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ミセスのルームウエア
今回の震災の教訓として、夜でも外に飛び出せるように、ベッドや布団に入って眠る時のスリープウエアも、人に見られてもいいような格好でいたいという意識が高まっているという。

そういうなかで変化の兆しが見えるのが、ナイトウエアの分野。
以前から、スリープウエアとラウンジウエア(ルームウエア)を別のカテゴリーでとらえて市場活性化が図られてきたわけだが、あらためて家で過ごす時のルームウエアが見直されている。
近年のルームウエアブームは、圧倒的に若い世代がリード役だったが、ブームの落ち着いた今、ルームウエアの着用層は予想以上に広がりを見せているようだ。

ワコールの調査によると、若い世代より年齢の高い世代の方が、外出から家に帰り、眠る時のパジャマに着替える前に何らかのルームウエアに着替える人が多く、ミセス世代が「機能的でおしゃれなルームウエア」を探しているという。

2011秋冬シーズンに新発売の「インアンドイン」は、団塊ミセスのためのルームウエアブランド。おしゃれでありながら、端々に家事のための機能性の工夫も盛り込まれ、加齢による体型変化をうまくカバーし、何より着心地が楽というのが特徴。
ファンデーションに続き、ナイトウエア(ワコールでは「パーソナルウエア」と呼ぶ)の市場においても、同社のミセス世代への強さを発揮している。

 2011/05/30 15:53  この記事のURL  / 
2011秋冬の肌着情報
日本の肌着や肌着素材の機能性の高さは、高温多湿な気候環境が生んだ、世界に誇る技術だ。
折しもこの夏は、「節電」によって、肌着の重要性を実感している人は少なくないのではないだろうか。
今までカットソーやシャツを直接肌につけていた人も、その下にもう一枚、“吸湿速乾”や“冷触感”機能のあるインナーウエアを着ける人も増えているようだ。

次いで、秋冬シーズンに求められるのは、何といっても防寒機能。
秋冬の下着商戦といえば、ここ数年は、“発熱”をうたったアクリル系合繊のニットインナーの競争であった。それが今年は様相が変わりそう。

言うまでもなく、ユニクロ「ヒートテックインナー」が火をつけたこの市場。昨年、行くところまでいった感があり、今年はインナーアパレル各社がそれぞれに異なる路線の新製品を打ち出している。

それ以前に、インナーアパレルは、もともとファンデーションが主力であるだけに、主力キャンペーンを従来は、(春夏のブラジャーに対し)秋冬はボトムというのが伝統だったが、ここ数年は肌着(ニットインナー)の方が目立っていた。それが今年からは再びボトムに主眼をもどしているところが多い。
といっても、今年は特に「節電」対応が続くだけに、秋冬シーズンにとって防寒インナーが重要な柱になることは間違いない。

各社それぞれの強みを再確認した2011秋冬の主要ニットインナー企画を紹介しよう。飽和状態の合繊に対応し、天然素材回帰も見られる。

グンゼ「ホットマジック」(メンズ・レディス)
今年は“なめらかさ”を強化し、極めて柔らかな素材〈極上体感素材・アルファタッチ〉(極細レーヨンを分子レベルで改質)がデビュー。


ワコール・ワコールブランド(百貨店・専門店)「スゴ衣 天綿」
今年の「スゴ衣」は、世界の綿生産量の10万分の1しか収穫できない手摘み収穫のプレミアムコットンでリニューアル。超極細のわたを使用しているので、やわらかでしなやか、薄く軽く、快適な暖かさを実現した。


