« 前へ | Main | 次へ »
2016年を振り返る
2016年を振り返るとこのアパレル業界も色んなことがありました。かつて、一時代を築いたような企業が凋落の一途を辿ったり、中国人の「爆買い」もファッションに関しては終了。その影響を百貨店中心にもろに被る。等時代の流れは、この業界にとっては一段と厳しく難しいものになってきました。

そんな中、無謀にも独立を果たし3年目。少しでも「人の役に立つ」ということをモットーに仕事に従事してきましたが、まだまだ知名度・アピール不足か、私自身の現状はまだまだだと言えます。

但し、2016年は私にとって、5年後くらいに振り返るとターニングポイントの年?になったのではと言えるくらい、様々な新しい経験をしました。以下簡単に振り返ると。

@学生への講義
→今年の2月から半年間。文化服装学院で非常勤講師を勤めさせて頂きました。この経験によって、「相手に物事をわかりやすく伝える。」ということの難しさ・大事さを勉強させてもらったような気がします。また、学生の現状を知ることによって、私自身の視野が広がった良い経験になりました。

A海外での仕事
→今年は3回中国で仕事もさせてもらいました。文化の違う中で、クライアントの役に立つことは何なのか?また、伝えることの難しさも感じましたが、感謝されたときの喜びも感じることができました。

B書く仕事の増加
→現在、私はこのアパログも含め、3つの場所で書く活動・仕事をしています。喋ることで伝えることも難しいのですが、限られた字数の中で書いて、読者に「伝えたい事を伝える。」これもまた難しいことです。但し「書くこと」によって、講義等の喋る仕事が、よりスムーズにいくようになったような気がします。そして、書く機会・場所を与えてくれた皆さま方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。特に、S社N松さん本当にありがとうございます。(笑)

C個人塾の生徒が増える

→現在私は個人向け(組織向けもあります。)「正羽村塾」という学ぶ場を提供しています。これは、私自身が過去に感じた「このことをあのときに知っていれば」という経験・失敗から、「誰か教えてくれる人がいたらいいかもなぁ。」という想いでスタートしました。正直、効率を考えると全然良いものではありませんが、ブログ・SNS等で私のことを知り、少しずつ受講者が増えています。少しでも受講者が組織で飛躍できるよう、今後もこの活動を地道に続けていきたいと思っています。

Dマネージャー研修を行う。
→今年に入って、MDだけでなくマネージャー研修の依頼を受けるようになりました。もともとそういう活動を行っていましたが、体系的に行うのは,今年が初めてで最初は不安がありました。私が店頭(現場)してきた経験を感覚で体系的にまとめ。そして、私の言葉で資料をまとめ伝えることで、逆に私自身の成長に繋がったような気がします。頭の中では理解できていたと思っていたことが、実際纏めてみると実は私自身が出来ていなかった。そんな「気づき」を促してくれました。

このように2016年振り返ると、厳しい日々ではあったのですが、とても有意義な経験をした1年でもありました。来年はもっと「人から必要とされる存在」になるために地道に継続学習・努力を怠らないよう精進していきます。そして、来年はきっと良い一年になることでしょう。

今年1年ありがとうございます。では皆さんよいお年を!

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/service2.html
私の記事はフェイスブックからご覧になれます。気軽にフォロー・友人申請してください。
https://www.facebook.com/masafumi.sato.777
このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2016/12/28 08:00  この記事のURL  / 

変えてはいけないものって?
江戸時代の俳人。松尾芭蕉が提唱した俳句の概念に「不易流行」という考え方があります。

「不易」とは?

→どんなことがあっても変えてはならないもの。

「流行」とは
→目まぐるしく変わる、社会現象に対して、的確に対応していくこと。

相反するようにみえる不易と流行は、ともに根底にある物事の本質は変わらないという意味にも捉えることができます。

この言葉は、社会情勢やトレンドに左右されやすい、このアパレル業界において、警鐘を鳴らしてくれる言葉ではないでしょうか?

