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海外で講師の初体験
中国のファッションコンサルティング会社から声がかかり、今週、香港に程近い場所にある深せんに行ってきた。
1980年に経済特区に指定されてから急速に発展を見せた所で、世界都市ランキングでは北京、上海、広州に次ぐものの、経済的には今や中国最大の規模になっているという。
インナーウエアのメーカーも多くあることからセミナーの場所に選ばれ、私はここで「ランジェリーのグローバルトレンド」を語ったというわけだ。

モノの表層的なトレンドではなく、その背景にあるもの、時代性というものを伝えたいというのが私の主義だが、中国でもそのやり方を通し、映像も日本で開催するセミナーと共通の素材を使って話を進めた。
ただ、中国のインナーウエアビジネスにかかわる人々を相手に話をするのは初めての経験なので、準備には時間をかけ、当日もトレンドの経緯を丁寧に説明した。
かつて体験したことのない長時間のセミナーだったのだが、日本語から中国語への同時通訳が非常に優秀な人だったので、すべてスムースに進み、好評のうちに終えることができた。

ここで驚いたのは、50人ばかりの参加者(会社は複数)が、非常に熱心であったということ。
20歳台と思われる若い人ばかりなのだが、そのエネルギーに私もぐいぐい引き込まれた。質問も活発だった。
さらに皆がとても行儀よく、休憩時間などにすれ違ってもニコニコ「ニーハオ」と挨拶してくれる。これは完全に欧米式のマナーだ(セミナー終了後の撮影大会は中国的かも)。

これには考えさせられた。
例えばパリのランジェリー展などでも、日本人は、グループでレクチャーを受けたり、会場でブースを見て回ったりする時など、相手に対してあまり個別の挨拶をしない。
これは自戒をこめてなのだが、海外で価値観や文化の異なる人々と接する時、コミュニケーションの入り口に必要なマナーはやはり心得ておかなければならないなとつくづく思った。

深せんの店頭や市場については、また改めてお伝えしたい。


 2017/03/24 23:29  この記事のURL  / 

プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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