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企業会計とMDは切り離せない
企業会計の基本は財務3表だと言われます。このことはアパレル小売業にも例外なくあてはなることです。

そもそも財務3表って何?って方もいらっしゃるので、以下記載すると。

・損益計算書(PL)
・貸借対照表(BS)
・キャッシュフロー計算書(CF)

この3つのことを指します。私は会計の専門家でもなんでもありませんので、詳しいことはここでは述べませんが、私が関わるMDと実際に基づくものもあります。それは、PLとCFです。

損益計算書とは?
”売上から販売管理費等の経費を引いて、1年間でどれだけ儲かったのか?を表すもの。”

更にいうと、経費を上回る売上総利益高(粗利益高)が稼げれば、営業利益が黒字になります。売上が多くても、粗利益高が少なく、経費が粗利益高を上回れば、その組織は赤字になります。

当然、MD数値設計をする際は、まずこのPLの予算設計に基づき、数値を設計しなければならないということです。

だからこそ、MD数値には当然粗利益の設計が必要になります。しかしながら、現状まだ多くの組織が、会計とは別にMD数値を組み立て、粗利益をMD予算設計していない組織があるのが現状です。

粗利益率が表すことは、実は多くあります。例えば?
・店頭でのOFF率の具合→セールしていない時期に粗利率が低ければ?
@ スタッフの友人が来た。(友人割引?)
A 店長の裁量でB品を安く売った?

等色んなことが考えられますし、セール月の粗利率の予算は当然セールを見越して低めに抑えなければなりません。

また、セレクトショップで言えば、買い付け品(原価率が高い)が多くうれていれば、粗利率が低く表示されます。それだけ粗利率の増減と現場(店頭)は結びつくということです。

だからこそ、粗利率の概念は会計時だけでなく、MDの数値表現として絶対的に必要なものと考えなければなりません。

キャッシュフロー計算とは?
”1年でキャッシュが残高がどれだけ増減したかを表すもの”

近年では企業会計で一番大事なものとされています。

MD数値とCFとの関わりと言えば、やはり仕入に関することになります。MD仕入予算の設計が適当。もしくは、飾りだけでのもので誰も守っていない。程度のものだと、経理が困り、必ずCFに支障をきたしてしまいます。また、在庫回転が悪くければ、CFも悪化します。

事前にリアルなMD数値設計を行った上で、具体的な仕入計画を作成し、経理と具体的な打ち合わせをしておけば、経理も日々CFに悩むことは少なくなるでしょう。

また、期中では粗利・在庫コントロールを可視化することで、在庫回転が厳しい時は素早く対応練ることで、商品を現金化するスピードを速めることをができるかもしれません。

現状この業界の多くの企業の商品担当者は、売上以外の数値に興味を持っていない人も多くいます。しかしながら、そういった組織が今後生き残っていくのが難しい時代になりました。だからこそ、商品だけでなく、企業会計とMD等の組織の管理会計結び付けて見直す、そして学ぶことも、このご時世必要なことではないでしょうか。

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 2017/06/19 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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