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勘性とそろばん
昨今、この飽和状態と言われる、ファッション・アパレル業界でも、新しい事業を立ち上げ成功する人・組織はあります。そういった人たちの「着眼」「商売勘」は凄いなと私が関心することも多くあります。今後も、そのような人が現れてほしいと思いますし、そうであってほしいです。

しかしながら、せっかく新しい事業が成功しても、何年か経つと急速に衰退していく事業・組織が多くあるのこの業界の特徴です。そういった組織のリーダーの共通点は、売上以外の数値。とくに会計関連にあまり興味を持たないということです。

そのような組織の特徴は売上が伸び、組織がどんどん大きくなってくるといつの間にか幹部が、会計関連の強い人ばかりになってたりします。そのことは自身の苦手分野を補うということでは効果的でしょうが、組織が窮地に陥ったときに会計分野の人が「新しくキャッシュを生み出す。」ことを考えることはできません。せいぜい出来て、資産売却によるキャッシュの増加や、それに伴う自社株買いくらいでしょう。

また、私個人の経験で言わせてもらえば、数値ルールばかりを重視し、会計的な人をリーダーに据えた組織は、「勘」や「感性」のみの組織より、売上を上げることは難しいことです。

ファッション業界で言えば「感性」が重要なのかもしれませんが、私の目からみれば、顧客は気づいていない便利に気づく 商売「勘性」の方が、新しくキャッシュを生み出すには重要なことだと、長年の経験で知りました。

だけれども、そうして生み出したキャッシュもやはりビジネス数値的な視点を持ち合わせていなければ、前述したように目減りし、敷いては衰退していきます。

だからこそ、リーダーは感覚や勘だけに頼らず、ビジネス数値的な視点を併せ持つことが重要です。それは会計士になれるような知識でなく充分です。

そして、組織が大きくなるにつれ、幹部を外部から会計士的な人ばかりを招聘するだけではなく、現場の販売員等社員に若いうちから、商品だけでなく、商売としての数値を勉強する機会を設けさせ、商売「勘性」と算盤を併せ持った人材を育成することを怠らないことも、組織が今後長く成長・継続する上において必要なことではないでしょうか。

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 2017/10/10 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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