例えば、2016年は中国人のインバウンド需要の急速な低下により、影響を受けた業界がありました。それは百貨店です。中国人向けに売り場を改装したり、品揃えを変化させてきましたが、中国の関税の引きあげがあり、急速に売上が失速。また、インバウンドに特化しすぎた体制が、既存の顧客の百貨店離れを引き起こし、2重に売上に影響したと言えます。

観光客の増加に伴い、中国語のできる販売員を準備するなどの対応は必要だとは感じますが、過度に海外からの観光客に特化しすぎた売場が、既存の顧客からしてみれば、本来の百貨店の長所が失われたというのが、一番大きく影響している筈です。

私は仕事で中国に行くこともありますが、そのときに、ある中国の人と話しをすると、「今の日本の売場では中国で買うのと変わらない。」と言っていました。むしろ、日本で味わいたいのは、「日本人が日本人に対して、ごく普通に行っているサービス・接客であり、中国人だから〇〇だろう。のような先入観はいらない。」と言っていました。

前述の「不易流行」という言葉で考えると、「不易」は、百貨店が今まで、お客様・顧客に対して行ってきた、通常のサービス・品揃えであり、「流行」は不易を崩さない程度に、中国語の出来る販売員を育成することにあったのではないでしょうか?

むしろ行き過ぎた中国人対策が、逆にどちらからも敬遠されたとも捉えることが出来ます。高島屋は自分たちの「不易」が理解出来ていたが上に、業績を落とさず済んだのかもしれません。

百貨店に限らず、昨今この業界は厳しいと言われまています。それぞれのの企業・組織が、変えてはならいない「不易」。また社会情勢・環境の変化に応じて変えるべき「流行」を、今一度立ち止まって考え、それを導きだすことが、今後生き残る上で重要です。

自分たちの「不易流行」を本質から考えず、上っ面だけで、IoTやオムニチャネル等を、時代の流れでただ導入を推進しても起爆剤にならないばかりか、より衰退のスピードを速めるだけです。

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/service2.html
私の記事はフェイスブックからご覧になれます。気軽にフォロー・友人申請してください。
https://www.facebook.com/masafumi.sato.777
このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2016/12/26 08:00  この記事のURL  / 

この業界の幹部は何故男ばかりなのか?
私が長年在籍した、アパレル小売業の売上はおそらく圧倒的にレディースの売上が高い筈です。自ずと、そうした企業・組織で働く人の比率もおそらく女性の割合の方が高いでしょう。

しかしながら、ある層から上。とくに役員クラスになると、殆どの組織・企業で女性が登用されるケースは圧倒的に低いように感じるのは、私だけでしょうか。

女性が働く上において必要な社会全体のインフラ整備が整っていない。旧態依然とした風潮等。色々理由があるのかもしれませんが、それでも、アパレル小売業は仕事に従事している女性の割合が他の業種よりも高いにも関わらず、ある一定の地位・ポジションになると急に男ばかりになってしまう。それは、社会全体の風潮とは別の問題があるのかもしれません。

そんな理由の一つに、「この業界の女性は数字に弱い。」「計数管理に弱い。」よって管理能力に乏しい。という風潮があるように感じます。

そこで、今回は、「本当に女性は数値管理に疎いのか?」ということに議題を絞り、私の独断と偏見で考察していきます。

最初に結論から言ってしまうと、「この業界の女性は数字に弱い?」これは女性に限らず、男性も全く同じです。私なんかは未だに数字が苦手ですし、数学なんかは全く頭に入りません。要は、そういった知識が必要となるポジションに、前出のような「女性は数字に弱い。」というイメージ・固定概念から、女性に対して「仕事」「挑戦」「機会」の場を与えていないことが問題の根本です。

「計数管理」「数値設計」等の言葉に代表される、言葉そのものが持つ響きが、「数字」から距離をとりたくなる、最大の理由ではないでしょうか?要は「数字」=「難しい」「面倒くさい」といったイメージを持たせてしまっているということです。

