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2012夏のレーストレンド
フランス・カレーのダーカー社から、2012夏シーズンの最新トレンドが届いている。
伝統と現代性の融合はまだまだ続きそう。

【ARISTOCRATIE:貴族階級】
This theme explores the unexpected, contrasts and fancy geometry. It stretches asymmetry and stylised plant motifs into natural or arabesque shapes. Against myriad different backdrops and ornamental foliage, lace produces fascinating, complex effects on geometric and organic motifs. It’s a world unto its own, shrouded in mystery yet with a sophisticated, contemporary edge.
Dotted Swiss lace provides a contemporary, dynamic blend in which graphic and geometric effects mingle with netting and lightweight dotted lace, for a carefree, poetic allure.
Tints are shaded and tangy, in a neo-military spirit mixing camouflage and organic motifs to produce a masculine-feminine style that’s truly attuned to the times.


このテーマは、意外性、コントラスト、ファンシーな幾何学柄を探っている。それはアシメトリー(非対称)、ナチュラルやアラベスク調へ向かうスタイリッシュな植物柄にも広がる。無数の異なる基布や装飾的な葉飾りに反して、幾何学的で有機的な柄にうっとりするような複合的な効果を生みだす…


【CONTEMPORAIN:同時代の】
A surreal, dreamlike theme with a definite focus on beauty, this oh-so-romantic theme features unassuming modern accents.
It’s an ornamental theme geared around contrasts between opaque floral motifs and incredibly sheer backdrops to imitate tattoos, and gorgeous, superbly soft “olde worlde” floral arrangements.
Guipure lace features highly elegant floral motifs.
Woollen lace is the season’s superstar with an interplay of sensual stitches imbued with rustic sex appeal and wild fantasy to novel effect.
Shades are deep, like plum and red for elegant, sophisticated outfits; there’s a new twist on black.


明確に美にフォーカスされた、超現実的で夢のようなテーマ。このロマンティックなテーマは、気取らないモダンなアクセントを特色にしている。
透けない花のモチーフと、信じられないほど透ける基布、これらのコントラストが連動した装飾的なテーマである…
 2010/11/28 18:51  この記事のURL  / 
ファンデーション産地の取り組み
彦根シンポジウムでは、服飾デザインを学ぶ高校生や大学生のデザインによる作品、そしてひこね繊維協同組合会員企業による意欲的な商品開発の試作品が発表された。

●彦根総合高等学校生による「高校生の着けたい下着」
夢いっぱいのデザイン画の中から3点が選ばれ、組合メーカーによって作品化。


●滋賀県立大学による「ルームウエア」
ファンデーションの技術をバスト部分に活かしたルームウエア。コンセプト立案からしっかりした商品企画の組み立てがされていた。


●アサヒ産業鰍ノよる「ストレス解消ブラ」
シリコン素材をカップや脇布に取り入れた新設計で、ボリュームのないバストもストレスなくボリュームアップ。


●潟tァイバーによる「天然素材」
今治タオルを使って、ブラ&ショーツからバッグまでトータルな提案。


●葛、和産業による「健康インナー」
“姿勢”をテーマに、肌にやさしいコットン系の素材にスパンデックスを効果的に配して、気になる部分をシェイプアップ。背ゴムには香りの加工も。


●介護用品うさぎやによる「介護肌着」
おむつをしている認知症患者のための、介護の経験と実感から生まれたボディスーツ型の肌着。昨年、特許を取得している。


以上の作品はロビーに展示されていただけでなく、それぞれの開発責任者や指導者がパネルディスカッションで詳細な説明を行った。
また、パネルディスカッションでは、彦根市立平田小学校の家庭科授業に、同組合企業の熟練した技術者たちがゲストティーチャーとして招かれ、ミシンの授業を行っている様子も紹介された。

ファンデーション産地として、さまざまなかたちで技術継承に取り組んでいる様子は、実に興味深い。
今後は商品としての完成度を高め、ネットワークの輪を広げながら、実際に市場でどのように展開していくかが課題であろう。

 2010/11/22 17:45  この記事のURL  / 
彦根でシンポジウム
ファンデーション産地としては、今や国内唯一(単独の工場は他にもいくつかありますが)の彦根で、明日、11月20日にシンポジウムが開催されます。
私も基調講演やパネルディスカッションに参加させていただきますので、お近くの方はぜひいらしてください。

http://hikonesenisinpojiumu.shiga-saku.net/?gclid=CLDA5qbVqaUCFQPabgodKjAmZA
 2010/11/19 14:28  この記事のURL  / 
ブラのリサイクル
人目につかずこっそり処分したいが、多くの資材が使われているだけに、どう処分していいか結構悩んでしまうのが、ブラジャー。
年末大掃除の時季を前に、インナーウエアメーカーでは、ブラジャーのリサイクルに関するプロジェクトを実施している。


