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イネスのアトリエブティック
安易なファッション消費に疲れた私たちは、愛着をもって大切に長く着られるものが欲しいと願っている。
パリのランジェリー展でも、安価でトレンドを提供する巨大チェーンのアンチテーゼとして、オートクチュールやクラフトマンシップを重視する姿勢を見せている。
オートクチュールはファストファッションの対極にあるが、もっと身近な生活感のあるものとして、「アトリエブティック」という伝統があると思う。
奥のアトリエで作ったものを店先で売るというスタイルは、日本の若手デザイナーも以前から注目しているが、パリにオープンしたイネス・ド・ラ・フレサンジュのブティックを見て、今まさにこの原点に戻ってきているかもしれないと確信した。

場所は、古き良きパリっぽさがまだ残るサンジェルマン地区のグルネル通り。
この通りには、イネスの友人でもあるフィフィ・シャシュニルのブティックの他、ラペルラやアジャンプロボカトゥール、カリーヌ・ギルソンといったヨーロッパ各国の高級ランジェリーブティックも軒を連ねている。

フランス伝統のブルーを基調に、トリコロールでまとめられた内装の中には、イネス自身が好きなもの(オリーブオイルやビール、文具、家で日常使う小物雑貨までいろいろなアイテム)がセレクトされている。
つい1点1点宝物のようなアンティークでまとめがちなところだが、この人らしいなと思うのは、おもちゃのようなアクセサリーに代表されるように抜け感のセンスが抜群で、お客に対してもどこか子供時代を思い出させてくれるような世界がつくられていることだ。
トレンドやマーケティングとは異なる視点での、真の育ちの良さを感じさせる。

服はどこか懐かしいワンピースやブラウスが中心で、限定生産のためにリトグラフのようにナンバーが刻印されている。高すぎない価格帯(日本円に換算するとワンピースで5万円位だった)も好感が持てる。

ユニクロとのコラボを通して、自分のやりたいこと、訴えたいことがふつふつと湧き上がってきたに違いない。
モード界でキャリアのあるこういう方に今後もぜひ活躍していただきたいと、同い年の私は共感したのであった。

 2015/08/05 10:34  この記事のURL  / 
百貨店でポップアップショップ
最近、日本でも独立系ランジェリーデザイナーの活躍が目につく。
百貨店のランジェリー売り場で紹介されることも増え、少しずつファンが増えていることは喜ぶべきこと。
大手有名メーカーとはまた別に、こういうデザイナーブランドの存在が、マーケットを豊かに育てる。

9月17日から29日まで、伊勢丹新宿店3階のマ・ランジェリーでは、以下のブランドのポップアップショップが開催中。
2週間イベントもちょうど折り返し。ランジェリーの多彩な表情を楽しんでください。

ハヴィーナ
同店ポップアップショップも恒例になりました。今回のテーマは”FEMME〜女〜”。

リリピアーチェ
日本人デザイナーによるNYブランドの日本デビュー。
 2014/09/21 20:18  この記事のURL  / 
ZARA HOME旗艦店オープン
「ZARA HOME」の青山旗艦店が、オープンした。
国内3店舗目に当たる同店だが、青山という都心の中でも一等地(表参道交差点に程近く、ビルには地下鉄連絡口)、しかも海外でもあまりない規模を誇る。
店内に足を踏み入れるととにかく広い。ずらり商品が陳列されているのに圧倒される。程よく雑然としているのが同店の魅力だ。

店内は部屋ごとの用途別ゾーニングというよりは、シーズンテーマやカラーテーマの方が軸になっている。週に2度は新製品が投入され、棚が移動していくという。
よく見ると、寝具用品に混ざってキッチンアイテムがさりげなくミックスされ、アクセントの小物がちりばめられている。例えば、ランチョンマットのようなアイテムは方々で見られた。

一方では、ハンガー、室内履き、インセンス、キッチンタオル、タッセルというように、アイテムを絞り込み集めた壁面もある。

リラックスシーンに対応すべく、ルームウエア関連にも力が入れられている。
インドで刺しゅうを施したようなコットンガーゼのナイトウエアなどは、以前から「ZARA HOME」お得意の分野だが、ナチュラルな着心地をベースにしながらデザインバリエーション豊富でおしゃれなコーナーとなっている。
百貨店や専門店のランジェリー売り場にはあまりないコロニアル感覚といったらいいか。6千円台から1万円台という中心価格は適正だと思う。


市場の可能性が大きいと思えたのが、一番奥にあった子供部屋。
表のウィンドゥディスプレイの一角も子供用品で飾られていた。


2014春夏シーズンはアマゾンの熱帯雨林をテーマにしているだけに、非常にカラフルだが、蜷川実花のニナデジがウィンドゥディスプレイやノベルティバッグに使われているのはちょっとやりすぎ感があった(この位しないとこの広さでオープニングの迫力がでないかもしれないが、同店のテイストとは異質)。

大きなウィンドゥディスプレイに使われていたカラフルな刺しゅうの椅子カバー。こういうエスニックな工芸品感覚を取り入れているのがもともとの「ZARA HOME」の持ち味。ZARAグループが世界に開拓している生産基地を生かしたインテリア用品の発信がこれから期待される。

価格帯はミドルアッパーというところ。いつもソルドの時期にパリで購入している者としては、全体的にやや割高感があるのは否めない。他店との差別化によって優位性をいかに出していくかが勝負だろう。

 2014/04/11 11:23  この記事のURL  / 
パリ百貨店のウィンドゥ
世界からやってくる観光客でごった返しているパリの代表的な百貨店「ギャラリーラファイエット」。
たくさんの人が行きかう路面のウィンドウディスプレイには、この時期開催されていたファッション関連の展示会とのタイアップが登場。
ランジェリーも大きく割かれていました。しっかりと7月「モードシティ」の告知も水着で。
 2014/01/29 17:25  この記事のURL  / 
クリスマスのディスプレイ
欧米とちがって、日本では路面のウィンドゥディスプレイにランジェリーが飾られることはほとんどない。交通広告も厳しいと聞く。
安売り店や実用品の店はあっても、百貨店やファッションビルなどの大型商業施設でランジェリーがメインのディスプレイに使われることはとんどないのではないだろうか。

したがって、今日の渋谷の街中でこれに遭遇したときは少し驚いた。
マークシティのエスカレーター下に出現した巨大なクリスマスディスプレイ。ブランドは「アンフィ」。
久しぶりの渋谷で時代の変化を感じた。
 2013/11/18 22:20  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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