「ファッション=楽しい。」けれども「ファッションビジネス=難しい。」ではいけません。この業界では、よくクリエイティブ的なものしか興味を示さない、ディレクターやデザイナー等がいますが、それではダメです。そして、この業界で出てくる数字は決して難しいものではなく、その大半が、小学生6年レベルの計算式しか出てきません。

店舗が増えたり、品種・カテゴリー等が増えれば増えるほど、Excelで表現される数字が一気に増え、心が萎える人が多いかもしれません。(事実、私もそうでした。)しかしながら、それは落ち着いて考えれば、数学でなく算数なのです。このことに女性も男性も関係ありません。

「数字」に慣れる、そしてうまく活用するには、社員が店頭で販売に従事している段階から、「販売」に必要な「数字」の見方・使い方を「学ぶ場」を設けることが重要です。
http://www.msmd.jp/service2.html

それも、ただ学校の授業のように教えるのではなく、店舗・現場で起こることが実感出来るように、まずアパレル小売業の目的から伝える。そして、「販売」の仕事において使える「数字」を「お役立ち豆知識」のような感じで伝え、「数字」に馴染んでもらう。そのことが重要です。

昨今色々言われる、この業界における「販売現場」において、「数字」は使い方さえ誤らなければ、むしろ達成可能な目標設定をメンバー間で共有することにおいて、最も有効なツール(道具)です。目指すべき方向性を具体化することができますし、抽象的で曖昧なスローガンを立て、販売員を疲弊させるようなことも少なくなります。

むしろ、なまじ偏った数値知識があり販売経験に乏しい、男性の幹部・管理職が「上から目線」で「数字」を利用するから、販売の現場が疲弊するのです。

この業界では、お客様に近いポジションにいるのは、おそらく圧倒的に女性の方が多い筈です。ある意味、お客様に近い立場である女性の方が、本来の小売業の本質・目的を理解出来ている可能性が高いとも言えます。となれば、この業界にもやり手の女性社長や役員がもっと出てきて然るべきです。

そのためには、「女性は数字に弱い。」という固定概念は捨て、販売員の段階から学びの場を設ける。そして、男性・女性関係なく、アパレル小売業の本質・目的を理解し、仕事の「成果」を上げることが出来る人が、人を使い「成果」を出させる仕事。つまり上のポジションに就くべきではないでしょうか。

そして、「成果」を一番測定できるもの。それは実は「数字」なのです。

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/service2.html
私の記事はフェイスブックからご覧になれます。気軽にフォロー・友人申請してください。
https://www.facebook.com/masafumi.sato.777
このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2016/12/21 08:00  この記事のURL  / 

定価の価値を考える2
昨今、このアパレル業界もネット社会の発達によって、様々な業態が産まれました。ネットショップは大きな資本がなくとも、気軽にショップを運営できる時代ですし、また個人同志の繋がりで、服を売買する、「オークションサイト」、また「メルカリ」等の新しいサービスも産まれました。日本は高齢化・人口減少社会と言われるようになっても、服に関する事業体は増え続けています。

そのような顧客にとって「需要」よりも「供給」が圧倒的に上回る時代になってくると、当然「売価の価値」は下がり、既存のブランド・ショップ等はセールする機会が増える。こんな状態になるのでしょう。

百貨店やファッショビル・郊外SC等も、リーシングを行う際は、そのブランド・ショップのスタイルもさることながら、価格帯によって構成を考えている筈です。

しかしながら、何かあったら「セールする。」「セールしてでも売上さえ稼げればいい。」というような状態が続き、更にブランド・ショップによってバラつきが大きく出たりすると、何のためのリーシングなのかも訳が解らなくなるなります。(とは、いってもディベロッパー側の責任は大ですが、今回はこのことには触れません。)

そうなると、以前もブログに手書きましたが、
http://www.apalog.com/fashion_soroban/archive/110
そもそも「定価の価値」って何だろう?と思わざるえません。定価・元売価というよりもそもそも、アパレル業界も「メーカー希望小売価格」「企業としての願望価格」等に名称を変更した方が、お客様にとってはわかりやすい時代なのかもしれません。

そんな「価値のわからない定価」に、作り手ある工場やメーカー側も苦しめられ、右往左往することになります。そんな状態になって一体、誰が得をするのしょうか?売り手である小売り側でしょうか?それともお客様側なのでしょうか?

