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がんばる理由を語る旅
最近は このブログを通じて国内外の読者の方々から頂くメールや手紙に勇気付けられ さらにがんばれる理由が深くなりました。

実は先日 スペインはマドリッドでセレクトショップを経営されている読者様から 勇気付けられるメールを頂きました。私自身も本当に感動して嬉しかったのですが 私以外の方にも このメールを読んで頂くことで『世界各国で同じようにがんばっている方々が居るんだ!!!』と言うことを知っていただき 読者の皆さんのがんばれる理由にもなれればと思い掲載させていただくことにしました。メールをくれたOさん本当にありがとうございます。


深澤さま

ためになるブログを、いつもありがとうございます。
私はスペインのマドリッドでセレクトショップを経営しております。

日本のアパレル商材の仕入れ先や販促方法、商品ディスプレイ、お店の運営方法などを知る手掛かり として読ませていただいております。
お店は2003年の11月に、セントラル地区にオープンさせました。
取り扱い商品は、アンティーク着物や地下足袋、足袋ソックスなどの和アイテム30%、日本とアメリ カのアパレル商材30%、オリジナルアイテム15%、ファッション雑貨10%、日本のバイカーに人気のある ヘルメット15%となっており、日本で実際に人気のある商材をスペイン人の好みに合わせて仕入れてい ますが、スペインという、あまり日本という国に馴染みのない人々に日本の商材を販売することは難 しく、日本の女性ファッション誌のキリヌキや日本のCDショップのようなキャプションを添えながら、 リアルな日本のカルチャーを伝えたるよう試行錯誤の毎日です。
日本ではファッション誌や旅行誌でライター兼編集をしており、アパレル業界とまったく違うフィー ルドだったのですが、日本・海外を問わず多くの業者の方に支えられ励まされ何とかここまでやって きました。

深澤さんのブログ内に「お店の世界観を通して商品やデザイン、お店から発するメッセージにお客様が共感し賛同することで、社会貢献ができれば……」とありましたが、再度読み直し、この言葉にとに も勇気づけられ感激いたしました! 私が目指しているのはまさにココだと、活字を読み、あらためて ココロの中に浸透していきました。
スペインのマドリッドは、おしゃれ感度が決して高い都市ではありません。日本よりも10年以上す べてがたち遅れているといっても過言ではありません。雑誌掲載にのせられて商品を購入する人もほ とんどいず、閉店後のウィンドーをのぞき見しながらショッピングのモティべーションを高めていく 人が大半なので衝動買いはまずありません。が、この「衝動買いをしてまで」欲しくさせることが私 の使命です。そのためにもVMDは欠かせない戦略のひとつになっています。
5.8坪の小さな店内に並べている各アイテムは、ある意味、とりとめがなく無節操で一種おもちゃ箱の ような状態です。
今は毎回仕入れ先を開拓することに疲れを感じてきています。ですが、アパレルを含め、日本のサブ カルチャー的アイテムを発信することで、この国に住む人たちに何かが残せればと思っています。

どうぞ、これからもステキなブログで読者を励まして下さいませ!




Oさん許可無く掲載してしまい申し訳ありませんでした。

絶対に近々マドリッドに遊びに行きますので その際は是非 そちらでお買い物させて下さい。宜しくお願いいたします。
 2006/07/29 11:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
『いまだに90年代の売場作りを目指すVMDを嘆く旅』
先日 某人気カジュアルブランド国内GMと会食する機会がありました。このブランドは1年ほど前からVMDのコンサルを定期的にさせていただいております。

席に着くなり 
(GM)
『深澤君 VMDって何所に向かってるの?』
(私)
『エッ??何所って 言われますと? 今後の展開ですか?』
(GM)
『うちのコトじゃないよ 』
この後 2時間くらい 最近の国内アパレルの売場話しに突入!!
VMDについての議論が始まりました。


