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スキーの今と昔

 【大阪本社】正月休みを利用してスキーへ。大阪から志賀高原まで片道7時間かけて行ったがいもあり、写真のように雪は豊富、快晴にも恵まれた。子供たちも気持ちよく滑走。ここで、スキーウエアについて考察。
 筆者がスキー(スノボ)によく行っていたのは四半世紀前の頃。一日滑ったウエアは水でボトボトになり(へたくそも関係して)、宿舎の乾燥機では干す場所の取り合いになるのが常だった。
 一昨年から子供たちを連れた家族スキーに行くようになり、子供たちには安物ながらウエアも新調。この性能がすごい。スキーウエアには防水、撥水(はっすい)、透湿、保温、軽量などの機能が求められるが、どれも兼ね備えている。筆者はレンタルウエアなのだが、レンタルもしかりである。
 小松マテーレの池田哲夫社長が以前、ピーク時の3分の1にまで減少した日本のスキー人口が、自社の加工数量に大きな影響を及ぼしたと話していたが、逆に、同社や他の生地メーカーの努力によって、ウエアの性能は飛躍的に進化している。バブル期にスキーを楽しみ、その後やめてしまった世代はこの進化を知らないのではないか。
 ウエアの進化だけでなく写真の通り、連休中の有名ゲレンデも空いていて快適そのもの。復活スキー(スノボ)、お勧めです。(武)
2019年01月23日(水)  10:00  / この記事のURL

肉の名前になった職業

 【東京本社】解剖学関係の本を読んでいる。スポーツアパレルなどの商品説明で「人間工学を追求して云々」といった表現を頻繁に読んだり書いたりするのだが、人体についてろくに知らないことに気付いた。医者を目指すには遅過ぎるが、せめて知識を補強すべきと考えたのである。
 骨、筋肉、神経。それぞれの仕組みと役割を、分かりやすく解説してくれる良書が多い。それにしても、おびたたしい数の専門用語。フィットネスジムに通うようになって鍛える部位の筋肉の名称はいくらか覚えたが、未知の肉の方がよほど多い。
 そのうちの一つが「縫工筋」。大腿骨の筋肉で、股関節の屈曲・外転・外旋や膝関節の屈曲・内旋を行う。あぐらをかいて針を動かす縫工の姿勢からとられたという。工業用ミシンが普及する前、家内制手工業の時代に考案されたものだろう。当時はそれ程にポピュラーな職業だったといえる。
 就労人口のうち、縫工でない職業の方が圧倒的に多いけれど、皆が縫工筋を備えているのは面白い。元号は変わっても、この名称は末永く残ってほしいものだ。(周)
2019年01月21日(月)  12:55  / この記事のURL

恵方巻き

 【大阪本社】旧暦12月16日、七十二候では大寒の初侯、款冬華さく(蕗の花が咲きはじめるころ)。凍てつく地下で春の支度が着々と進む。
 陰陽道でその年の福徳を司る神を歳徳神(としとくじん)と言い、歳徳神のおられる方角を恵方(えほう)と言う。今年の恵方は東北東である。その方向に向かって事を行えば、万事に吉だそうだ。
 江戸末期から明治初期にかけて大阪の船場で商売繁盛や無病息災を願って食べたのが始まりらしい。また、一説には海苔巻きを丸かじりする花街に節分の風習があったとか、諸説ありはっきりとしたことは分かっていない。
 1970年代半ば、大阪海苔問屋協同組合がすしの団体と連携して節分と関連づけ恵方巻きの販売促進を始めた。その後、関西を中心に店頭でのイベント販売が定着していく。1990(平成2)年ごろからコンビニやスーパーなどで、節分に販売することが年中行事の一つとして全国的に広まった。
 恵方を向いて太巻きを食べて縁起をかついだ風習と商売を結び付いた大阪人の商魂はたくましい。 (博)
2019年01月21日(月)  10:00  / この記事のURL

ダウンの行き着く先

 【東京本社】先日、あるフランス人ジャーナリストと話している時、日本人に対して「君たちは最もダウン(羽毛)を消費している人たちだと思う。そろそろ潮目は変わるのか?」と質問された。確かに、これだけ高額なダウンジャケットが売れるのは「日本とロシア、中国だけ」という声も聞く。セレクトショップや百貨店には中価格帯のオリジナルダウンも多数展開されている。
 某海外アウターブランドは、都内の路面店で月商4億円以上を売り上げた。気温が高かった昨年11月に1店舗でこれだけ売れたとなれば、確かにモンスター級のダウンマーケットと言われても仕方がない。このフランス人の言葉を借りれば、動物愛護、環境保全の観点から大量のダウンアイテムが売れるのは少し異常に見えるのだろう。
 またダウンと聞いて、寝装の「羽毛布団」を思い浮かべる人も多い。高額な羽毛布団を巡るマルチ商法、詐欺事件が多いことから見ても、日本人は旧来から羽毛好きであることは容易に想像できる。ちなみに寝装寝具の世界では、高額でも売れる「羽毛神話」という言葉もあるそうだ。
 世界のスタンダードは「脱ダウン」にかじを切っている。ダウンに代わる素材開発も活発で、さらにダウンにクリーニングを施したリサイクルダウンの商品化も進行中だ。筆者は客観的にダウン市場をみているが、今後、日本人のマインドはどちらに振れるのか。ステータスの象徴でもある高級ダウンジャケットから離れることはできるのだろうか。(市)
2019年01月18日(金)  10:00  / この記事のURL

「くつ下くん」

 【大阪本社】先日、兵庫県靴下工業組合が主催する賀詞交歓会に伺った。兵庫県の中でも加古川市周辺は、全国有数の靴下産地の一つを担い、紳士分野では日本一の生産量を誇るという。にもかかわらず、この加古川の特産品である靴下を地元出身者である筆者は、恥ずかしながら試したことがなかった。
 パーティー会場の片隅に展示されていた「くつ下くん」(写真)の視線を感じて、早速購入してみたくなり、そばに置いてあったチラシをのぞくと、店舗が帰路の途中にあることを知った。
 JR加古川駅前のカピル21ビル1階「Kips(キップス)」には、同組合に加盟する企業の靴下が想像以上にラインアップされていた。機能やデザインのバリエーションも豊富で目移りしながら、くつ下くん含め数点購入した。
 はきやすいのでヘビーローテーションは間違いなさそう。(和)
2019年01月17日(木)  10:00  / この記事のURL