アパログ引っ越ししました。
11月末よりアパログが以下のドメインに引っ越ししました。
今回からスマホでも見やすい画面になっております。

http://blog.apparel-web.com/

私のドメインは以下になります。今後は是非こちらをご拝読くださいm(__)m

http://blog.apparel-web.com/theme/consultant/author/fashion-soroban

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 2017/12/08 07:36  この記事のURL  / 


そのルール・決まり事は目的に適ってきますか?
私は以前このブログでも掲載したように、「プロパー消化率」という概念は、さしたる重要性がないと判断しています。

では、そもそも「プロパー消化率」​を集計・理解しなければならない目的は一体何のか?と私なりに考えてみると??

・定価販売の比率が多い方が、当然ブランド・ショップとしては優秀である。そしてその指標が高い方が良い?
・プロパー消化率が高いと、ブランド・ショップが正しい方向性を歩んでいる?
まあ、こんなところなのでしょうか?

そういった、プロパー消化率をMD予算設計に活用している組織は多くあると推測されます。しかしながら、この指標をMD予算設計に利用。また、期中の分析に活用することに一体何の効果が上がるのでしょうか?

そもそも「プロパー」の言葉の意味を調べると
・「本来的で固有のも」
・「正しい・適切な・特有の」

等の意味があります。この言葉を原理的に捉えるならば、「プロパー消化率」の「プロパー」の定義は、顧客側からの視点で考えた場合、「固有の売価が適切。または正しい。魅力的だと感じて購入する。」ということにならないでしょうか??そう考えた場合。例えば、ルミネ10%等のポイント的なイベントは「お客様が固有の価格より安いということに期待をもって購入している」のであって、このケースはもはや「プロパー」と呼べるケースではありません。

また、そんな定義の難しい「プロパー消化率」をましてや、MD予算設計や分析等に利用して何の意味があるのでしょう。ただただ作業負担と無駄な時間・議論が増えると感じているのは私だけではない筈です。

しかも、単純に粗利益の観点からみてもこんなことが言えます。
@売上100万円で粗利率40%。粗利高40万でプロパー消化率が高い。
A売上80万で粗利率55%。粗利高44万で、@のケースよりプロパー消化率が低い。

この場合@Aのケースで、どちらか一つを必ず選択しなければならないとすれば、MDとして選択すべきはどちらのケースなのでしょう?私なら当然Aを選択します。

例えば、セレクトショップ等でいうと、値入が悪くてもルールとしてセールのできない商品が数多く存在します。このような商品はインポートのダウン等で見られることですが、こういった商品が多く売れれば@のケースに該当します。例えプロパー消化率が高くても、利益はさほど上がらないケースも多々あると捉えることができます。

ブランド・ショップ等アパレル小売業の目的は、ブランド・ショップコンセプトの範疇内で、「お客様を生み出すこと。」が目的です。そしてその数が多くなればなるほど、目的を達することになります。

ということは?ときにはセールすることも、「新しいファンを増やす」という組織の目的とブランド・ショップコンセプトに適うことであれば、効果がある行為ということもできます。
しかし、過度なセール行為はお客様の信頼を失うことにもなりかねませんので注意が必要です。

発注権限をもつMD・バイヤー等の目的は、組織の目的を深く理解した上で、「売上」「粗利益」をより多くすることです。

​であるならば、定義が難しくややこしい指標。そして作業・仕事を増やす「プロパー消化率」などを利用する。分析する?よりも、戦略的に値入率・粗利率を考える、設計する。そして全体のOFF率(これはややこしくない計算で出てくる)をチェックするくらいに仕事をシンプルにし、時間のかかる作業を削減。その空いた時間で、現場に足を運ぶ時間を増やす等有効活用した方が、企業・小売業を運営する組織の目的に適うことになるのではないでしょうか?

自分たちの組織のルール・決め事。また世間で言われる正しい・絶対ダー!と言われることも、そのことが企業・小売業の本来の目的から適うものでなければ、棄てる覚悟も必要です。
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 2017/11/28 07:01  この記事のURL  / 


言葉だけが先行する
言葉だけが、メディア等で先行しもてはやされることはこの業界ではよくあることです。

昔で言えば、「POSシステム」 「52WMD」「アパレル小売業のSPA化」「GMS」。現在で言えば、「AI」「ICタグ」「オムニチャネル」「EC」等にでしょうか?

