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活気あふれる深せんの街
中国でも経済成長目覚ましい街、深せん(shenzhen)。香港に程近い場所(広東省)に位置し、中国政府の経済特区として発展してきた経緯があり、「中国のシリコンバレー」ともいわれている。

先月中旬、仕事で行った際に、限られた時間ではあったが、主な商業施設を歩いてみた。
インナーウエアなど繊維産業にとっても産地の一つだが、小売市場も先端のブランドやチェーン店が集まり、街全体が活気にあふれていた。
街の造りや雰囲気は中国の他都市と共通しているが、歴史的な古いエリアや建造物がないせいか、全体的に若々しく(街を行きかう人々の平均年齢も若い)、かつ他の大都市のようなピリピリした緊張感も少なく、ゆったりと豊かな印象を受けた。

「金光華廣場」

巨大な高級ショッピングモールの中には、ワコールや中国有力メーカーの新業態など、インナーウエアの大型高級ブティックが並ぶ

「万象城」

こちらも高級ショッピングモールだが、インナーウエアは百貨店の編集売り場も

売り場入り口にあったディスプレイは、体型補整のボディスーツ

「カルバン・クライン」は安定した人気ブランド

その他のファッションビルにも、インナーウエアのSPA業態が。

「ヴィクトリアシークレット」はコスメ中心

以前はパリ国際ランジェリー展にも出展していた「シックスティエイト」


ガード下にあるような低価格の店も、店舗デザインは凝っている


 2017/04/04 10:10  この記事のURL  / 
ロンドンのバレンタインディスプレイ
1月下旬、ロンドンの街で見たバレンタインデーのディスプレイを紹介したい。

EC離脱など大きな節目を迎えているこの国の今の気分か、例年に比べるとバレンタインデーの機運もやや抑えめ。






高級店よりもむしろ量販店の方がウインドゥディスプレイには力を入れているような気がした。
ピンクや赤を効果的に使ったディスプレイは、寒々としたこの時季にポッと灯りをともしてくれている。

鳥をモチーフにした「リバティ」のかわいいポスター。
そういえば今年は酉年。十二支の伝統ある日本に、この組み合わせは意外にないのではないだろうか。
 2017/02/10 09:59  この記事のURL  / 
じわじわ広がる「冷え取り」市場
自分自身が冷え性であることもあって(特に春先の冷えがつらい)、最近、気になるのが「冷え取り」というキーワード。
「冷え取り」といえば、ソックスを5枚重ねて履くというあれはだいぶ知られるようになった。それがここにきて、ソックスのみならず、肌着などインナーウエアやアウターの方にも影響を与え、さらに一つのライフスタイル像をも形成しつつある。確かにソックスを5枚も重ねてはくとなると、靴も服装全体も、生活自体が変わることは容易に想像できる。

この実感を強めたのは、セレクトショップ系婦人服アパレルがこの分野に進出していること。
ナチュラルテイストのセレクトショップの中で“ホリスティックビューティー”と称したシルクインナーのコーナーが展開されている。

肌着のジャンルの動きを見ても、数年前までの極端な化合繊指向が大きく天然素材にゆりもどしているのだが、コットンやシルクなどが注目されている一端には、この「冷え取り」ニーズがあるのではないだろうか。
天然素材はかつて中高年層がリードする傾向だったが、最近は幅広い層に広がりを見せている。その背景には、日本人の肌の弱さがあることは確実で、アトピーなどのアレルギーの悩みも影響しているだろう。

鎌倉に拠点のある「CURAスタイル」も、この「冷え取り」アイテムを専門に扱う。もともと婦人服のデザイナーだった代表の貴子さんが、自身の体験をもとに始めたオリジナルブランドだ。ソックスだけではなく、シルクやオーガニックコットンなどのレギンスの種類も豊富。

この「CURAスタイル」では、同じシルクでも、菊池佳代子さんのオーダーメイドランジェリーの展示オーダー会が先週末から開かれている。今日、4月12日が最終日(午後3時まで)。
2人は一昨年横浜そごうのランジェリー売り場でのイベントで知り合ったという。菊池さんのランジェリーは、「冷え取り」を目的にしたものではないが、シルクという素材に対する思い入れの共通項がある。
そこには、ヨーロッパにおける「官能性」とは異なる、ある種の「癒し」のアプローチがある。

 2016/04/12 11:49  この記事のURL  / 
インバウンド施策を強化
銀座や原宿をはじめ都心のどこを歩いても実感するように、海外からの観光客は、今年は実に過去最大の数になる勢いだ。特に、中国人による「爆買い」は、日本経済に少なからず影響を及ぼしている。
国内インナーウエア業界でもここ1、2年の間に話題にのぼるようになってきていたが、2016春夏物展示会では、インバウンド需要に焦点を当てたコーナーが登場していた。

