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数値だけで改革する危険性
私が初めて属した組織はセレクト系のショップでした。しかしながら、当時から自社企画・生産を行っていたので、あまりセレクトショップという意識はありませんでしたが、昨今そんな自社企画を行うセレクト系の組織の数値があまり芳しくないようです。

唯一の希望とみられていた組織も、目新しさのない昭和商売手法?で先日炎上騒ぎを起こしていまいました。

そんなセレクト系も、組織によってはリーダーを変える等の改革に乗り出しているところも多くあります。自身も服好きとしてはセレクト系の組織には頑張って欲しいのですが、その改革の内容には??を付けざるえない組織が多くあります。

まず、このような場合の改革で多くみられるのが、
”オリジナル商品(自社企画)等の商品構成比を上げ、買い付け等の他社の比率を下げ、顧客に見合った品揃えにする”
という文言です。

おそらく、目先の利益や効率性を高めるためにこのような目標を掲げるのでしょう。実際、バイイング商品がなぜ存在しているのかが全く??な組織はバイイング自体を止めた方が顧客のためになりますが、むしろある一定のバイイング商品の売上構成があるところでは、上記のような数値だけの改革案を安易に掲げることは、私は疑問しか感じません。

私自身もこのブログや他の連載等で、「数値管理の重要性」を何度も書いているので、数値が大事なには間違いはありません。ですが、「数値」はあくまで、組織や人の目標設定や結果を検証し分析するツールとして捉えるべきです。

本当に大事なのは、商品・現場(店頭・EC)・数値から見える問題点を抽出し、深く考えることです。

そのことから過去の成功体験や、マンネリ化した仕事のパターンや、組織の伝統に基づいた、「仕事のための仕事」を洗いざらい変えること。殆どの組織が、このことを見直すだけでかなりの多くの改善策を練ることが出来る筈です。

更に、その改善計画を基に、行動を更に具体化する。数値目標を掲げる。そして、そのことを達成可能な目標な計画として期限を区切る。更にそのことを組織間で共有し、人の可能性・やる気を引き出す。このことが重要なのではないでしょうか?

目先の利益や効率性だけ重視して、小手先の数値目標を掲げることは危険極まりない行為でしかありません。

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 2017/10/19 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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