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「天使のブラ」25周年

 【東京本社】トリンプ・インターナショナル・ジャパンの人気アイテム「天使のブラ」が今年で25周年を迎え、先日東京都内で記念イベントが開催された。1994年に誕生し、2018年に累計販売枚数が2千万枚を突破した同ブランドは、その名前が女性の心を射止めたほか、時代のニーズに合致した商品の開発・提案が評価を得た。
 例えば色。ブラジャーと言えば白やベージュが主流だった94年、水色をキーカラーとして発表して大きな話題を呼んだ。肩ひもとカップをつなぐ箇所に三角形の特殊な留め具「デルタマジック」を採用し、“動くたびに肩ひもがずれ落ちる”という悩みを解消したのも天使のブラだった。
 そのほか、段階的に谷間メークができるホックをフロントに付けたブラ、最近では「スリムライン」シリーズや「魔法のハリ感」などが注目を集める。これからどのような商品が生まれ、女性の期待に応えていくことになるのだろうか。
 同社のブランドでは「スロギー ゼロ フィール」シリーズも累計販売590万枚(19年3月末現在)を誇る。同シリーズではメンズアイテムも登場しているのだが、まだ試すことができていない。将来は「メンズパンツ評論家」を名乗ろうかとひそかな野望を抱く者としては、じくじたるものがある。(桃)
2019年06月18日(火)  10:00  / この記事のURL

靴下用プリント機が登場

 【大阪本社】東伸工業がこのほど、靴下用のプリント機を開発した。これまでも靴下のプリント柄はあったが、ドットなど部分的な柄の表現のみで、靴下の幹地にまで手の込んだ柄を施すのは難しかった。
 ところが、同社が開発したプリント機はかかとやつま先を除く靴下のほぼ全面を、平面に絵を画くように精細に柄や写真までもプリントできる。これまでジャカード編み機でさまざまな色の先染め糸使いで柄を表現してきたが、これを導入すると、従来の柄編み機やそのノウハウで生きてきた技術者は存在を脅かされることになる。
 プリント速度は靴下1本15秒というから驚異的。一般的なジャカード編み靴下で編み上げるのに3〜5分はかかる。さらに糸使いで柄を表現しないから、糸の過剰な仕入れや、編み終わって余った糸を捨てるといった無駄もない。1足だけの柄という極小ロット対応もできる。
 課題となるはコスト。1台25万j、さらにプリント前に薬品の塗布や、プリント後には蒸し、洗いといった処理が必要だ。そうした設備も投資すると考えればさらに、10万jほどは見込んでおいた方がいいそうだ。今、日本で稼働しているのは1台のみ、海外でも2台だけ。導入するとすれば大手になるだろうが、果たしてどこが入れるのか。楽しみだ。 (学)
2019年06月17日(月)  10:00  / この記事のURL

上海でごみ分別 「今度こそ!」

【上海支局】上海でごみ分別の準備が着々と進んでいる。7月1日から施行される「上海市生活ごみ管理条例」を前に、私が住んでいる団地では先週、生ごみ専用ごみ箱が各家庭に配られた。「繊維ニュース」上海支局のあるオフィスビルでも、生ごみとその他のごみに分かれた新しいごみ箱(写真)が設置されたばかりだ。
 上海では95年からごみ分別の試みが始まり、この四半世紀さまざまなルールが作られてきたが、誰も守っていなかった。私も罪悪感を覚えつつ、生ごみから危険物までごちゃ混ぜで捨ててきた。
 こうした中、今回の条例では、個人に最高で200元、企業・団体には5万元の罰金を科す。街のあちこちに設置された新しいごみ箱から、当局の「今度こそ!」の意気込みが伝わってくる。
 肝心の捨てる側である市民の反応も上々。SNS「微信(ウィチャット)」のモーメンツでも、ごみ分別の話題が増えている。新しい分別用ごみ箱の写真をアップし「おー、いよいよ始まるぞ〜」といった「期待とコーフン」を表した肯定的なコメントが多い。
 何とか定着してほしいものだが、果たして…。    
(祐)
2019年06月14日(金)  10:00  / この記事のURL

途切れた流れ

 【大阪本社】久々の福井出張につき、以前の行きつけの店へ。約2年ぶりの訪問だったが、入店するなり「あら、お久しぶり」と女将さん。幾度も通ったとはいえまだ覚えてもらっていたことをうれしく思いつつ、相変わらずの絶品料理の数々に舌鼓を打った。
 前任の北陸担当である先輩に教えてもらったこのお店。当時は近所に支局兼住居があったこともあり、通った。メニューに価格は一切書いていないが、高くはない。食材にも大きく左右されるが、飲んで食べて一人で5千円から1万円に収まる。もちろん、少しのお酒とつまみだけならもっと安くつく。海鮮を中心としたその日のお薦めを吟味して刺身などを頼み、カウンターに盛られたその日の大皿料理から幾つかを選ぶのが定番だ。何を選んでも、とてもおいしい。
 しばし女将さんと近況を報告し合う。聞けば、前任者もたまに顔を出すという。年に数回あるかないかの福井出張時には必ず顔を出しているようだ。この律儀(?)な前任者からお店を引き継いだ身としては流れを絶やしたくなく、自身の後任にもこの店を勧めた。後任も「一回行ってみるわ」との回答。この回答が半年以上前か。
 女将さんによると、それらしき人は一回も来ていないとのこと。素性を明かさず訪れた可能性もなくはないが、一人で行けばカウンターに通され、話好きの女将さんと会話しないわけもない。おそらく行っていないのだろう。流れは途切れてしまった……。後任のあなた!早く行くように!(武)
2019年06月13日(木)  10:00  / この記事のURL

引き立て役にも衣装

【東京本社】親族の結婚式が近い。ダークスーツばかりでも芸がないな、とフォーマル専門のレンタルサービスを利用することにした。昼の式なので、ディレクターズ・スーツを選んでみる。燕尾服の上着だけ普通のジャケットに変えたスタイルで、ついでに調べたら米国ではストロウラー、英国ではブラック・ラウンジと呼ぶそう。
 店に行き、ひとそろい着こんで鏡の前に立つと、
昭和の漫画に出てくる「田舎の校長先生」がそこにいた。ベーシックなデザインだが、スリムシルエット全盛の今、いささか野暮くさい。股上の深い縞パンツがまた、昔の校長先生度を強調している。素材も厚手で、屋内とはいえ夏場は辛い。軽く滅入ってきたが、まあいいや引き立て役だし、と清算した。
 新郎用のタキシードは色もシルエットもいろいろあるのに、参列者用の衣装は汎用性一点張り。汎用性が高いということは、カッコよくも快適でもないということだ。新郎新婦より目立たずとも、キマる服を着たいニーズはあるのではないか。
 親しい人たちはとうに身を固めたか、そうでなければ独身の決意を固めた。結婚衣装も今回が着収めかもしれない。帰宅して妻にそんな話をしたら、「これからまた増えるかも」と。そう、親戚の子供たちが次々に成人するのだ。ブツブツ文句を言うくらいなら、やはり一着買っておいてもいいか。(周)
2019年06月12日(水)  10:00  / この記事のURL