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2007年09月03日

カミーノ(巡礼の道)とコキーユ(帆立)

 日経夕刊に「還暦カミーノ 〜スペイン巡礼記」が連載されています。

 還暦を迎えた人達が札所巡り、というのは良く聞きます。 以前、四国など国内の巡礼についても連載されていましたが、今や日本人のお遍路さん迄グローバル、各国の人達と共にスペインを訪れるのですねぇ。 昨年友人達とマドリッドに集まったときもオプションとして寄り道候補に上がりました。 ピレネーを越えてワインの名産地・リオハを抜けるコースは魅力的でしたが時間にゆとりが無く断念したものです。

 「サンチャゴ巡礼路」(El Camino de Santiago)は、キリストの12使徒・聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(カテドラル)」を目指します。 ここは、エルサレム、ローマと共にキリスト教徒の三大巡礼地の一つで、ヨーロッパ各地からイベリア半島の先端への道は世界遺産になっています。 別名は「貝の道」。 旅人は帆立貝の貝殻を付けて歩き、道案内も貝殻のマークか黄色い矢印です。 貝殻の中央には聖堂騎士団の象徴の剣をあしらった十字架が赤で描かれます。 帆立貝が聖ヤコブのシンボルとされた由来には諸説有ります。 聖ヤコブの遺骸がエルサレムから流れ着いたという船の底に貝殻がたくさんついていたから、あるいは昔この貝をお皿代わりに托鉢(たくはつ)をしていたから、などです。

 生菓子より持ち運びしやすい焼き菓子は、旅のお菓子(gateaux du voyage)とも呼ばれます。 マドレーヌは巡礼の旅のお菓子、貝殻型をしています。 この名の由来も諸説有りますが有力なのは... ロレーヌ公に仕えるパティシエール見習いがある日の晩餐会で急遽お菓子を作ることになりました。 パティシエ達が喧嘩をして帰ってしまったのです。 その時焼いた故郷コメルシーのお菓子を食通のロレーヌ公が気に入り彼女の名を取って命名したというお話。 修道院で作るお菓子の伝統の形で、巡礼のお守り・帆立貝を模したと言われているようです。 なぜか日本のマドレーヌは菊の形ですが。

 まだまだ雑念だらけの毎日、静かな心境で、あるいは静かな心境を求めて女房と巡礼にでも、という日がいつか来るのでしょうか? リオハのワインを飲みに出掛けるだけになるのでしょうか? (パファA) http://www.e-ryoshizai.com/

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