« 前へ | Main | 次へ »
美しい世界の手仕事にメロメロになった「united CRAFT nations」展
先日、コチラに行ってまいりました。明日まで!



「united CRAFT nations」展
日本、メキシコ、アジア、アフリカ、そしてルーマニアのトランシルヴァニア地方。
様々な国籍、文化を背景にしたクラフト作品が、
パッチワークのつぎはぎのように1つの空間の中に一同に会します。
期間:2015年6月19日(金)〜6月28日(日)
場所:btf 4A /4B
時間:11:00〜19:00/会期中無休


どれもこれもステキで、全てご紹介できないので、2つだけ。

まずは、伝統手芸研究家・谷崎聖子さんが集められたトランシルヴァニアの伝統手仕事に釘付け!(※お許しを得て撮らせていただいてます。)

じつは?、私の猛烈に好きなものの一つが、刺繍ワークで、ルーマニア・トランシルヴァニアの刺繍ワークに惚れ惚れほれぼれしてしまいました。


谷崎聖子さんのブログは、こちら >> トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

次いで、織りワークで釘付けになったのは、少数民族の手仕事をご紹介されている「nomadicraft」さんの展示。


nomadicraftさんのサイトは、こちら >> http://nomadicraft.com/

この緻密さ!
この繊細さ!
そしてこの華やかさ!
ちくちくちくちく……パッたんパッたん……規則正しい柔らかな音が聞こえてきそうです。

人の手。驚嘆。驚愕。畏怖さえします。

明日まで! ぜひお近くの方は覗いてみてください〜♫
 2015/06/27 14:20  この記事のURL  / 

ハンドメイドや国産といった言葉
この間の話。鯖江にメガネを買いに行きました。鯖江で鯖江メガネデビュー!

いままで、安いチェーン店のメガネをあれこれ掛けていたんですが、私は鼻が小さいのですが、すぐずれる。何度か持ち込むんですが、そのたびに「これで合ってますよ」と、言われる。だけどやっぱり、下を向けばずれて落ちるし、しまいにはアタマが痛くなるし、健康にも良くないぞ、と。

というわけで、SABAEでしっかり合わせてもらってコレにしました。
芯がさりげなく光ってるのもお気に入りです。この写メではよく見えないですけど…。


SABAEメガネが欲しい!ってなったのは、取材でおじゃましてから。期せずして、それまでもんもんと疑問に思ってたことの答えの緒を見つけたような時間でした。

それで書かせていただいたのがこちらの記事です。

ハンドメイドを訪ねて鯖江まで〜「understatement new york」のメガネを輝かせる手仕事の現場
http://www.fragmentsmag.com/2015/05/understatement-new-york/

「ハンドメイド」「国産」という言葉が最近良く見かけるんですが、なんだろうこの違和感、というのをずっと感じていました。そういうものは好きですし、「良いこと」ですし。
私が斜に構えているだけなのか、なんだかへんな気分。

こんなにたくさん「ハンドメイド」「国産」って商品があって、いったい「ハンドメイド」「国産」ってどういうこと?って混乱してしまった、というのでしょうか。なんだか言葉がうまく見つかりません…。

取材では、ありのままの素に近いお話をたくさん聞かせていただいて、この記事を書かせていただきました。

もちろん、私が見聞きしたのは、ほんの断片ですし、知らない人・もの・こと・現実がほかにもいっぱいあるんだと思うので、まだまだ知りたいことがいっぱいあるのですが、一つ、「ハンドメイド」「国産」の表情を見れて、とてもじわじわくる時間でした。

ハンドメイド、手仕事、Made in Japanって謳い文句は、いったいどういう意味に捉えればいいのか、読み取るときも、自分が使うときにも、実はすごく難しい言葉なんじゃないかと感じます。
 2015/05/28 12:52  この記事のURL  / 

【ランキング公開】モノ持ちの長さ選手権なら、新人賞くらいいけるんじゃないか
最近、コレなら新人賞くらいはイケるんじゃないか、とココロの中で思っていることがある。

_人人人人人人人人人人_
> モノ持ちの長さ選手権 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

このセカイは、上には上がいるので、あまり調子に乗ったことを言うと恥ずかしい思いをすると思う。だけど、わたしのモノ持ちの良さは、なかなか良いセンいってるんじゃないだろうか。

枕は6歳の頃から使ってるやつだし(20年超え。こまめに洗ってます)、歯磨き立てかけてるプラスチックのコップも確か同じ時期に買ってもらったもの(ヒビ割れも半端ないので、コップとしての使用はもうできない)。お裁縫道具を入れてるキティちゃんのポーチは、もっと長くて幼稚園の頃のもの。