環境活動の一環として、2008年からブラのリサイクルに取り組んでいるワコールからは、次回「2011 ワコール ブラ・リサイクル」の概要が発表された。
同社製品で不用になったブラを回収し、RPFという産業用固形燃料にリサイクルする企画で、専用の回収袋(RPFを燃料としている製紙会社で作られた紙を使用)が用意されている。
期間は、2011年2月12日(ブラジャーの日)から4月22日(アースデイ)までの間。国内のワコール直営店および取引先の合計計800店舗と、台湾の同500店舗で実施する。
年々、参加人数、回収枚数が増えており、これまで3回の実施で29,300にんから117,300枚を回収し、11.73トンのRPFにリサイクルすることができたという。
回収袋のデザインも、ウェブサイトhttp://www.wacoal.jp/braeco/で見られる作家によるリメイク作品も、おしゃれ。


一方、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの「ブラジャー回収キャンペーン」は、同社製品に限らず、どのメーカーのブラでもOKという太っ腹企画。
専用袋で回収して、RPFにリサイクルするという方法は同じで、回収袋1つにつき、その日から使える500円割引クーポンがプレゼントされる。
こちらは、年内の12月いっぱい(12月1日〜31日)。全国のトリンプファクトリーアウトレット31店舗が対象店舗になる。回収袋の配布は11月19日から。
 2010/11/18 09:51  この記事のURL  / 
第三の場、第三の衣服
自分が郊外に移り住んだからいうわけではないが、これからは「都心」でなく「郊外」の時代だなと痛感している。
郊外といっても、大型ショッピングセンターがデンとある日本の郊外のイメージでなく、ヨーロッパの田舎のような自然と密着したライフスタイル。
できれば新興郊外でなく、歴史と伝統のある土地が好ましい。そこでは同じ顔をしたチェーン店だけでなく、古くからの地元の商店もがんばっている。
ただ、郊外の生活において、いわゆるファッションの比重は極端に少なくなる。というより、その意味合いが違ってくるのは当然。
あくまで生活をベースに、衣食住のバランスのとれたおしゃれなのである。

そこでキーワードとなるのが、サードプレイス、サードウエアではないかと思うのだ。
つまり、自宅と会社を往復する都会の生活ではなく、「第三の場」があること。
そして、インナー(下着、部屋着、プライベートな衣服)とアウター(外着、仕事着、社会的な衣服)だけでなく、そこに「第三の衣服」が必要となる。言葉を変えれば、週末のウエアであり、リラックスウエアである。
特に私などは、フリーランスのため家で仕事をすることも多く、郊外生活なのに車が運転できないために、普段は家周辺1・2キロの範囲で行動しているので、この第三の衣服のニーズが高い。

この9月、ロンドン郊外でお金持ちの住むエリア、リッチモンドにある「ピーターシャム・ナーサリー」というガーデニングセンターを訪れ、この「第三の場」「第三の衣服」のポテンシャルを実感した。
ここは単に植物を育てて販売しているだけでなく、こう生活がしたいと思わせるあこがれのライフスタイルが体現されている。
大きな温室には植物を古びたアンティークの家具などと組み合わせ、隅ずみまでセンスのよいしつらえがされてあり、温室の中はゆっくりくつろげるようなカフェになっていたりする。
温室は、まさにインテリアとエクステリアの中間であり、同時に両方を兼ねたまさに「第三の場」なのである。

別に温室には限らない。庭もそうだし、庭がなくてもテラスやバルコニーだって、第三の場といえる。
そこでテーブルや椅子を置いて、友人や家族たちとお茶や食事を楽しむ生活…。その土地でとれた野菜や食材を使った料理に、おいしいワインも欲しい。
都心にいても、こういう郊外の生活を志向し、実践することは十分できる。

そういう場面で、何を身に着けるか。従来のルームウエアやラウンジウエアとは違う発想で企画をする必要があるのではないだろうか。
そろそろライフスタイルをベースにした商品企画、売り場づくりに転換しなければ、消費者のニーズ、ウォンツに遠くかけ離れてしまう。
 2010/11/15 11:24  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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