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売上予測はAIがしてくれるだろう・・・
最近、何かと話題のAI(人工知能)ですが、AIの最大の特徴は”ディープラーニング”(深層学習)にあると言われています。

ディープラーニングを端折っていうと、過去の膨大なデータから特徴をより深いレベルで学習し、より最適な手段を構築することです。

将棋や囲碁(将棋よりも難しいと言われる)では、もはや人間は太刀打ちできなくなりましたし、軍事用にも活用され、シミュレーションでは、一流の戦闘機パイロットが、バーチャルの世界で、AIと勝負しても、一度も勝てないレベルまで来ているのでは?と言われています。

AIが良い悪いは別として、時代はそれだけ進化・変化しているのが現実です。

この業界でも、店舗マネジメントを中心にすでにAIの利用が行われています。また、店舗・商品の売上予測ももうすでに高いレベルで行われているところまで来ているのではないでしょうか?

MDやバイヤーで一番頭を悩ませるのは、商品の発注する。数量を決めることです。このためには、出来るだけ精度の高い売上予測を必要とします。出来るだけ先の見通しが重要であり、必要ということです。(このことは後日ブログに書きます。)

先の見通しがわかれば、期中での仕入商品・金額・数量の発注がスムーズになり、売上アップ・在庫回転アップなどが期待されます。

しかしながら、仮にそうなったところで、この業界の今抱えている問題。特に「売上」「在庫過多」の問題が解決されるのか?というと疑問を感じざるえません。

例えば、売上予測一つにしても、過去の商品傾向から追加商品の発注はスムーズにはいくでしょうが、新商品の予測に関してはもう少し時間を要するでしょう。

また、AIは過去の膨大なデータから学習し、先のことを予測していくのが特徴です。そのデータ自体が、自社のデータしか使えなかったとしたら?自社の「感覚」頼ったMDや数値管理・ディレクションが行われていた場合、そのことをAIがディープラーニングしたとすると、変にAIが「より売れない方向」の予測をする可能性もないとはいえません。

ユニクロやZARA等のビッグデータがあれば、おそらくAIは有効活用できる可能性が高いと言えます。また、そのことを利用し新しいAIを開発し、それを同業他社に売る!なんて新しいビジネスも生まれるかもしれません。

但しそうなるにはまだ多少の時間を要することでしょう。

さもすると、この業界は技術革新や新しいシステムが開発されたりすると、そのことばかりに目が行きがちです。しかしながら、そのことによって業界全体が進化した、変わったという事例はあまり見たことがありません。

大事なことは、商売の本質を理解すること。現場でのお客様の心理・動向の変化を掴むこと。また、数値管理の知識を身に着けること。数値やデータを分析するだけでなく、そのことを現場(店頭)と結びつけ考え、この先のことを推理・推測し、変わる時代変化に対応すること。このことが重要なのではないでしょうか。

でなければ、そのうちAIが「あなたのブランド・ショップはこれ以上何をしても売れないから、解散しなさい!」なんて、指示・命令が来る時代になるかもしれません。

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 2017/07/10 06:50  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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