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夏は過ぎゆく

 【東京本社】東京ビッグサイトでこのほど開かれた「エンディング産業展(ENDEX)2018」は葬儀・埋葬・供養の展示会。かつて、こうした商談会は葬祭業者が小規模に行っていたそうだが、4回目の今年も2万8千人を動員。「終活」の定着を印象付ける。
 喪服のレンタルに葬儀業者のユニフォーム、僧侶の袈裟(けさ)など、衣に関する出展は少なくない。葬られる方はといえば、最近はカラフルな「フューネラルドレス」が注目されている。自分で選んだお気に入りの服を着て来生に旅立つ。前向きだ。
 数年前にインターネットで流れたニュースを思い出す。英国の兵士がアフガニスタンで戦死した。葬儀に現れた戦友は、ライムグリーンのミニドレス姿。実は戦地で2人はこんな会話を交わしていた。「俺が死んだらダサいドレスで葬式に来てくれよ」「OK!」。守りたくなかった約束を守った男性。ドレスのまま墓の前で男泣きに泣く姿に、はじめは度肝を抜かれた参列者も新たな涙を誘われたという。
 生前に終活プランをしっかり立てるのもいい。でも本気で別れを惜しんでくれる人がどれくらいいるやら、こればかりは日頃の行い次第か。夏の終わりにそんなことを考えた。(周)
2018年08月31日(金)  10:00  / この記事のURL

究極のデニムグルメ

 【中国・四国支社】久々に倉敷美観地区(岡山県倉敷市)を歩いた。連日の暑さで訪れる人は少ないかと思っていたが、夏休みシーズンということもあり、多くの家族連れや観光客でにぎわっていた。市場調査を兼ねてデニム製品や雑貨を販売する「倉敷デニムストリート」に立ち寄った。
個性豊かなデニムの雑貨や、ジーンズ発祥の地である児島メードの商品を数多く取り扱っている。中でも名物となっているのが「デニムグルメ」が食べられるフードコーナー。特に今時期にぴったりな「倉敷デニムソフト」は、デニムのような青色がインパクト抜群のソフトクリームで、買い求める人も多くいた。思わず写真に撮りたくなるデニムグルメも産地のPRに貢献している。(亜)
2018年08月30日(木)  10:00  / この記事のURL

茶吉庵(ちゃきちあん)

【大阪本社】旧暦7月19日、七十二候では処暑の次侯、天地始め粛(さむ)し。漸く暑さが収まり始める頃。夏の気が落ち着き、万物が改まる時期。とはいえ暑さが収まる気配は全くない。
 私の住む八尾の地域は古くから綿作り、河内木綿の産地として有名である。河内木綿は江戸時代から近隣の村々で織られ、仲買商人が買い付けて大坂、京、近江の商人たちによって全国に運ばれていた。
 ここに紹介する400年の家系を誇る茶屋吉兵衛は、河内木綿の問屋であり織元でもあった。 取引先は、大坂、摂津、京、近江、讃岐、伊勢、大和などに及ぶ。明治時代には織物工場にいち早く進出し、当時中河内地方で最大規模を誇った。
 業種転換を図った当代は、築250年の店兼居宅であった古民家を「茶吉庵」と名付けた。屋敷と蔵をリノベーションし、地域のコミュニティーづくりを目指す「古民家再生プロジェクト」を立ち上げた。今後、屋敷の維持管理とイベント企画、ギャラリー運営を行なってゆく。
 先人の築いた業を引き継ぎ、形を変えて地域貢献してゆくことになる。茶吉庵のオーナーである当家19代目萩原浩司氏はその思いを熱く語る。(博)
2018年08月29日(水)  10:00  / この記事のURL

祭りの夜店が嫌いな理由

 【東京本社】家の近所には、漫画で有名なトキワ荘の跡地がある。通りを挟んだ反対側には、子育て地蔵尊がひっそりとたたずんでいる。江戸時代からある由緒正しい地蔵尊で、しっかり管理されているのだが、参拝者はほとんど見かけない。参道に面した家に住んでいる身としては静かで助かるが、年に1度の祭りの時だけ話は別だ。
 1週間前から短い参道に明かりがともり、夜店の準備が始まる。祭り当日の土曜日は昼間から騒がしい。ベランダの目の前にテントが張られるので洗濯物は干せない。参道側に夜店が出るので窓を開けることもできない。騒がしいので、祭りが終わる夜9時までは外出を余儀なくされる。子供の頃、神社の縁日や祭りの夜店は好きだった。大人になって夜店が嫌いになるとは思わなかった。何かのバチが当たったのか、思い当たる節は幾つかある。(紀)
2018年08月28日(火)  10:00  / この記事のURL

とにかくウサギ

 【大阪本社】夏休みに鳥取砂丘を観るついでに休憩を兼ねて、白兎海岸のそばにある道の駅「神話の里 白うさぎ」に寄り道した。近くには古事記にもある因幡の白ウサギが祭られた白兎神社もある。観光にはぴったりな立地条件で、石段が続くゆるやかな傾斜を登ったところに拝殿があった。
 参道の両脇は、写真のような何体ものウサギの石像が並んでいたが、社務所に至っては絵馬、御札、おみくじ、お守り、交通安全ステッカーなど授与品のほぼ全てが関連の図案。御朱印までウサギの捺印付きと徹底していた。キャラクター好きには癒しになること間違いなさそうだが御朱印帳を持つ拝観者の行列には根を上げた。
 極めつけは道の駅で、中に入ると駅長さんがいて、命(みこと)名誉駅長という名の白ウサギだった。ご当地スイーツも「もちもちうさぎ」「白兎ジンジャー最中」とウサギ尽くし。御利益は果てしない気がした。(和)
2018年08月27日(月)  10:00  / この記事のURL