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認めることも必要では?
この業界のあるあるで、ブランドコンセプトを決めたがいいが、目先の売上の右往左往しているうちにいつの間にか、コンセプト自体が「絵に描いた餅」のような存在になっているブランド・ショップが多くあるのではないでしょうか?

ブランドコンセプトは、ブランドにとっては一番な重要な部分です。これは、ブランドを立ち上げる際に真剣に検討すべきもので、ある意味一度決めてしまったら変えてはいけないものです。

逆に、販売手法・売り方は、時代の変化。特に顧客の趣向の変化によって相対的に変わるべきものでなければなりません。このことが理解できず、過去の成功体験を「絶対」なものとして捉えている人を多く抱えている組織が、市場から退場させられてしまいます。

ここで、話は変わりますが、この業界のブランド・ショップは2つの性質の分けられます。それはどういうことかと言うと?

@ 目指すべき年齢ターゲット(ゾーン)が変わらないブランド
A 顧客とともに歳をとっていくブランド

こんな感じに棲み分けできるのではないでしょうか?

この業界の雰囲気としては、@を目指しているブランド・ショップが大半です。中には自分たちが気づかぬうちににAの状態になってしまったブランド・ショップも多くあることでしょう。

世間では@を目指してたのにAの状態になってしまうと悪者のように言われ、やれブランド改革だ!やれリブランディングだ!なんて言われますが、私は別に「(歳をとることの)何がいけないの?ダメなの?」って思っています。

ここからは、あくまで私の独断と偏見ですが、私のファッションに関する趣味趣向はここ20年殆ど変わっていません。ブランド・ショップ側が勝手に変わっていくのと、安くても良い商品を出すブランド・ショップが増えたので、服を買う店はだいぶ変わってしまいましたが・・・

「顧客」という視点で考えれば、変わっていくのは、自分自身よりもむしろ、まわりのブランド・ショップの方で、そもそも最初に決めた変えてはいけないブランドコンセプトから勝手に離れていくのは商品を提供する企業組織じゃね?なんて見方もできます。

そして、この業界で行われている「リブランディング」は殆どが成功しているように思えません。(めちゃくちゃお金かける割には)

むしろ、@のことを過剰に意識し、著名なディレクター・スタイリストを雇い「リブランディング」を原型をとどめないくらいに実行するよりは、自分たちのブランド・ショップは「顧客と共に歳をとり、歩み続ける。」と認めしまった方が良いケースがごまんとあったのでは?と感じます。

ブランドを立ち上げのときから、時間が経過すると、売り方や販売手法・ビジネスデザインは大幅に変わったことでしょう。しかしながら、ブランドコンセプトの部分。立ち上げたときの「志」の部分まで、リブランディングすることにどんな意味があるのでしょうか?

であるならば、ブランドコンセプト部分の本質の部分はそのままに、現在の状態とブランドコンセプトの本質のズレを探し、見つけ改善する。また、「脳」が柔軟な若手にチャンスを与える。年齢で区切っていた顧客ターゲットを年齢ではなく、「1990年代の20代」みたく、生年月日等に変える。もしくは年齢ターゲットなんてなくした方が良い気がしてなりません。

但し、当然時代の変化とともに、販売手法等のビジネスデザインは柔軟に変えるべきですが・・・

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 2017/05/18 08:00  この記事のURL  / 


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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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