いや、でも雑貨部門は「わりと子どもの頃からずっと使ってマス」なものを持ってる人もけっこういると思う。
この部門で20年超えなんて大したレヴェルじゃない。でも、アパレル部門でいくと、私はけっこうレヴェル高いんじゃないだろうか……

それでは、マイ・ランキングいってみよー
どれもこれも、いまでもガシガシ使っているものです。

--------------------------------------------------------
7. 高校生になりたてのときに福岡に初めて行ったとき、3000円もしないで買ったニットケープ
(15年超えしてないけど、モノの質のわりにすごい持ってると思うので入れてみた)

6.10歳くらいのときに買ってもらった競泳水着
(いかに当時、練習をサボり続けてきたかの証か…(´・ω・`) ?
今年から水泳を再開してこれ着て泳いでる)

5. 11歳くらいのときに買ってもらったAmerican Eagleだかのオサレウィンブレ

4. 11歳くらいのときに買ってもらったADIDASのサッカーバッグ
(1週間くらいの泊まりのおでかけはコレ。いいかげんコロコロ鞄欲しい。けどだんだん意地になってきてる。)

3. 7〜8歳くらいのときに買ってもらったL.L.BEANのトートバッグ

2.中学生のときに買ったLOWRY’S FARMのデニム
(もとはワイドなフルレングスのデニムだったのを、思いっきり切って、ショーパンで履いてる。)

1. 11歳のとき初めてスキーに行くときに買ってもらった厚手の靴下
(それ以来スキーにもスノボにも行ったことない。唯一の雪山の思い出。)
--------------------------------------------------------

うーん、実際洗い出したら、大したことなかったかもしれない……自分の偏差値が知りたい……
みなさんのお手持ちアイテムで最長愛用記録更新中のモノってどんなものがあるですか?
でもマイ・1位の靴下は、けっこうポイント高く取れるんじゃないかな……(こまめに洗ってるよ!)

エシカル情報サイトの中の人なので、取材などにおじゃますると「今日のお洋服もやっぱりエシカルなんですか?」と言われたりもしますが、私は思いっきりレザー愛用するし、ファストファッションブランド?なものも買うし、ぜんぜん「買うところ」の制限なんか持っておりません。

どこでも買いますが、でも特に好きなのは、ふるーいものだったり、人からいただいたもの。
「前はどんな人が、どんなふうに使ってたのかなー」とか、譲ってくださった方の思い出とか、そういう脈々とした感じが好きです。
そういうのをとことん自分のサイズなどに直してます。いまも育て中のものがいくつかあるので、早く時間がたってほしい。
粘着気質だから、気に入ったものとは二度と離れたくない! というのもあります。

こういう「長く使う」「お直しして使う」っていうのを「リサイクル/リユースの1つだよね」と言ってエシカル的に理解してくださっている方もいるのですが、もちろん、それもそうなんですけど、個人的にはピュアピュアなフェティシズム的なものから起こっていて、もともとエシカルを意識したフェチでなかった。だから、素直に「うん!」って言えないんです……。

「日本はものを長く使う、直して使う文化がもともとあったから、もともとエシカルな国だよ!」とよく言われていますが、それも実は少し違和感があって、昔はどこも、いまほどモノがないから、その部分だけでいうと、日本以外の国もそうだったんじゃないかなぁ……と。他の国の服と人の付き合い方の歴史をちゃんと知らないのですが、そんなふうに想像しています。

昔は、モノがないからそうするのが当たり前だったけど、いまは愛ゆえに長く使うことができたり、直したりしている。豊かなモノとのお付き合いをさせてもらっているなぁ、とも思いました。
 2014/10/17 21:32  この記事のURL  / 

いくらでも重箱の隅をつつけるエシカルが内包する危険性と可能性
メーカーやブランドが「エシカルなものづくりをしている」といっても、いくらでも重箱の隅をつつけるのがいまの「エシカルファッション」の現状だ。

「エシカルファッション『ムーブメント』」とは、サプライチェーンの0〜100まで、Cradle to Cradleで、社会や環境に不必要な負担のないしくみにすることが最終目標。中にはいまでもすでに、ほぼ100%エシカルなサプライチェーンを作っている人もおられるが、おおむね、まだまだ100%エシカルなサプライチェーンを作るのは非常に難しい。「こういうところはできていても、こういうところはできていないじゃないか」といくらでも言うことができる。

