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そんなに甘くはないぞ!
最近、私の周りや他も含めて、MD・バイヤー系の人たちの転職・または転職希望の話をよく耳にします。

ここ数年の経済政策が当たり、確実に経済はよくなっていますが、一向によくなる気配のないアパレル小売業・そして自分たちの所属する組織に嫌気がさしているのかもしれません。

私としては「辞めたければ、辞めればいいんじゃない。」というスタンスですが、MD・バイヤーのとして過去の実績や肩書を持ち「どこでも通用する実力がある。」と言う自信満々な人ほど、現実は甘くはありません。

なぜならば、アパレル小売業界は、それぞれの組織でしか通用しない独自ルールが多く、馴染むのに時間がかかる上、人間関係にも翻弄されます。要は、かつての組織で養ったスキルは活かせる場がないケースが多いということです。よっぽど誰の目にも見える武器がないMD・バイヤーは仮に転職したとしても、その実力のなさを痛感することになるでしょう。(過去の私もそういう挫折を経験している。)

では?誰の目にも見えるスキル・実力?というのは、どういうことかいうことを私の独断と偏見で判断すると?

@ とびぬけた「感性」?を持っている。
A インフルエンサーに代表されるような、人を呼べる知名度がある。
B 店頭勤務等で養った「商売勘」がある。「顧客視点」で物事を論考できる。
C ファッションビジネスの数値の部分に精通している。

端折るとこんな感じでしょうか。

→@に関してはいうと、この業界でそんな人は1%もいないと言えます。敷いてあげるならば、この業界の人ではない藤原ヒロシさんくらいでしょうか。はっきり言うとMD・バイヤーが、@に自信なんて持っても意味がありません。

→Aに関しても、これも難しいことです。元々の組織があってこその実力であって、殆どの人が個人で人を呼べるなんてことは有名人でない限りあり得ませんし、それでも自信があるのなら独立した方が得策と言えます。(知名度に頼ったブランディングは、客数を伸ばしやすい反面、非常に危うさを感じる。)

→Bに関しては、いくら出来る人でも、周囲から見れば見えにくい部分であり、組織が変われば評価が難しい部分になります。

→Cに関しては、そのことだけだと異業種出身の数値に強い人には敵わないということです。

では、所謂有名人でない一般のMD・バイヤーはどこを磨くべきなのか?というと。皆さんもう当然おわかりだと思いますが、BCを合わせ持つということです。

以前ブログで書いた、「口だけがうまい、本部病に感染しているMD・バイヤー」はBの能力は全くありませんし、今更Cのスキルを磨いても、もうすでに時遅しです。

”本部病という病”
http://www.apalog.com/fashion_soroban/archive/179

むしろ私が、先の可能性が感じるのは今、店頭や現場で、真面目に「顧客視点」で取り組んでいる人たちです。

Bのことが実践できる人が、Cのことを店頭・商品と結びつけながら学んでいく。そしてBのことを根拠ある数値・データを利用し、「解り易く」周囲に伝え、人を動かすことができる。そのことがMD・バイヤーにとって目に見える武器と言えるのではないでしょうか。

現在、私は、上記のような人たちを支援している活動をしてます。ご興味のある方は是非下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。m(__)m

ファッションMD・マネージャー講義「正羽村塾」生徒募集してます。(個人・企業等)ご興味のある方は下記連絡フォームより気軽にご連絡ください。
http://www.msmd.jp/

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このたびはこのブログを閲覧いただきありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
 2017/08/17 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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