実はこの日 GMは新しいPOSシステムの導入に際して数社のシステムやコンサルの営業担当と面談。その話の席で とにかく気に入らないことが起こったらしいのです。気に入らないこととは POSシステム導入と同時にVMDコンサルのパックとなったシステムの営業を受けたらしいのですが、営業担当者が売場の改装を前提に陳列のノウハウを学び什器を改善すればPOSシステムも更に機能的に使えて 『簡単に売場は上がる』と言い切ったことに腹が立ったらしいのです。

その瞬間は自分を押さえていたようですが ブランドイメージや商品の話をこちらから切り出すと 
『それは 担当が違うので分からない・・・・・』という答えが返ってきたそうです。
 
これがお怒りの原因で
『簡単に売場で売上が上がると言い切れる人間が ブランドイメージや商品については分からないとは何事だ!!』ということでした。

そこでGMは直に、都内にいた私に電話を下さった。

GMとの話の結論を先に書いてしまうと
『正直まだ90年代の売場作りをVMDの完成形だと思ってる人たちが多い!! しかもそれを平気で売ってる!! これって大丈夫なの?』と 私にVMD以外のもっと別の言葉を考えて今の仕事を進めてみてはどうかとアドバイスをしてくれました。

90年代のVMDとは
『選べないお客様の売場作り』だった気がします。
『選べない』とはスタイリングが出来ないとか、商品の良さが分からないという意味ではありません。
『選べない』とは 何となく流行感があって 値ごろ感もあり しかも色サイズが豊富でそれなりのブランドイメージがある売り場で売っている商品なら 何所で買ってもいいというお客様のことです。(この内容については 結構誤解される可能性が強いので書くのをやめようと思ったのですが 日経MJ3月28日一面記事を読み書く決断をしました) 

90年代後半からPOSシステムとQRを使い ブランドターゲットの間口を大幅に広げた売場がVMDの理論を用いて とにかく隣の店よりも見やすく買い易くを掲げて ブランドイメージを安売りしてきました。

今現在そういった売場が新規オープンしたSCやテナントビルにどのくらい残っているでしょうか?
また現在『選べないお客様の売場作り』を続けている売場の中で輝いている売場はあるでしょうか? 正直言うと殆ど隣の売場との違いが見えない店ばかりです。 
私自身 この話を書いたからと言って何のメリットがある訳でもありませんが ただ10年前と何ら変わらない売場作りの話
○ MDの視覚的提案
○ 人件費削減
○ 売場のシステム化
○ 関連販売による売上効果
など机の上だけで話されるVMDの効果や完成形をただ突き進めて行けばアパレルもコンビニエンスストアと何も変わらない売場を作っていることに誰も疑問を持たないことが怖くなるのです。 90年代のVMDから出来上がる売場はお客様にとっては『選べない売場』(どこで買っても違いを感じない)で 選べない売場から 結局『選べないお客様』を生み出すこととなりました。
『誰に売っているのか 誰から買っているのか分からない』 販売側もお客様も どちらの顔も見えない戦略と売場でブランドロイヤリティーを育てようとしても育つ訳がありません。結果こういった売場から物凄い勢いでお客様は離れていきましたし ユニクロの登場によって
中途半端な店は消えることとなりました。

 
このままではVMDという言葉自体が煤けてしまうのでは? それならもっと別の言葉で 売場マネジメントを行ったらどうかというGMの心使いは本当にありがたいことです。でも私は VMD自体は変わり続ける仕組みであってもそれを支える理論は不変的なものであると信じていますので出来ればこの言葉の中で生かされていたいと思い今回この話を掲載しました。

勿論色んな意見はあるでしょうが お店 ブランドが発信するイメージや情報と お客様の求めるイメージを出来る限り高い所でつなぎ合せていくこと その為に 商品や売場の良さを理解しその時代に合ったお客様のニーズに答えていく仕組みとしてVMDが存在していると強く信じています。勿論このGMのブランドでもこれを実践させていただいておりますし
今も必要としていただいております。

皆さんは何をVMDに求めていますか?

