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夏川鐡之助さんからの手紙

 【大阪本社】このほどオーミケンシが創立100周年を迎え、それを記念した展示会を開催した。レーヨンを中心に同社の多彩な商品が紹介されたが、それとは別に展示会場の片隅に置かれたあるものが印象的だった。
今から30年前、同社が創立70周年を迎えたときに当時のオーミケンシの姿を伝えるために商品やメッセージ、はたまた当時の新聞などを収めたタイムカプセルである。その中には、30年後のオーミケンシのスタッフに向けて当時の社長である故・夏川鐡之助さんからの手紙があった。
 夏川さんは、当時の繊維業界が問題山積みであり今後も厳しい環境が続くと指摘する。だからこそ70周年に際して「叡智とバイタリティーをもって企業体質の強化に総力を結集し、輝かしいオーミケンシの将来の繁栄のために新しい歴史をつくるべく誓い合いました」とつづっている。
 それから30年、オーミケンシは100周年を迎えることができた。そして夏川さんの手紙が現在の社員へと届けられたのである。現在のオーミケンシに向けて夏川さんは次のような言葉を記していた。

「100周年を迎えられたのも皆さんの努力の結晶であり、本当に喜ばしいことではありますが、本日より更にオーミケンシの第二世紀に向かって新たな決意で栄光の未来を拓くべく邁進されることを心から念願し挨拶といたします。どうか頑張ってください」。

 オーミケンシに限らず繊維産業は古い歴史を持つ企業が多い。今日まで企業が存続していることそれ自体の価値に気付かされる。そしてその価値は、先人たちの営みを受け継いできたものである。だから、常に過去から励まされている。夏川さんの「どうか頑張ってください」という言葉はその象徴だ。そして、それこそが日本の繊維産業の力なのである。(宇)
2017年11月30日(木)  10:00  / この記事のURL

名古屋ルーセントタワー

 【中部・北陸支社】名古屋の名門繊維商社も入居している商業ビル「名古屋ルーセントタワー」(JR名古屋駅前)。その建物内外に冬季イベントとしてこのほど、恒例のイルミネーションやクリスマスオブジェが設置された。師走に向かい、何かとあわただしいビジネスマンをまばゆい光で癒してくれている。
 ルーセントとは英語で「光る、輝く」との意味。同ビルは、冬季だけでなく、夏季には広々とした館内エントランスを活用して七夕祭りや提灯祭りも催している。社用だけでなく一度、立ち寄ってみてはどうでしょうか。本日は11月29日。“イイフク”を着て。イルミネーションは来年の1月末まで飾られている。(聡)
2017年11月29日(水)  10:00  / この記事のURL

新しいアトリエのカタチ

 【東京本社】デジタルプリントの技術が新たな可能性を開く。そんな一端を今月中旬に開催された「ジャパンテックス2017」に見た。ミマキエンジニアリングによる“マイクロファクトリー”の提案だ。
 昇華転写プリンターとミシンがあれば、オリジナルのプリントでポーチやバッグ、クッション、イス張り地、室内履きなどの製品までできるというもの(写真)。プリント→発色→縫製→完成の簡単ステップで、社内で完結したアトリエができる。出展者、来場者の双方に新規事業として検討するところがあったという。ブラックライトで蛍光インクが光るタイプのプリンターでも300万円程度なのも「実現性が高い」と好評だった。(直)
2017年11月28日(火)  10:00  / この記事のURL

看板にも税金

 【大阪本社】ある取材先を訪ねて、その工場建屋に、社名をかたどった大きな文字が五つ六つ立てかけてあるのに気付いた。私の身長よりも高いくらいの大きさで、無造作に並んでいる。これから看板を掲げる準備だろうか、いやそれにしては少し古びている。
 取材の後、理由を聞いてみると、かつて煙突に掲示していた看板を、煙突の撤去時に外したまま置いてあるのだという。なるほど、かなり高いところに設置していたものだから大きいわけだ。どこかに設置し直す途中ですかと尋ねるとそうでもないらしい。
 無知をさらして恥ずかしいが、「屋外広告物法」なるものがあり屋外に継続して設置されている看板や張り紙、広告塔、気球広告、横断幕、宣伝車の広告板に至るまで屋外広告物とみなされ、行政への許可申請し、手数料を払う必要があるそうだ。
 長く掲示してきたものを捨てるには惜しいが場所もない。しかも掲示すればお金もかかる。そこで、看板を外した後、ただ「無造作に壁に並べて置いている」のだという。取材先に迷惑をかけられないので、社名が分かる全景の写真は出せないが、各文字は社名を読みとれないわけでもないが確かに間隔もまちまちで、お世辞にも整然と並んでいない。なるほど、いろいろ知恵があるものだと驚かされる。(典)
2017年11月27日(月)  10:00  / この記事のURL

福井弁でホッとする

 【中部・北陸支社】福井県の繊維企業を取材するため、久しぶりに“えちぜん鉄道”に乗った。1両電車に乗り最寄り駅で降りると、自動販売機に目が向いた。
よく見ると、福井弁で話すとのこと。取材後駅に戻り、どうしても聞きたくなって、ホットの缶コーヒーを購入してみる。ボタンを押すと「おーきんのー」と語尾を伸ばす福井弁。なぜか、ホッとする。気のせいか、取材の疲れも取れたような。福井はやっぱり落ち着く。
 ちなみに、この機能を持つ自販機は津軽弁、盛岡弁、仙台弁、ふくしま弁、名古屋弁、金沢弁、福井弁、関西弁、広島弁、阿波弁、伊予弁、土佐弁、博多弁、鹿児島弁と北海道ことば、沖縄方言があるとのこと。次の北陸出張では金沢弁を聞いてみよう。(貴)
2017年11月24日(金)  10:00  / この記事のURL