目まぐるしく変化する時代の中で、今後そのような状態に陥っているブランド・ショップがあるとしたら、一体何をすれば、今後も生き残れるのか?以下、独断と偏見で考察してみたいと思います。

@セール売価を定価にする。

→例えば、年間30%オフ以上を想定。または結果的にそうなってしまうというブランドがあったとしたら、最初から30%オフ程度くらいに、定価を下げ、ある意味リブランディングを価格帯を変更することによって行うのも一つの手ではないでしょうか?長年、培ってきた「定価」を変更するというのは、容易ではないでしょう。しかしながら、そもそもがお客様に「定価」「元売価」を支持されていないのですから、思い切って、そういった大胆な決断を下すのも一つの手ではないでしょうか。

「その代わり。あまりセールしませんよ!」という逆説的な販促を行えば、起死回生も可能かもしれません。

A原価率の設定を大幅に上げる。

→商品のクオリティを上げる手段は、良い素材・工場を使うことだけではないのですが、わかりやすいところとして「原価率25%を40%にしてもいいよ。」という大胆な施策もありではないでしょうか?海外生産になると、為替に左右されますが、自分たちのブランド・ショップの売価設定は以前のまま。その代わり商品クオリティは格段にアップ。このくらい、目に見える何かをしないと、この時代容易にお客様は購入してくれません。

また@Aともに言えることですが、同時にMD設計・精度を格段にアップさせ、感覚だけで適当にセールするようなことがあってはいけません。最低限、MDの数値には「売上」「粗利益」をくっつける。「売・粗・仕入・在」を連動してみるルール変更する。仕入・在庫の売価管理は廃止する。また、分析の精度を上げ、事前計画をしっかり行うことによって、「過度な安売り」を防がなければなりません。

結果的に@Aどちらの手法をとっても原価率はアップするんですけど(笑)

その他には、展開アイテム数を大幅に減らして、1アイテム辺りの仕入点数を増やし、スケールメリットを出し、商品クオリティを上げる等の方法も考えられますが、52週MDに拘る。店頭に常に鮮度がないと不安になる。店内を商品で埋めたがる病に苛まれた、この業界のブランド・ショップにそのことを実行するのは難しいでしょう。。

もし、皆さんのブランド・ショップの状況が悪いと感じるのであれば、状況を打破するには、「変化とスピード」をもって打破するしか方法はありません。今、こうして指をくわえて待っているだけでも、時間はすぐに過ぎ去り、顧客心理の変化に対応できなくなるだけです。

一度、今までの自分たちのブランド・ショップの施策を、顧客目線で客観的・俯瞰して見てみて、今一度顧客にとっての「定価の価値って何?」と定義し直してみてはどうでしょうか?

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/service2.html
私の記事はフェイスブックからご覧になれます。気軽にフォロー・友人申請してください。
https://www.facebook.com/masafumi.sato.777
このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2016/12/19 08:00  この記事のURL  / 

出来ることから改善しよう
私のブログでは今まで在庫に関する記事を何度か書いてきました。昨今のアパレル業界の現状を考えると、以前に比べ多くの在庫が残ってしまう。それが現実です。

前回のブログでも少し触れましたが、在庫が残ってしまう要因を簡単に以下箇条書きで記述してみると。

・商品そのもの問題(デザイン・クオリティ・価格・原価率の設定・その他)
・生産ミニマム(そんなに作りたくないないのに、作らざるえない)
・希望的観測による、安易なディレクション・商品構成
・精度の低いMD設計・管理
・発注チェック体制・管理の不備

