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根強い人気のナイトウエア
近年はちょっとご無沙汰していたナイトウエアブランドの展示会へ。
私にとってはどちらも30年以上前から慣れ親しんでいるブランドだ。

「キッドブルー」の2018春夏物は、“ギフト(たいせつな誰かを笑顔にする贈り物)”をテーマに、明るいパステルトーンを基調とする多様な花柄のプリントから、ギフトにぴったりのパッケージ提案に至るまで、優しい気持ちになれるものが充実していた。
何といっても肌触りのいい素材のバリエーションが豊富で、見た目にも感触も新鮮なものが多い。
同ブランドは、パジャマなどナイトウエアに限らず、インナーウエアや小物類のアイテムが幅広いのが強みで、タオルハンカチなど気軽なギフトに合うものも。

また、前回から登場したシンプルで大人っぽいシルクニットのシリーズにも注目したい。


久しぶりに伺った「IKUKO」の展示会は、以前と同様に、六本木アクシスビル内で開催された。
内容はだいぶ点数が縮小された中でも、ナイトウエアと外着(ワンマイルウエアなど)が半々の割合。
着心地のいいガーゼや起毛素材、一味違う花柄プリントなど、イクコらしいナイトウエアのスタイルは少しも変わりなかった。

 2017/11/17 13:43  この記事のURL  / 
懐かしの「ツェルマット」復活
インポーターのパリスインターナショナルが10月に2018春夏物の展示会を行った(東京展は合同展ランジェリープラス内)。
老舗インポーターの中でも、扱いブランドが多い同社。
長年展開している「リトラッティ」をはじめ、「アンドレ・サルダ」「コサベラ」「アンティジェル」「コエミ」「ルナディセタ」「コットンリアル」、そして今回は注目の「ルー」もお目見えしていた。

さらに同社は、輸入品専門店向けの付加価値の高いオリジナル国産ショーツも以前から手掛けていたが、今回は、80年代後半や90年代からファンを拡大していたあの伝説のショーツブランド「ツェルマット」が登場。私もその昔、創業者ご夫婦のところに取材に行ったことが思い出される。
ご主人が亡くなったことをきっかけに、パリスインターナショナルがそれを受け継ぐかたちで生産と販売を行うという。たっぷりとしたレース使いの快適なはき心地のパターンが特長で、上代は3000円台、4000円台が中心。

「予想以上に『ツェルマット』の根強いファンがいらしたことに驚いた」と、同社の林社長も話していた。
ここのところ、ショーツというアイテムにあまり新しいトレンドがなかっただけに、新しい動きのきっかけになるかも。


 2017/11/07 20:05  この記事のURL  / 
ヒップのたるみをどうにかしたい
最近、自分自身のヒップを見て、驚いた。
扁平はもとより、見事にたるみ、太ももとの区別もあいまいになっているのだ。
ヨガのレギンス姿になると、そのぶざまなラインがあからさまになる。これはかなりのショック。
ヨガで多少のヒップアップ運動をしていても、自然の下垂には逆らえない。
バストに比べておざなりになりがちなヒップについて、改めて注目してみたいと思っている。

既に発売しているワコールの『SUHADA(スハダ)肌リフトプラス』。
長年にわたってインナーウエア業界は、春夏シーズンはブラジャー、秋冬シーズンはボトム(ガードル)というサイクルで、主力アイテムによるキャンペーンを行っていたが、近年はそのボトムが肌着に取って代わられていた。
再びボトムがフォーカスされたのが、昨秋冬の『SUHADA(スハダ)肌リフト』。
たるみを引き上げてキープする肌リフト構造をベースに、今年はさらに、ウエストのたるみをすっきりスムーズにさせるためにNANOテープを増量させたセミハイウエストタイプとなり、太ももの引き上げ効果を高めたフルロングス丈となっている

ガードル着用の習慣がない(これは好みの問題で理屈ではない)私にとっても、注目したい新アイテムとなっている。「締め付ける」のではなく「引き上げる」という発想がいい。
いずれにしても、プリっとしたヒップを少しでも再現するために、インナーウエアのボトムをどうにかしなくてはならないと思っている。


