赤いパッケージが百貨店のインナーウエア売り場で目に付くように、百貨店の店頭にはこの春から登場している。
日本市場で輸入販売契約を結んでいるのはワコール。
 2011/06/09 23:55  この記事のURL  / 
DIAのノーブルな魅力発信
ワコールのラグジュアリーブランド「WACOAL DIA」が、銀座の新しい直営店で、2011秋冬のコレクションを披露した。

今シーズンのテーマは、“中世からの未来”。
12世紀北フランス、森と湖に囲まれてそびえたつ古城を舞台に、そこに暮らすお姫様が遠い未来を見つめているという、トータルクリエイターである神尾敦子さん自身の今の思いを具現化させている。




店内は、ブランド名(DIA)にちなみ、ダイヤモンドをあらわした鏡を多用した光あふれるモダンな空間。
その中で、王冠や紋章、鉄枠、百合などの古典的な図柄やモチーフ、秋冬の森や湖をイメージした深い色彩が映える。静かに、永遠の時をものがたっているように。

同ブランドは、現在、国内8店舗(百貨店6店舗)で販売されているが、当初からの戦略にあったように、いよいよ、海外での販売が決まった。
場所は、イギリスの老舗百貨店ハロッズ。8月上旬にはコーナーがお目見えするという。


従来の店を閉め、新しくオープンした「WACOAL DIA 銀座店」は、バーニーズ・ニューヨークの向かい。間口が広く、入りやすい雰囲気となっている。サッシュベルトやストールなどの小物や、同店限定販売のオリジナルウエアも。
 2011/06/07 14:16  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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