長くなりましたが  是非ご意見お待ちしております。

 2006/07/29 11:31  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
コメントについて 答える旅
今回は読者から頂いたコメントについて
お答えしてみようと思います。

こんにちは!いつも参考にさせていただいております。アパレルに携わっているモノですが営業むけにVMD研修をやることになり、講義編は終わって実践編をするのですが、何かアドバイス的なことがあれば聞かせていただきたいのですが・・・。(とっても広範囲・抽象的な質問でスミマセン。。)

エッと
まず いつも読んでいただいてありがとうございます。
営業に実践向けの研修ですか・・・凄く重要なことですが 営業の人たちって
以外に自分達には無関係だと思っている人も本当に少なくありませんよね。

でもこの講義を行うことは非常に大切なことだと思います。

もし私が講師なら一つ 一つの商品を通じて
売場を整理(分類) 整頓(分類に適した置き方)を魅せてあげる。

そして この作業の必要性がお客様の買物の動機に繋がる必然性を生み出すことを
とにかく簡単に説明して目で見せてあげます。

そして彼らにも自分の手で何か 実感出来るコーナーを作ってあげます。

即効性がある研修は営業の方が 自分で売場に行った際に とにかく5分程度で
自分の売場の問題を見つけるチェック項目なんかを作ってあげること。
さらに簡単に売場を修正できる色 置き方のマニュアルを作って
実際に現場で実践させてあげるのも良いと思います。

楽しんで参加し お互いの仕事への共有意識が強まる研修になると良いですね。

簡単ですが 参考になりましたかどうか????
 2006/07/24 10:52  この記事のURL  /  コメント(3)  / トラックバック(0)
狂った歯車
皆さんこんにちは 深澤です。
メルマガも読まれていらっしゃる読者の皆さん!!
今月はお休みしてしまって本当にごめんなさい。
(チョッと色んな出来事が重なりまして・・・・・)

私達の生活の中には必ず好調な時期と不調やツイテイナイ時期があります。
ここ数年の私は 結構好調な波の中にいたようです。
勿論 小さな下り坂の波はありますが 年間を通して考えれば悪くない時間を過ごしていました。

前回の投稿で鬼門の都市への出張の話をしましたが この都市での仕事自体は非常に充実していました。
また 新しいお客様と今後信頼関係を築いていけそうな気もしていました。
(多分 この時 この都市での成功を期に 何か悪い流れが自分の中にあるのを変えたかったのかも知れませんん)


この半月の間に3回の海外出張をこなし 国内の仕事も帰国後次の日から
休まずに取り組んでいた結果 どうも私の中の色んな歯車が少しずつ狂るっていたようです。

実は 鬼門の都市から中部国際空港経由で帰宅途中に自動車事故にあいまして・・・・・・
疲れと後遺症からの発熱や 精密検査などを受けてやっと今 少し落ち着いて
PCの前に座った状態です。

今考えると鬼門の都市に行く前から 何となく色んなズレが起きていました。
仕事の上での発言や思考のズレ 
空港に向かう交通機関の廃止から 本当は絶対に止めるべきなのに
自分の運転で空港まで向かってしまったこと・・・
(普段なら止めれることや 考えないことが普通に起こっていたのに 簡単に見過ごしていたようです)

もしかしたら前々回投稿した交通違反アタリから始まっていたかもしれません。

帰国した日・・・空港でも税関の手荷物検査で初めて荷物をあけられました。
何となくイライラしながら 駐車場に向かう・・・・この日宿泊先のホテルで起床したのが
午前5時でしたから 車の運転をする前にお茶でもすれば また違ったかもしれませんが
ストレッチだけしてそのまま乗車・・・・・・

まず最初の空港からのジャンクションで一度道を間違ってしまったんです。
(この時も 『あ〜疲れてるな 休憩しようかな・・・・』と思ったのですが出来ませんでした。)

その後 知多半島道路から伊勢湾岸道路に乗り換えるために 

一般道に出る交差点で事故が起こりました。

青信号で前方の車について6時方から3時方向に走り出した私の車に
3時方向から9時方向に向かって道を間違えてパニックになった信号無視の車が突っ込んできたのです。


『あっ・・・・・・・・・・・・・』っと思ってブレーキを踏んだのですが もう間に合いません。
ガッシャーーーーンと言う感じで 
ぶつかる前から完全に相手が悪い事故だと分かったのですが 
自分では『俺 ヤッパリやったか・・・・』としか思えませんでした。

