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「朽ち果ててゆく花の美しさ」
「Chut! INTIMATES」が先週末に2018春夏の展示会を行った。会場は、根津美術館にも近い南青山のフラワーショップ「SPOONBILL」。
シーズンテーマである“Hidden Garden”(秘密の花園)ともぴったり合って、デザイナーのイメージした「朽ち果ててゆく花たちの美しさを儚く描いたセンシュアルなコレクション」を美しく見せていた。

同ブランドの順調な成長をあらわすように、アイテムも型数もグンと充実し、マンスリーで店頭に投入されるグループは、春夏合計して30近く。
特にブラジャーは、楽でソフトな着け心地のノンワイヤー3タイプ(ドレスイージーブラ、クロスシュットブラ、シアーシュットブラ)に、より安定感のあるポイントメイクの3タイプ(サイドシェイプブラ、ボリュームアップブラ、プッシュップブラ)が新しく加わり、全6タイプから体型や好みに合わせて選べるようになっている。

ラウンジウエアやアクティブウエアも継続。ナイトブラ、ボディテディといった新しいアイテムもバランスよく組み込まれている
全体的にスモーキーカラーを中心に、独特のアンニュイな雰囲気でブランドの世界観がまとめあげられていた。

春の代表的なビジュアルに使われる、バラの刺しゅう柄のシアーシュットブラ

海外アーティスト(ロンドンのカミラフランス)とのコラボによるオリジナルプリントを効果的に使ったドレスイージーブラ

リュックスコレクションも充実。通常のブラ中心価格帯が4千円台のところ、こちらは6800円

ボタニカル、アート、ランジェリーが絶妙に溶け合った空間。ランジェリーを妖艶に見せていた

 2017/11/12 22:41  この記事のURL  / 
「ランジェリーク」の“熱帯”
代官山ヒルサイドバンケットで2日間開かれた「ランジェリーク」(カドリールインターナショナル)の展示会。
2か月前にパリ「モードシティ」展で既に発表された2018春夏シーズンのコレクションだ。
テーマは“トロピカル(熱帯)”。

トロピカルといっても一般的にイメージするそれとはだいぶ違う。
アーティスティックディレクターの有馬さんが、アンリ・ルソーの絵(20世紀初頭に描かれた”夢“という作品)からインスピレーションを得たもので、そこに漂う熱帯のやさしさといったものをデザインに反映させている。

PARIS
「モードシティ」は既に3回目。今回から新世代ブランドを集めた「EXPOSED」エリア内に出展している

TOKYO
代官山ヒルサイドバンケットの会場では、ゆったりしたスペースに全5グループを見やすく展示。


一般的なインナーウエアにはあまり使われない、シルクやコットンの付加価値のある素材やレースをはじめ、春夏らしい清涼感や透け感のある素材が多いのが特徴。
「ランジェリーク」らしいモード感に満ちた、ニュアンスのある“軽やかさ”の表現を(店頭展開順に)紹介しよう。

@透けるボーダー柄が涼しげな綿麻サッカー。黒に近い濃いグリーンで熱帯の植物を象徴させている(パラディグループ)

Aルソーの愛した女性を、はかなげなシルク100%楊柳とフランス製リバーレースで表現(ヤドヴィガグループ・高価格帯のメティエグループでスリップが税抜3万円)

B夜のジャングルに咲く花々をあらわしたライラック。ドット柄パワーネットにリバーレースをあしらった美しいスリップ(ミューグループ)

C白く輝く月の光をイメージしたグループは、夏に心地よいコットン。日本古来の楊柳(高島縮)とイギリス製コットンレースを使用。ラウンジウエアも充実している(ブランシュグループ)

Dシルク織物に総レースを重ねて。色の組み合わせも楽しめる(ミュゼットグループ)

 2017/09/14 15:36  この記事のURL  / 
ラウンジウエアでグランピング
先週は久しぶりに「キッドブルー」の展示会に伺った。
2017秋冬物のテーマは、”ラグーン・コテージ”。ファミリーで楽しむ冬のグランピングのシーンが会場に再現されていた。勝手な私のイメージとしては、北欧の白夜といったところか。
レディスからメンズ、キッズまで、各種ラウンジウエアからブラジャー&ショーツ、ルームソックスやミトンやストールなどの小物に至るまで、幅広いアイテムが集結。

ふわふわした起毛素材やあたたかなストレッチ素材をはじめ、ガーゼのジャガード素材、また改めてシルクニットのアイテムも充実し、全体的に肌に優しい素材が揃っていた。
レッド系をアクセントに、チェックやストライプ、花柄などの柄も、あたたかな印象。



 2017/06/17 21:41  この記事のURL  / 
女性の二面性をドラマチックに
オンワード・チャコットグループのSPAインナーウエアブランド「シュット!インティメイツ」が社外で初の展示会を開催した。

2017秋冬コレクションのテーマ“ゴシップ”は、故プリンセス・ダイアナの没後20年にちなんだもの。
エレガントでアクティブ、アシンメトリーなデザインなど、女性の二面性、あるいは光と影を想わせるようなデザインが印象的だった。

同ブランドのマンスリーMDに沿って、ブラジャーのバリエーションが勢ぞろい。ここにあるようなスリップがさらに気分を盛り上げる。
スモーキーなピンクやモーヴをはじめ、ワインカラーやカーキといったシックなカラーが女っぽい。

コットンシルクのリブインナー、スポーツシーンに対応するブラやウエア、ラウンジウエア類も幅広く充実してきている。


脇すっきり効果抜群のブラと、ハイウエストのボトム。透明感のある素材で軽やかなカーキ色

大きなカサブランカの花のレースをアシンメトリーにあしらったブラ&ショーツ

 2017/05/15 20:52  この記事のURL  / 
企業活動としての「美」
国内インナーウエアメーカー2017秋冬物展示会のフィナーレを飾ったのがワコール。「ワコール」ブランドは渋谷ヒカリエで、「ウイング」ブランドをはじめとするチェーンストア向け商品が渋谷ベルサールで、という具合に二つの会場での同時開催となった。

私自身が同社全体の展示会を見たのが1年ぶりということもあって、時代や市場の変化と共に次なるステップを確実に踏んでいることを感じさせられた。
従来のチャネル別ディビジョンごとの施策から、横断的なオールワコール戦略へと大きく体制が変わったことも大きい。3年後をめどに卸環境も大きく変わるらしい。
記者懇談会も従来の事業部別から、全事業部合同のスタイルとなった。

ワコールの直営ブランド部隊以外のすべてが一堂に会した展示会。
ここには日本国内のインナーウエア市場の動きがぐっと凝縮されている。
その会場の入り口に掲げられていたのが、同社の新コーポレートメッセージだ。

「より美しく」

「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」というのが創業以来の同社の目標であるように、聞きなれたフレーズともいえる。
ここで改めて創業者の精神に立ち戻り、未来に向けて新しい「美」を創り続けていきたいという思いが込められている。

言うまでもなく、時代と共に変化し、また個人の価値観によっても異なるのが「美」であり、多様性に富んでいる。
データや理論でなく、エモーショナルに人間の五感に訴える「美」。
言葉にするのは難しいからこそ、いろいろな表現法がある。
これだけは人工知能(AI)に勝ち目はないはずだ。

「美」を基軸にした仕事にかかわれていることは幸せ
 2017/05/12 14:22  この記事のURL  / 
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プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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