 2017/09/28 13:24  この記事のURL  / 
ブラのトレンドから時代が見える
女性向けインナーウエアの中で最も注目度が高いのは、昔も今もブラジャー。
世界の動きを見ていると、シーズンごとに少しずつトレンドが変化していることが分かる。
補整機能好き、レース好きの日本においても、ここのところ売れ筋がかなり変化しているように、今のブラの世界的トレンドは何といっても“快適性”にある。
国内外ともに、ノンワイヤーで楽な着け心地、つまりストレスフリーなソフトブラが人気だ。

スポーツトレンドの影響を受けて、特に欧米では「ブラレット」と呼ばれるシンプルなブラがトレンドだったが、来年にかけては“ラク”や“快適”だけでなく、そこにもう少しファンデーションらしい補整機能を加味したもの、フェミニンなテイストを加味したものへと進んでいる

フランスにおけるナショナルブランド(2018春夏物)を中心に、これぞ今のブラジャーのトレンドといわれるものを紹介しよう。
バストアップ機能を重視したプッシュアップタイプではなく、バストを優しく覆うトライアングルブラが基本になっている。

「オーバドゥ」のヌードカラーのチュールが美しいトライアングルブラ。同じグループのハーフカップブラと比べるとその違いがよくわかる

シャンテールグループの「パッショナータ」。ナチュラルで快適なデイリーブラ

ワコール・ヨーロッパのブースで。ナチュラルなノンワイヤーでありながら、フェミニンな雰囲気。クロスバックで快適性や安定感も重視

日本ではすっかりおなじみのフリーカットのシームレスブラ(成形モールド)。「シャンテール」では新しいカテゴリーとして打ち出していた。

また、よりデザイン性に特徴あるものでは、「シモーヌ・ペレール」のコレクション。ここでも基本はノンワイヤーのトライアングル型ソフトカップだ。
グログランテープを使ったクロスブラのスタイルはちょっとレトロな雰囲気。

ケミカルレースのフリンジが目を引く。

ブラジャーの形(シェイプ)、色、ディテールに至るまで、スポーツトレンドの影響を濃厚に受けている。美、快適性、機能性の融合こそスポーツだから。
さらに、スポーツとフェミニンあるいはセクシーといった、従来は対極にあったようなものが違和感なく共存しているのが今の時代性である。
 2017/09/22 11:22  この記事のURL  / 
「夢」あるロング丈のナイトウエア
今さらスカート丈の長さの上下を話題にするような時代ではないが、スカート丈は長めに進む傾向にある。
ナイトウエアも、「モードシティ」展ではクラシックなロング丈が新鮮に映った。
リッチでエレガントな気分を味わえるのがいい。

今回の私のトレンドセミナーのテーマに掲げたのは、「夢」。
最近、このキーワードはいろいろなところで聞かれる。
夢があまり持てない時代だからこそ、あえて「夢」なのか。

もちろんそこにはいろいろな意味を込めているのだが、ロング丈のナイトウエアはランジェリーの「夢」を形として分かりやすく表現している。
日常を少しだけ離れた非現実的なもの、しかも絵空事ではなくいつか手が届きそうな実現可能なものに夢がある。

ヴィンテージ感覚のプリントが魅力の「LA COSTA DEL ARAGODON」(スペイン)。
ボヘミアン感覚のナイトドレスは、ストリートウエアにも着てほしいとしている。

シルク、レース、ベルベットなどをふんだんに使った「AMORALLE」(ラトビア)。ドラマチックでクラシックなヨーロッパ感覚がまたリバイバル?

私もかつて、くるぶしまでくるようなマキシ丈のコートやスカートを着ていた時期がある。
今もクローゼットから取り出して着たいと思うが、ちょっと二の足を踏んでしまう。
それは裾が足にからまって転ぶのではないかという恐怖。
アウターウエアは慎重になるが、部屋着としてはトレンドに関係なくロング丈が好き。冷え性にはぴったりなのだ。
もちろん家の中の転倒にも気を付けよう。

 2017/09/08 20:22  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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