ワコール・ウイングブランド事業本部(チェーンストア)「カラダのミカタ」
“姿勢美タイプ”と“二の腕すっきりタイプ”の2ラインで訴求。


トリンプ・インターナショナル・ジャパン「レッドヒート」
同社の原点にもどり、「遠赤外線放射素材」使用のシリーズを展開。保湿性に優れたグループも。


カドリール・インターナショナル「ランジェリーク」
スーパーソフトコットン(エジプト綿100%)やシルクフライス(シルク100%)は、インポート風。ヨーロッパ感覚の肌着が好きな人に。
 2011/05/24 12:25  この記事のURL  / 
ボディケアのくつろぎタイムに
ランジェリーアドバイザーという肩書を持つタレントの湯浅美和子さん日本ボディファッション協会30周年記念イベントの司会を務めた方で、同協会認定のインティメイトアドバイザーの資格も取得している!)。
ランジェリーをこよなく愛する彼女が企画監修を行ったブランド「towelook(タオルック)」(ワコール)が、この春夏シーズンからスタートしている。

お風呂上がりにバスタオル代わりに着用し、濡れた髪を優しくつつみながら、デコルテや顔のお手入れができるというもので、その名の通り、タオル素材のアイテムがそろっている。

シャーリングの襟もとで開きの調整ができるバスローブ(写真)をはじめ、バスト位置にストッパー機能のあるワンピース、濡れ髪をフォローするポンチョやケープなど、湯浅さん自身の実感に基づいたきめ細かいアイデアが、端々にまで活かされている。

自分磨きを怠らない女性たちの、優雅なくつろぎタイムにはもちろんのこと、美容サロンでのニーズも大きいはず。


 2011/05/20 17:46  この記事のURL  / 
「エイジング」からアプローチ
時代の大きな節目において、ワコールが本来の底力を盛り返している。
2011・3月期の決算によると、国内外グループ全体のワコールホールディングスも堅調だが、主軸となるワコールブランド事業本部は(東日本大震災直後の落ち込みはあったものの)ほぼ前年の売り上げをキープ。「ラブ、エイジング」プロモーションが奏功し、特に「ブラジャーとショーツが絶好調」だという。
ここ数年進めてきた構造改革が実を結び始め、利益体質も強固となっている。

元気な企業というのは、漂う空気が違う。
4月に着任したワコールブランドのトップ、中堤康之(取締役専務執行役員・ワコールブランド事業本部長)氏を中心とする記者懇談会に続き、2011秋冬シーズンの展示会場においても、同社の明確な姿勢が伝わってきた。
カテゴリー、ブランドごとに、狙いを絞り、メリハリのある仕上がりになっている。
「物づくりと販売が一体化した会社らしく、企画、生産、販売の3つのメカニズムを有機的に動かしながら、市場の変化と個店別ニーズに対応していきたい」と、中堤康之事業本部長は熱く語る。

「マイナス5歳」というキーワードが消費者に響き、ブラジャー全体を押し上げたことを踏まえ、2011秋冬の主力商品としては「−5歳の着やせパンツ」を新発売。
再度、ボトムの掘り起こしを狙うのはウイング事業部(チェーンストア向けブランド)と共通しているが、百貨店・専門店向けの同事業部ではエイジングというからだ意識の視点からボトムに力を入れている。
日本人女性モデルのヌードによる美しいTVCMも、放映が待ち遠しい。


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 2011/05/19 12:31  この記事のURL  / 
GMS向け高級ブランド
ワコール・ウイングブランドの中で、分母は大きくないが、前期、伸び率で最も好調だったのは、プレステージゾーンの「レシアージュ」。

低価格競争が激化するチェーンストア業態向けのブランドだが、ブラジャーで5000円台という価格帯。チェーンストアにおいても、価格や実用性だけでなく、普通のものとは違うものを求めるニーズが確実にあるという証拠だ。

2011秋冬シーズンは、さらにワンランク一上を狙った6000円台のグループも投入。
きらきら光るスワロフスキーが散りばめられたブラや、背中にケミカルレースを大胆に使ったキャミソールなど、特別な場面や着こなし方が連想されるアイテムで構成されている。

ディテールに凝ったフェミニンなランジェリーの好きな人には必見。



 2011/05/17 18:52  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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