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播州織産地博覧会

 【大阪本社】5月27日(日)に、播州織産地の中心地、兵庫県西脇市の旧市街で開かれた「播州織産地博覧会(播博=ばんぱく)」に取材を兼ねて行ってきた。国内最大の先染め織物産地ながら、産地で作られた生地をそのお膝元で買えるチャンスがあまりにも少ないということで、地元の綿布商など市民有志が語らって実行委員会を立ち上げ、開催にこぎ着けた初めての生地即売会だ。
 西脇市や多可町で「播州織」の生地を取り扱う11社が出展した、各出展者は、これまでに著名ブランド向けに試織提案した、珍しい組織で織られたり、手の込んだ加工が施されたりした、普段は市場に出回らない珍しい生地を店頭に並べた。地元西脇高校の生活情報科の生徒や、神戸芸術工科大学の学生によるワークショップも開かれた。
 来客は、午前10時から午後3時まで5時間の開催で約5千人と、主催者も驚きを隠せない大盛況。筆者が9時ごろに到着すると、既に三つ用意したという駐車場はほぼ満車。今はシャッター通りとなってしまったかつての商店街に10時の開始前から人だかりができていた。大々的な事前の宣伝はしておらず、基本的にSNSと口コミが中心というから、コンテンツとしての集客力はなかなかのもののようだ。駐車場に止められた車には他府県ナンバーも多く見られた。
 会場となった市内中心部の商店街の近くには、昭和初期には織物工場で働いた女工たちの共同宿舎だったという、我が国最古の木造アーケード建築「旭マーケット」も残る。そんなかつての繁華街が、イベント開催で、束の間、往時のにぎわいを取り戻したかのようだった。
 ただし、県道を封鎖して開催できるわけもなく、主催者やガードマンは交通整理に大わらわ。来年の開催も既に決まっているが、「後で警察に怒られるかもしれない」と苦笑いしながら「次回は同じ会場ではできないのではないか」と言う。会場近くには、横尾忠則のかの「Y字路」も散在する。何とも惜しい話である。(典)
2018年05月31日(木)  10:00  / この記事のURL

原戸籍で新発見

 原戸籍(はらこせき)をご存知だろうか? 正確には改正原戸籍(かいせいげんこせき)と呼ぶらしい。先日、そんな戸籍があることを初めて知った。
 必要があって父の原戸籍を申請したが、これが面白い。戸籍法が改正されると様式変更となるため、記載内容が変わるが、原戸籍は変更される前の元の戸籍。生まれてから死亡するまでの情報が記載されている。
 全て手書きで、書き込む人によって字体もさまざま。読むのにも非常に苦労するが、実家だと思っていた場所が違っていたり、想定外の情報が載っていて驚いた。
 一度申請して自らのルーツを辿ってみるのも一興。新たな発見があるかもしれない。ただし、相続ぐらいにしか使えないが……。(貴)
2018年05月30日(水)  10:00  / この記事のURL

弥生遺跡

 【東京本社】少し前に大阪府和泉市にある弥生時代の遺跡を見に行った。特にこの時代に興味を持っているということは全くなく、暇にまかせてネット検索していると出てきたのでちょっと行ってみたのだが、これが弥生時代の全期間(2300〜1800年前)を通じて屈指の環濠集落(周囲を溝で囲んだ集落)とのこと。
 大型の建物跡や井戸の跡、さらには青銅器や鉄器の工房跡など、これらの発見によって弥生時代の年代がそれまで考えられていたより、百年も古かったことが分かるなど非常に重要な遺跡らしい。
ちなみに近くには大阪府立弥生文化博物館があり、ここで発掘されたものも展示されている。
 また、博物館にはこの時代の服も紹介されている。大きい布の真ん中に穴を開け、そこから頭が出るようにかぶる貫頭衣というもの。一見、簡単な作りであるが、布はしっかり織り込まれている。経糸と緯糸で織りなす生地作りの基本的な技術はこの時代から、脈々と続いているわけだ。また、植物染料を使い染色をはじめたのもこの時代だという。
 何となく訪ねた弥生遺跡だが、繊維のモノ作りの原点を見つけた気がする。(東)
2018年05月29日(火)  10:00  / この記事のURL

直筆サイン

 【大阪本社】打っては3割1分9厘、6本塁打、投げては4勝、52奪三振(5月24日現在)と投打にわたって大活躍中の大リーグエンゼルスの大谷翔平選手。そんな今話題の大谷翔平選手のサインが東洋紡STCの受付に飾ってある。
 野球のアンダーウエアに直筆でサインがしてあり、横のパネルには東洋紡の素材が大谷翔平選手モデルに採用されましたとの記述。
 この直筆サインは数年後にはすごい価値になるのだろうなと思いながら、窓口の人に確認を取った上で写真を撮らせていただいた。直筆サインはガラスケース等には入っておらず、そのまま飾ってあるので直接触りたい気持ちも多少あったが、そこはぐっとこらえた。(林)
2018年05月28日(月)  10:00  / この記事のURL

ヒット商品、豊作の予感?

 【中国・四国支社】5月8〜10日、札幌でワークウエア製造卸の18秋冬展示会が開かれた。各社の展示場を回った販売代理店関係者などからは「あまり印象に残った新商品が少なかった」との声も聞かれたが、全ての展示会場を回った記者から言わせればその逆。「カジュアルウエアとしても売れるなあ」と感じる商品も少なくなかった。
 デニムのトレンドが続くが、シンメン(広島県府中市)やジーベック(同福山市)ではジーンズで使うような付属品を使い、見た目でインパクトを持たせたワークウエアを開発。藤和(福山市)は、「色落ちしないデニムへの要望も多い」ことを受け、デニム調素材のワークウエアを投入、リジッド(未加工)デニムのような味のある表面感が面白い。
 ビッグボーン商事(福山市)は、本来は生地の裏側を表側として使った“バックピケ”によって、ユニークな風合いが特長の「アーリーバード・アルノ」を披露。切り返しが印象的なウエアも打ち出した。
 「いくら良い商品でも、店頭で消費者に商品を説明する機会は少ない。それなら少しでも手にとってもらうような開発をしなくては」と、シンメンの平康太朗事業本部副本部長。6月から7月にかけ、東京や大阪、福山でも展示会が開かれる。
 「繊維ニュース」を読んで「そんな商品あったっけ」と思った方はもう一度、展示会をじっくり回るべきです(佑)
2018年05月25日(金)  10:00  / この記事のURL