こういうのって 相手が悪くても絶対に自分が招き入れてるんですよね・・・
本当に自分では普通なら考えない 言わない 行わない ウイルスみたいなモノが頭と体の歯車を壊していくんです。

もうそれが事故直後から 自分で理解できたので
直ぐに廃車状態になっている 相手の車に駆け寄って
完全に動揺しきっている親子に怪我の確認などの声掛けて 
車を移動させを呼びました。

私は車が大型の4輪駆動車の為に バンパーが曲がり 車のフロント部分が歪む程度で済んだのですが
事故の衝撃と疲れから
事故現場からは 在来線を乗り継ぎ新幹線で帰宅しました。


警察 保険会社共に100対0の事故内容だったのですが
上に書いたように 私自身が招きいれたような気がして
相手を攻める気にはなれませんでした・・・・・

自分の歯車が狂ってるんですよね こういう時って・・・・・皆さんもありませんか?こんな時?

少し自分の時間に戻せるように 体やココロに掛かっている圧を抜こうと思います。

皆さんも是非 事故には’気をつけてくださいね。
では 
 2006/07/23 00:20  この記事のURL  /  コメント(2)  / トラックバック(0)
鬼門
誰にでも鬼門といえるような場所ってありますよね。
私にとっての鬼門は 海外の某主要都市です。

今そこに出張に来ています。
ことの始まりは 初めてその都市にあるアパレル企業と
VMDの年間コンサルティングの契約を結んだときでした。

金額 スケジュール面で合意してもう後はお互いに
帰国してからサインを押すだけの状態だったのに
いきなり 先方から
『そんな書類は知らない・・・もういらないから連絡をするのをやめてくれ』と言われた時です。
全くコチラは理由が分からない なぜそんなコトを言い出すのか身に覚えが無いそんな状態でした。
あとから現地スタッフが調べると 契約に行った際 
先方の女性社長が契約に行った私を含めた3人の日本人男性と楽しそうに
話しているのを 女性社長の下で働く旦那さんが見ていて嫉妬したということでした。
コレ本当の話なので 断られたコチラとしては首を傾げるしかありません。

2回目は別のお客様の話で、こちらは契約を終了してから初めて行った研修の際 
『社長に言われたから参加しているんだ』などという
あまりに態度が悪い現場スタッフにキレキレになった私は
もう先方とは決別状態・・・・

やっぱこの時から この都市は鬼門なんだ!!!と思いましたね。

そして3度目の正直となる今回 この都市に来て2日が経ちました。
実は今回は 上に書いた決別してしまった
企業への 再チャレンジです。

先方も興味があるんだけど 前回のこともあるし プライドもあるので引けない。
こちらも 本気でやるのだから本音の信頼関係を気づきたい。

もう2日間 殴り合いのように口論して 最後にはお互いに泣いて理解して抱き合った 
そんな2日間となりました。やっぱ 本音で語り合わないとダメですね。
あまりに本音過ぎて 通訳の女性スタッフがやんわり遠慮しながら訳すので
『もう そのままのニュアンスで伝えてッ!!!!』と言ってしまう状態です。

でも本気で喧嘩しなければ理解しあえないことってありますよね。

何となくでも 『コイツ 腹では何を考えているのか分からない??』って
思ってしまったら絶対に信じあえないですもんね。

あと一日あるのですが どうか鬼門説が崩壊しますようにと願う深澤でした。

ではでは
 2006/07/18 23:23  この記事のURL  /  コメント(2)  / トラックバック(0)
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プロフィール
深澤 智浩(ふかさわ ともひろ)
大学卒業後、大手SPA企業にてヘッドトレーナーとしてVMD戦略に携わる。2003年、VMD TOTAL SUPPORT OFFICE 深澤企画設立 。 現在、複数のカジュアルブランドの店舗運営のサポートとVMD業務に携わる傍ら、生鮮食料品の店舗ビジュアルも手掛ける。年間、深澤企画として100店舗以上のVMDクリニックを行っている。

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