その他にも多くあると思いますが、こんなところが要因でしょうか。では、今回はこの中でも比較的、スピードをもって変えることができる?発注・チェック体制・管理について考察してきたいと思います。

@スケジュールを可視化をする

→日本生産から海外生産の移行に伴い、発注タイミングは早くても店頭展開の2か月以上前。生産地がより遠く離れてると更に時間がかかる等。年々発注までのスケジュールは複雑になってきています。ましてや、海外買い付け等がスケジュールに絡んでくると、複雑さを増し、結果的に目の前の仕事に追われる。こんなことになってしまいます。そして、何が起こるかというと、仕入する小遣いを決める前に、小遣いを使いきってしまう。更に、そのうち小遣いを無視する。そんなことが起こり、いざ商品を店頭に展開する前から、在庫が多く残ることが確定です。

(解決策?)
そのようなことにならないように、広いスパンで発注に至るスケジュールを可視化することが重要です。来期の発注で、一番早く発注しなければならないのは何月なのか?ということは、予算はいつまでに作っておかなければならないのか?また、いつからディレクション・商品構想を練らなければいけないのか?いつまでに発注しなければならないのか。そのことをスケジュール化し、メンバー全員で共有・可視化する必要があります。

A発注体制・管理を見直す

→商品サンプルが上がるたびに、発注をする。そのような場合、こんなことが起きます。

例えばサンプルが早く上がってきた3月入荷予定の商品Aが「売れそうに見えた。」ので多くの数を発注した。しかし、後日サンプルが上がってきた商品Bは「もっと売れそうに見えた。」但し、3月の仕入小遣いの残りを考えると、多く発注できない。でも売れそうだったので、3月の小遣いを無視して、もっと多くの発注をした。これでは、100%在庫は残ることが確定です。では、そうならないようにするにはどうしたら良いのか?

(解決策?)
そのような状態にならないためには、発注の仕組み自体を見直す必要があります。現状多くのアパレル小売業の組織は、月ごとに仕入の小遣いを策定していることでしょう。であるとするならば、基本3月に入荷予定の商品サンプルを一同に集め、一気に発注することが必須です。そうすれば、3月の小遣いの範疇内で商品数量のメリハリをつけることができます。52週で小遣いを策定していれば、週ごとに発注。月2回で小遣いを策定しているのならば、月2回ということです。これだけでお小遣いを守る精度はかなり高まると言えます。

そうなると、例えば、月で仕入のお小遣いを考えているところであれば、店長会議等でスケジュールをあわせ、店頭の意見を商品発注に反映させることが可能になる筈です。

また、他社買い付け商品はまた別のルールを作る必要があるでしょう。(この辺の海外・国内買い付け商品が足を引っ張っている組織も多くある筈。)

そして、一番重要なのは、発注金額等の進捗状況を当事者であるMD・バイヤー以外の部長・担当役員等がチェックする・できる仕組みを作ることです。自分たちの気づかない間に仕入・在庫が増えていたでは、それは当事者の責任というよりも、管理者である上司の責任です。(幹部が機能しない組織は在庫が増えがち・・・)

また、予算をコロコロ都合よく変える。これも在庫が残る要因になります。予算の定義をしっかりと決め、予算と目標・予測・見込みがごっちゃにならないようにしなければなりません。

そのためには、発注に繋がる会議体・MT体制の見直し・再構築。資料の簡素化・可視化。また組織としての共通の帳票の活用。等が必要です。また、管理者には当事者であるMD・バイヤー以上のMD数値管理の基礎知識が必要です。上からきたものをダイレクトで下に流すような仕事ではいけません。

このようなことは時間をかけずとも即実行できることです。出来ることは、即実行する。そのことが無駄な在庫。仕事を減らす。一番の近道ではないでしょうか。

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/service2.html
私の記事はフェイスブックからご覧になれます。気軽にフォロー・友人申請してください。
https://www.facebook.com/masafumi.sato.777
このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2016/12/15 08:00  この記事のURL  / 

« 前へ | Main | 次へ »

プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
更新順ブログ一覧