当然、技術革新によって、この業界の状況は日々進化しています。私も20年前。10年前に比べると随分変わったなと感じることがとくに最近多くなりました。

元がアナログ脳の私にはついていけないことが多くあります。しかしながら、何だか耳障りの良い新しい言葉を鵜呑みにし、深く意味も考えず、安易に上記のような言葉に踊らされ失敗した例も多くあるように思えますし、実際、私自身そのような光景を目にもしてきました。

メディア等で新しい言葉が登場しているときには、業界・現場ではすでにレッドオーシャンであることも少なくありません。

最近、よくアパレル・ファッション業界に足りないものが、メディア等で議論されていることが多くあります。そんな場でも、耳障りに良い「横文字」の言葉や、抽象的な論調等が多く、実際何を言いたいかが、全く意味が良く解らない言葉が躍っていたりもします。

組織を長く継続させるには、マンネリ化した思考や成功体験に捉われることはあってはなりません。どこかのタイミングでリスクを負うことと、変化と実践のスピードが求められます。

しかしながら、上記の「言葉だけが先行し、実際よく意味の解っていないもの」に安易に飛びつき、実行に移しても、これもまた失敗することになります。

この業界に、ある意味一番欠けているもの。それは、「隣の芝生は青く見える」「先行しただけの新しい言葉」に流される、飛びつきそうになったとき。一度立ち止まって、「深く考えること」という習慣に欠けていることではないでしょうか??

厳しい局面を打開するには「変化とスピード」は不可欠なことです。しかしながら、そのことを実行する前に、見栄えが良く見えるもの。言葉にこそ「疑い」をもち、一度立ち止まって「深く考えること。」この姿勢こそ、この業界に携わる人たちに今一番欠けているようなものに思えてなりません。

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 2017/11/20 04:25  この記事のURL  / 


メリット・デメリットをテーブルの上に並べてから
「コインの裏表のように〜♪」

と言われるように、どんな物事も必ず表と裏の関係があると言われます。

例えば、この業界で新しい事業を立ち上げるとき、物事の裏表。言い換えれば、メリット・デメリットをテーブルの上に並べず検討しないことによって、「バラ色の未来」と言える楽観的な事業計画で新業態を立ち上げ失敗する。なんてことをよく目にしたりします。

デメリットはある意味「リスク」になります。しかしながら、どんなことにも「リスク」が付きまとうのは当然です。そして、その「リスク」を理解し、背負わない限りは新しい物事。とくに事業なんてものは成功する余地さえありません。

ここで話は変わりますが、下記写真のパーカーは私の長年の友人である。(株)Dklabo代表取締役。加藤大輔氏自身のブランド。Dkmadeの裏毛のパーカーになります。彼がブランドを立ち上げたときの商品になりますから、かれこれ7年ほど愛用しているでしょうか。

この商品の(私からみた)メリットは?

・メイドインUSAの固めの裏毛の生地。洗ってもくたびれない。独特の風合い。
・フードを被らないときの見え方を計算している等秀逸なパターン
・メイドインジャパン
等です。

逆にデメリットは?
・固い生地。昨今主流の柔らかい裏毛とは対極。
・値段。(1万以上する。)
等です。

先にはっきり言ってしまうと、私からみるこの商品のメリットは、多くのマジョリティーであるお客様からみれば、デメリットでしかありません。むしろ、固めの裏毛なんて多くの人が敬遠するでしょうし(古着好き等マニアから見ればたまりませんが)、パターンの良さなどは、一般人にはわかりづらい部分です。メイドインジャパンも某商社の社長がいうような売りにも全くなりません。

しかしながら、こういったメリット・デメリット。顧客ターゲットを加藤氏自身は最初から理解し、研究した上で商品を作っています。よって、そんな彼のもとには、こんなご時世にセレクトショップ等多くの仕事依頼が舞い込みます。

http://www.dklabo.com/

この業界でよくある、今後起こるべき事態のメリット・デメリットを考えず、「隣の芝生が青く見える」体質で、安易に真似をしてしまう。もしくは、マジョリティーに支持されるようなブランド・ショップでもないにも拘らず、マジョリティー狙いのようなことをしてしまい。ブランドコンセプトが大きくずれる。見失い。大失敗する。このようなことが多々見受けられます。

