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発注したら、そこで試合終了だよ?
昔からあったことではありますが、この業界の販売の現場と本社・本部との意識の乖離。この問題は中々解消されません。

店頭・WEB含め、売上をアップさせるためには、何よりも商品が大事になります。売れない商品。を製作・仕入をしては、販促や販売の現場がどんなに頑張っても売上がアップする可能性は少なくなります。

そして、その商品。品揃えに関して重要なポジションにいるのが、MD・バイヤーの職です。(今回の記事はディレクターはMDに含む。)

MD・バイヤーは基本。店頭での販売の現場を経験し、そのポジションに就いていると思われますが、本部に入り、商品に関わる仕事に就いた瞬間、店頭で感じた問題点や自身の「志」忘れ、「本部病」に感染し、現場での「気づき」を活かせない仕事をするようになっている方が多くいるようにも感じます。(典型的な例として、本部の椅子と自分をアロンアルファでくっつけたように現場にいかない。)

そして何よりも肝心なことは、MD・バイヤーがもつ権限において、最重要な権限は「発注権」を握っているということです。

あくまで個人的経験談ですが、発注数量を決めてしまった段階で、そのシーズン、いや次のシーズンの売上の命運のほぼ半分は勝負がついたといえます。それだけ責任が大きいということです。

一度、商品を発注してしまえば、もう後戻りはできません。しかしながら、この業界のMD・バイヤーの現状を鑑みると、そのことに関して、どれだけ責任を感じているか疑問を感じざるえません。

昨今、リードタイムの問題や、原価等の問題で発注時期が半年前。1年前になることなんてことも多く発生しています。ただ未だに下記のようなことが発生しているのでしょう。

・海外バイイングで気分が高揚し、わけのわからない商品をバイイングし過ぎて、ファミリセール在庫になってしまう。
→でもその失敗は誰も責めない。理由はそのことが偉い人の行ったことだから?

・「トレンド分析が出るまでは発注できない」といい発注時期が遅れる。
→トレンド分析見て、売れるんであれば、素人でもバイヤーできるのでは?

・昨今、売上が厳しいのを理由にますます発注の決断が遅れる。

→決断できないMD・バイヤーはいらない。

・自分が決断できないのがいけないのに、納期遅れは他人の責任する。
→事前にMDスケジュール作成しておけば、納期遅れは誰の責任なのかはっきりする。ただそんな準備をしてる筈がない。

こんなことが起きると店頭・現場が疲弊するのが当たり前です。ましてや販促やVMDとの連携にも支障をきたしてしまいます。

当然、人間が行うことですから、発注でミスをするなんてことは多々あります。しかし、「発注権限」の責任の重さを理解できない。または軽々しく考える。そして、売れない要因を他人(とくに販売)に求めるならば、そのMD・バイヤーはすぐに職を辞するべきです。

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 2017/06/12 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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