このような現状で、いったい何をどう実践していることが「エシカル」なのか? その意味で「エシカルの定義とは何か?」と尋ねられることがある。

EFJでは「エシカルの9つのアプローチ」を紹介している(※本稿では、便宜上これをベースに書いていく)が、これは、200前後のエシカルブランドがそれぞれ「特化・選択した」手法を、分類・分析してまとめたものだ(なるべく漏れなくサプライチェーン/ものづくり上の問題などを整理しようと試みたら、結果的に幅広い印象のものになった)

このような「エシカルの定義」みたいなものは、いろんな展示会や媒体でそれぞれ定義している。しかし、エシカルファッションが世界中で取り沙汰され始めて10年近くがたつが、世界的に共通する統一基準はない。

それはなぜかというと、エシカルとは「いずれはこれら9つ全てを達成されることが目的」で、その道筋を「どのくらい細かく分けて紹介するかだけの違い」だからではないか?

ではなぜ分け方が異なるかというと、「(直訳語である)倫理・道徳」というものが環境・歴史・文化によって流動的なものであり、「課題」が状況によって相対的なものだからではないか? ゆえに、その人/企業の課題意識や価値観によって、特化・選択されるものだからではないか?

「完璧な社会」が何か分からない以上、それぞれのアプローチに対し、いったい何が「100%正解」のメソッドで、どんな状態が「100%達成」なのか、明確に定義できない。オーガニックやフェアトレードなど、基準があるものもある(しかしそれらも、本当に完璧に正解な基準かは分からない。ものごとも数字も、見方によって「正解」が変わる)

一方で、明確な達成基準がないものもある。1つ例に挙げるならば「クラフツマンシップ」。極端にいうと、『この加工ができる職人はどこを探しても、この人(御年85歳!)が最後の人で…』『安い海外生産にシフトしたことで、生産量が10年で95%下落して…』のような危機的状況ならば、守り継承しよう、という動きは「エシカル」だ。

しかしいくら「伝統」のものでも、まったくその時点で消える心配のない、人気で有名なトラディショナル技術を取り入れて『伝統技術を守っています!エシカルです!(`・ω・´)キリッ』と言われても『うーーーーん(´・ω・`)????』となる。そういった技術ならば、さらに一歩進んで『いままでは、この技術ではコレコレが環境的に問題だったが、それを改善した』『オーガニックな素材のみで作っている』とかまで進んでいてほしい。「問題の根深さ」が相対的なものである以上、どこまでやるかの姿勢が問われる。

また、フェアトレードなどでいくら途上国の生産者の労働環境の向上に貢献しても、自国内のスタッフがブラックな労動を強いられていたらエシカルなブランド/企業といえるか……???

このようにあやふやなものを問題にしているのが「エシカル」だ。

エシカルは、どこからでも始められるし、どこまでもやることができる。それゆえ「エシカル」な取り組みをするなら、まず「どんな問題に、なんのために、どのように取り組んでいきたいのか」が、はっきり説明できなければならないと思う。ただしこれは、エシカル黎明期の「現在」だからであり、その後価値観や技術のシフトによって、求められる最低限は変わってくるだろう。そして「どのように」の部分を、オープンに示すことが「トレーサビリティ」ではないだろうか。

サプライチェーン/ものづくりの中で、これら9つ以外にもアプローチできる方法があるかもしれない。いままで知られていなかったものづくり上の課題に気づく人が現れて、注目されて取り組まれることで、改善がなされるかもしれない。今後技術の発展やクリエイティビティにより、解決策となるアプローチが増えることもあるかもしれない。

時代とともに、どんな取り組み方が「エシカル」といえるかどうかは、それぞれのアプローチに取り組む人が増えたり、技術が進歩したりすることによって手法が熟成するにつれ、変わっていくだろう。9つのうち、完全に達成されたアプローチが出たら、わざわざ「こういうやり方をしましょう」と、書かなくても良い。8つ、7つ、6つ……と減っていくとすてきなことだが、新たな気づいてなかった問題が出てくることで、減ったぶんだけ増えるかもしれない。

それぞれが特化したアプローチを熟成させて磨き上げていくことで、エシカル全体が底上げされる。あとはそのノウハウをシェアし合うことができれば、0〜100までエシカルなサプライチェーンがリアルなものになるのではないだろうか。

ファッションは、人の内面・生活を豊かにできる。ファッションビジネスは、着る人を取り囲む環境・社会を豊かにできる。内的と外的の両方の環境を、着る人を含む全てがハッピーになることを目指す試みが、「エシカルファッション『ムーブメント』」ではないだろうか。
 2014/07/27 14:51  この記事のURL  / 