こんなことにならないよう、一度メリット・デメリットをテーブルに並べ俯瞰し、デメリットをよく理解したうえで、自分たちのすべきことを深く考えた上で実行する。このことが必要なのではないでしょうか。

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ECの方が実店舗より在庫溜まりやすい?
先日、親交の南充浩さんのブログを読んでいてとても感銘を受けました。
”中小零細企業や組合のウェブ製作が成功しない理由”
http://minamimitsuhiro.info/archives/1914.html

「集客の努力、コンテンツ作りの努力がほとんどないから中小零細企業や組合のウェブは成功しない。」

これは当然のことながら、弊社にも該当することです。昨今、声高に「ECの売上構成を上げないと、生き残れない〜」と叫ばれますが、ただ参加しただけでは効果はなく、むしろ逆効果になるケースも見受けられます。

私はITやECに詳しい人間ではありません。MDを中心とした小売業の仕事を主としています。そんな私に最近EC関連の相談が増えています。

そんな私への相談はほぼ共通しており、
「ECの在庫が多く残る。EC用のMDが解らない??」

というご相談です。EC用のMDなんてものは、組織によって相対的に変わるものですから、置いといて、一見「打ち出の小槌」のように言われ、販管費も低いと考えられているEC事業ですが、実店舗以上に在庫が滞留し、逆に組織にとって不利益になっている所が多いようです。

ましてやECに参入すれば、売上が伸びると考えている安易な組織もまだ多いですから、今後そういう組織がもっと増加するように思われます。
また、ECが在庫が残りやすい理由に関しては、私自身もっと深く考察している最中ですが、私なりにMD視点で考えると、大きく考えて2つの理由があるように思われます。それは?

@ 実店舗と違い無限に商品展開ができること。
A 各ECプラットフォーム(以下PH)のルールに振り回され、ショップ・BRとしての管理帳票が
ごっちゃにになっていること。


この2つです。

@に関しては、ECは実店舗のように展開商品数の限界は、基本ありません。実店舗ならば、店頭から商品があふれ出る状態になれば、店頭から商品を引かざるえません。しかしながら、ECにはある意味その必要がないということです。(各PHによって事情が違うが・・・)

故に、多くの商品アイテム数を投入してしまいます。しかしながら、売れるのはごく一部の商品。また、各PHからの要望で専用。限定商品等も作りますから、アイテム数が無限に増えていきます。また、店頭とは違い、現場で直接商品に触れる機会も少ないので、実店舗のスタッフよりは、在庫意識も薄く、気づいたときには倉庫がパンク!そんなことになりかねません。

Aに関して言うと、各PHによって管理ルールが大きく違うということです。実店舗で言えば、卸・百貨店・SC等以上の商売手法に違いあるということです。そのことに振り回され、自社のMD管理・運営を自ら複雑化させ、本来の自分たちのBR・ショップの立ち位置がまるで見えなくなっているということです。

となると、仕事の量は増えるが、直接の利益には一切繋がらず、ただただ現場には疲労感が増幅します。そして、例えば、組織の在庫一つ調べるにしても、データや紙が何枚も必要になり、独自解釈をして先の方向性を間違ったり、場合によってはメンドクサクなり、対応をそのまま放置になんていうことにもなりまかねません。

結果的に@Aがあいまって、気づきをときにはゲームセットなんてことになります。
ECをうまく運用するには、

A ページの見せ方。欲しくなる工夫等→販売面
B 多くの人に知ってもらう工夫→PR面
C 顧客ターゲット・心理に則した品揃え→MD面


この3つを揃えた上で、更なる工夫が必要です。

そして、MD面からで言えば、まず自組織のショップ・BRの状態が一気通貫で見られる、MD管理帳票とそれを基軸にした、MD管理・運営のルールを定める。このことがまず必要なのではないでしょうか??

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 2017/11/13 08:00  この記事のURL  / 

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プロフィール

マサ佐藤(佐藤正臣)

(株)エムズ商品計画・代表取締役

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。
02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立ちあげをMDとして担当。
10年よりフリーランスとして活動開始。
シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。
その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。
企業へのMDアドバイスや文化服装学院で講義・また海外での講義等。
「お客様の側に立ち、人の役に立つ仕事をする。」
をモットーに、アパレル業界発展のため活動中。

株式会社エムズ商品計画
http://www.msmd.jp/


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