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インナーウエアを見せる、伝える
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激するインナーウエア。第六感、さらには無意識レベルの第七感にまで響く可能性を秘めているのではないかと最近思っている。
だが、一般にいって、インナーウエアを見せる、その世界を伝えるのはどうしてもありふれた表現になりがちで、なかなか難しい。

先日開催されたワコールブランド事業本部の総合展では、新製品の紹介に当たり、さまざまな工夫や手法が見られたので少し紹介したい。

●着用シーンを提案する
9月発売の「SUHADA肌リフトプラス」。NANOテープ使用の新ガードルは見た目も個性的。実際に着用するオケージョン(写真のディスプレイは”同窓会”)が、アウターと共に提案されていた。

●大人の女性の着こなしを意識する
アクティブな大人の女性を意識した「ラゼ」。スタイリッシュな着こなしのビジュアルと共に、商品の機能性も紹介されていた。

●過去の変遷、歴史を伝える
パーソナルウエアのコーナーでは、壁面に沿って、懐かしいアーカイブコレクションと共に同社ナイトウエアの数十年の歴史が紹介されていた。

●コレクションをシンプルに並べる
「北緯59度」(18世紀後半のサンクトペテルブルグ)をテーマにした「WACOAL DIA」。赤やグリーン、豪華なエンブロイダリーレースと、いつもとはちょっと違う世界感が印象に残った。
 2017/05/24 11:34  この記事のURL  / 
前と後ろの顔が違う
前と後ろとで異なる表情を持つ。あるいは使用する素材を前後で変えて機能性を高める――。
という具合に、2017年春夏物では前と後ろを大胆に変えるという手法が気になる。

「ランジェリーク」(カドリールインターナショナル)の、上質感漂う綿シルク地のナチュラルなラウンジウエア。
片側がリネン混リバーレースの総レースを大胆に使ってあり、反対側は細幅レースをV状にはさみこんである。両方ともVネック。
前後どちらを前にしてもOKだが、透けるのが気になる場合は、後者のおとなしいデザインの方を前にして着ることができるというわけだ。
いずれにしても1着で2着分の楽しみがある。

フランスのナイトウエアブランド「ル・シャ」では、表はクラシックなポリエステル織物だが、何と後ろ側は肌に馴染むモダールのジャージー。
快適で、ベッドでの寝返りもしやすいというもの。
前身頃の方は、なるべく体のラインが目立たない方がいい、だらしなく見えないという配慮がある。
従来あまりなかった発想のような気がする。

 2016/10/25 21:40  この記事のURL  / 
潜在需要大きいスポーツブラ
インナーウエア市場で、最近の重要なキーワードといえるのが「スポーツ」。
厳しい商況の中でも、スポーツタイプのものに動きがあるという話をよく聞く。

昨今、ワコールはさまざまなかたちでスポーツブラの啓発に力を入れているが、この度は日本女子プロゴルフ協会(LPGA)とオフィシャルサプライヤー契約を結んでバストケアの啓発を行っていくと発表した。
同協会に所属するプロ、80名のフィッティングを行ったところ、プロでさえも機能性の高いスポーツブラを着用している人が少なかったという。

ゴルフに限らず、ヨガ、ウォーキング、トレッキング、ランニングと、多くの女性がスポーツを楽しむようになっているが、上に身に着けるものに比べて、下着には無頓着の人が少なくないようだ。
「CW−X コンディショニングストア」半蔵門店では、「CW−X」の販売だけではなくランナーのためにレンタルも行っているが、加えてスポーツブラをレンタルで試着し実際に走った人の多くが、その着け心地や機能性の良さを知り、多くの人が購入するという話を、以前、同店を取材した時に伺った。
つまりスポーツブラの良さを経験していない人がまだまだ多く、ある調査ではスポーツ時にスポーツブラを着用する比率はまだ3割だという。

ただ、スポーツブラを選ぼうとする時にいつも気になるのは、まだまだ選択肢が少ないこと。
サイズはもちろんのこと、肩ひもが調節できるアジャスト付のものが意外に少なく、私のような上背のある人にとっては、肩からバストトップまでの長さが限定されているタイプではバストの位置が合わず、運動中、ブラが上にずり上がってきて気になって仕方がなかったことも。
肩ひもアジャスト付きスポーツブラは、なぜかモールドカップが中心になっている。スポーツの種目によって求められる機能性が異なるし、バストの造形性をそれほど必要としない場合もあるだろう。

スポーツウエアの一番の基本、それは肌に密着しているインナーウエアであり、そこには不特定多数というターゲットはない。
 2010/10/15 22:07  この記事のURL  / 
タトゥ感覚で肌を見せる
三寒四温のこの時季、春の匂いが日に日に増してくると、肌を見せる装いが待ち遠しい。

気軽に気分が変えられるのはタトゥシール。胸元や手首など好きなところに貼って、ジュエリーのように。
写真の「イネス・ドゥ・カスティロ」(アルテックスが販売、価格は2000円前後)は、高級感のあるキラキラしたテクスチャーで、長持ちするのがうれしい。




また、右下のように、スキンカラーにタトゥのようなプリントが入っているデザインもおしゃれ(パリ国際ランジェリー展のショーより、「BODY WRAP」の商品)。





同じタトゥ感覚でも、レースで表現されているとぐっとエレガントな表情になります。
「オーバドゥ」の2010秋冬コレクションで気になったのは、背中にY字状のケミカルレースがあしらわれているスリップ。
後姿や細部にも美意識が行き届いているのは、さすがフランスブランド。
背中を見せた着こなしのイメージが広がりますね。
 2010/03/08 11:14  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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