ハッピーな要素でエシカルを伝えるヒントになったこと
グアテマラという国に恋をしている。

出会いはあるブランドさんとの出会い。その商品を画面で初めて見たとき、純粋にカラーリングがかわいくて。
ilo itoo(イロイトー)は、グアテマラの色彩豊かな手織物や生地で日本人のライフスタイルにあったプロダクトを一点一点手作りで制作しているブランド。

その名前は、「グアテマラのカラフルな糸が私たちとグアテマラ、そしてみなさんをつなぎ『たくさんの人の心にたくさんの色が溢れますよう』いう思いを込め」て、名づけられている。

「グアテマラの色の魅力は私たちの色彩感覚、既存のセオリーを越えた色の組み合わせと色づかいにあると思います。写真を見ても分かるように、現地の手織物には赤にピンクにオレンジ、緑に黄色、黒、白……と色彩の洪水といわれるほどにありとあらゆる色が織り込まれ、しかも調和しています。彼らの心を表現したような自由で明るい色の組み合わせは、日本ではなかなか目にすることのできない大胆で独特な魅力を持っています。

また色彩としての「色」はもちろんですが、古くから伝わるマヤ文明の神秘的な歴史や色濃い自然、真っ青な空、先住民やラティーノが混在する多民族国家など、国としてもいろんな「色」を持っているところにも惹かれました。

さまざまな色の組み合わせ全てが調和して一つの布にうまく落とし込まれていて、何度見ても飽きません。配色がとっても自由で、ユーモア溢れるところが大好きです。日本の暗くて寒い冬に、グアテマラの写真を見るだけで明るい気持ちになったりしますね。」
http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/03/ilo-itoo/


……色彩の洪水! なんてすてきな響き!

お話をお伺いして、このあふれんばかりの色の光景をこの目で見たい! と知的好奇心をぐわんぐわんと掻き立てられてしまった。

折しも、片桐はいりの「グアテマラの弟」を読んでいる。そこにも片桐はいりの楽しい独特の文章でこうつづられている。

「たぶん、世界で一番色数が多い民族衣装じゃないだろうか。先住民の人たちが主に働く市場では、どぎもを抜かれる明るさの中で、この世で思いつく限りの色という色が乱れ舞っていた。色。色。原色の、生の。」
(片桐 はいり「グアテマラの弟」幻冬舎、2011/2/9)


「この世で思いつく限り」の「色が乱れ舞」うとな!

グアテマラの民俗研究の書籍を読んでも、色、色、色の言葉。みんなグアテマラの色に魅せられているよう。ただでさえひと目見て色づかいがかわいいと思っていたのに、知的好奇心をこうも掻き立てられては……

というわけで、私はグアテマラの色にすっかり恋焦がれている。
(ilo itooのアイテム、グアテマラの巻きスカートの古布を使用したバッグのテキスタイル写真。筆者撮影)

私がなぜエシカルファッションを伝えようかと思ったかというと、ファッションを通じて、遠い国のことを知ってもらえないか。と考えていたから。

ファッションは窓になる。知らない世界を知る窓になれる。だけど、なんとなく、どういうのが良いか、ピーンとこないままでいた。ファッションであり、楽しくて、それでいて「好き」や「知りたい」にも誘えるような……?

まだまだやり方を模索しているまっただ中だけれど、ilo itooと出会い、私自身がすっかり恋に落ちたことで、一つ、満天のどんより雲の中に切れ間を見つけた感覚なのである。

ファッションはやっぱり楽しくなければ。だからネガティブな要素ではなく、ハッピーな要素でエシカルを伝えたい。それをいかに実現するか、やり方の緒が見えてきたように感じている。

ilo itooのバッグを手に入れ、もう日々それはそれはうきうきしている。
「どれにしようか悩みます!」とilo itooの高崎さんにお話しすると、「やっぱりみなさん、最初にピンときた色を買われますよ」とおっしゃった。3日間悩んで悩んで最後は直感。私が選んだのはこのバッグ。


<ilo itooとめぐるグアテマラツアー>
ぜひ行きたいのだが残念ながらどうしても行けない。 申し込みの締め切りはすぐだが、ぜひにオススメしたい!
http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/05/ilo-itoo-tour/
 2014/06/09 17:39  この記事のURL  / 

« 前へ | Main | 次へ »
リンク集
2015年06月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ

http://apalog.com/efj-hitomi/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の
「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。
QRコード