既に、ストッキングが倍々ゲームで伸びているというグンゼでは、この流れを肌着にも取り入れたいと、申年の縁起肌着も含めてインバウンドを意識した展示がされていた。
日本的な図柄が目を引いたが、それだけではなく、素材も物作りもすべて日本製にこだわった「Made in All Japan」という打ち出し。

また、渋谷ヒカリエで開催されたワコール・ワコールブランドの展示会では、新たにインバウンド施策の提案コーナーが設置されていた。
「Made by Wacoal」を掲げ、グローバルに広がる日本ブランドをアピール。訪日客の多くがインターネットで情報を得ていることから、買い物ガイドのツールとして、4か国対応のWEBサイトも紹介されていた。

インバウンド需要というのは地域や業態によって大きな差があり、売り上げの半分近くを海外観光客で占める銀座の百貨店もあれば、ほとんど影響のない店もある。中国経済の減退がいわれながらも、「爆買い」はアイテムを微妙に変化させながら続きそう。
それ以上に、この動きは日本製の品質やサービスをアピールできる絶好のチャンスであり、「物」を媒介にした広い意味での文化交流が長期的に続いていくことは間違いない。
 2015/11/17 13:39  この記事のURL  / 
ブラ意識のグローバル調査
先月末、トリンプ・インターナショナル・ジャパンから、【トリンプグローバル調査〜国別調査のブラジャーに対する意識を比べてみました】というデータが届いた。
日本VSフランス・ドイツ・イタリアのブラジャーに対する意識を比較したもので、以下の8項目となっている。

ただ、この調査の実施期間は2008年7−8月となっており、必ずしも最新のものではないし、サンプル数も各国1000名なので、全体像平均像とはいえないが、ある傾向はあらわしていると思うので紹介したい。

◆ブラのカップサイズは4か国ともBカップが最も多い
(そもそもサイズの考え方そのものが日本とヨーロッパとでは違うので、実状とは異なるであろう:武田の私見(以下同))

◆ブラのアンダーサイズで最も多いのは、日本が75cmに対し、他国は85cm以上
(それ以上に目を引くのは、日本が75cm38%に次ぎ、70cm以下も36%あること。他国は70cm以下は一桁にとどまっている。日本人はやはり細い。それとバストの大きさは別の問題です)

◆ブラの所有枚数は、日本は5〜6枚が最も多いのに対し、他国は9から10枚。平均枚数でも日本8.6枚に対し、他国は約10枚となっている

◆日本とイタリアでは4人に1人が寝る時にブラジャーを着用。着用理由は、日本の「安心感」に対し、イタリアは「魅力的に見せるため」
(着用理由の対比はいかにもという感じだが、そもそも22〜23%という着用率にはびっくり。イタリア22%に対し、フランスとドイツは4%と低い)

◆朝、ブラを選ぶ時、日本は「クローゼットで手に届いたもの」に対し、他の3国は「その日の服装にあったもの」
(これはどういう層に調査したかの違いだろう。実際は世界の違いはあまりないと思うが)

◆最近購入したブラのカラーについて。日本は1位ベージュ、2位ピンク。フランス、イタリアは1位黒、2位白、ドイツは1位白、2位黒
(色の傾向はそれぞれの国をよく反映している。かわいいパステルカラーまたは実用志向の強い日本に対し、大人のヨーロッパ)

◆ブラとショーツのセット購入率は、日本50%に対してフランスは85%
(以前に比べると、日本でもセット購入が増えました)

◆自分のバストのサイズおよび形への満足度は、日本が低いのに対し、他国はいずれも高い
日本は不満とやや不満を合わせて62%(バストのサイズ)−67%(バストの形)。
他国は、満足・とても満足・非常に満足の割合の方が高く、フランス70%−68%、ドイツ69%−65%、イタリア70%−73%が、満足している。
(これは自己肯定度のバロメーター。ただ、バストの「形」に対する満足というものさしはあるが、他国は「サイズ」そのものの満足度という尺度がうすいのではないかと思う。サイズというのは一つの目安に過ぎない。自分に合った正しいサイズのブラを着けているかという問題はまた別。それはさておき、日本はすべてにおいてサイズ意識、数値の意識が強い国民性がある)

「日本の女性も自分のバストにもっと自信を持ち、毎日着けるものだからこそ、より自分を魅力的に見せてくれるアイテムとして、洋服を選ぶように日々のブラジャー選びを楽しんでほしいと思います」
同調査はこのように結ばれている。
 2014/06/20 10:08  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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