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シンボルの解体

【大阪本社】染色加工分野の担当として染工場に取材に行くようになって通算2年ほどになる。今治や泉州のタオル産地、播州織産地でも染工場の取材があるので、繊維ニュースの記者では染工場に行く機会は多い方だ。
 そんな染工場のシンボルと言えば煙突だ。高い煙突を中心に並ぶ自社工場の遠景を広告に用いる染工場も幾つかある。環境への配慮から郊外に早くに動いた染工場もあるが、まだ都会の下町の真ん中にある染工場への取材では、路地を抜けて取材に行くときの目印として重宝してきた。 
 先日取材でお邪魔した東淀川の飯田繊工もその一つ。今回は煙突の周りに足場が組まれていた。ボイラーを重油からガスに随分前に切り替えており、設備としての役目はとうに終えている。工場レイアウトのコンパクト化も進めるなかで解体することにしたという。
 街中でひときわ高くそびえる煙突だが、かなりの年代物のため、てっぺんまで足場を組み、内側に崩しながらゆっくり解体していくという。織布工場に比べれば設備の大きな染工場にはまだ古い設備が残るが、そうした高度成長を支えた昭和の風景はこれからも次第になくなっていくのだろう。
 飯田繊工に限らず、染工場も省人化や自動化の試みを進める染工場は数多い。その中から生まれる新たなシンボルはどのようなものになるのだろうか。(典)
2017年01月31日(火)  10:00  / この記事のURL

“美”の相乗効果!

 【東京本社】圧倒的な美しさに気圧された。それは、ミス・ワールド2016日本代表の吉川プリアンカさん。昨年11〜12月に米国ワシントンで行われた世界大会で、各国代表118人中トップ20の1人に選ばれた。
 ミス・ワールドの公式スポンサーである「東京ソワール2017夏展」のトークショーに、同社が製作したドレスを着て登場。そのドレスについて吉川さんは、「シルエットが奇麗に見えるマーメイドライン、ラッキーカラーのブルー、スリット内側に付けたレースなど、わがままをたくさん聞いてもらった」と感謝を込めて説明した。
 長いトレーンを含め全体に施された刺しゅうやスパンコールで結構な重さになるが、「重いからこそ足にまとわりつかず歩きやすかった」とも。大会中は着替えも自分でやらなければならないそうで、脱ぎ着しやすい仕様にもなっている。
 インタビューなどで着用した「マリココウガ」のフォーマル感あるラメのドレスは、「好ましいスタイリング」として「LINE」で各国の代表に紹介されたほど。吉川さんの美しさを最大限に引き出すドレスにスタイリング。トップ20入りは両者の美に対するこだわりの相乗効果と言えるだろう。(直)
2017年01月30日(月)  10:00  / この記事のURL

春節

【大阪本社】中国ではきょう27日が大晦日で、春節の連休がスタート。お正月休みである。早めに休みを取って帰省する人や、旅行に出る人も多いらしい。ここ数日既に、日本でも会社の行き返りにいつも以上に多くの海外からの旅行者を目にする。通勤途中の大きな駅では、あちらこちらで中国語が朝から耳に入ってくる。
それでも最近は春節や国慶節などの大型連休を避けて来日する人も増えていると言う。その時期に日本に来ると同じ中国からの旅行者が多く、特に買い物などで人気の売り場が団体の中国人ばかりということで、よく来日する方はうんざり気味だとか。もちろん、日本の小売店からすると、実に有難いわけだが。ここへ来て、日本への旅行も慣れた方は買い物だけでなく、温泉や旧所、名跡巡り、イベント参加など、幅広く楽しんでおられる。
ことあるごとに日中間の歴史問題がクローズアップされるなど、相変わらず難しい問題は横たわるが、中国駐在経験のある身としては買い物もいいが、もう少し踏み込んだ形で、日本人と直接コミュニケーションを取れる場があればとも思う。いろんな面でお互いの理解が深まるのではなかろうか。ということで、新年快楽!(東)
2017年01月27日(金)  10:00  / この記事のURL

イヌもヒトも楽しい時間を

 【中国・四国支社】ユニフォームメーカーによる飼いイヌに向けた製品打ち出しが続いている。
 学生服でおなじみのトンボの「ララウォーク」は老犬介護用の「ベスト」と「パンツ」を、ワークウエアとカジュアルのタカヤ商事は高視認性素材を使った夜間の散歩時の安全に貢献する「ナイトナイト フォー ドッグス」をそれぞれ発売した。
 いずれも各社が持つ“ヒトに向けた”製品で培ったノウハウがふんだんに盛り込まれている。トンボの取材時には、人間工学ならぬ犬工学という言葉も会話に上るほどで、商品開発の情熱に種族の差はない。
 イヌとヒトは原始時代から手と手(前足か)を取り合って、厳しい生存競争を生き抜いてきた稀有なパートナー。ここ数年は、猫ブームに押され気味の感もあるが、その絆はどこまでも太く深い。
 小職は実家で雑種犬を飼っている。食事と散歩にかける情熱はヒトには考えられないほどだ。とりわけ散歩に関しては、どんな天候だろうが、体調が思わしくなかろうが、とにかく全力で取り組む。体が自由に動くという普段忘れがちな原始の喜びを色濃く残しているのだろうか。その喜びを老いても感じ続けさせてやるのがヒトの役目なのかもしれない。(酒)
2017年01月26日(木)  10:00  / この記事のURL

かえって新鮮

 昨年12月に大阪府貝塚市にあるユニチカガーメンテックを取材した。場所は南海電車の貝塚駅から徒歩15分ほどにあるテラボウの敷地内にあり、レンガ作りの壁や重厚感ある正門、歴史を感じさせる建物など事業内容だけでなく外観も興味深かった。歴史ある建物を丁寧に使い続ける姿勢はその企業の魅力の一つだと思う。
 テラボウは1912年(明治45年)の創業だが、92年に紡績から撤退し、2010年に製品事業(タオル)からも撤退して今は化成品が主力になっている。ユニチカガーメンテックの事務所はかつて綿花の倉庫として使っていた建屋を利用しているそうだ。中に入ると独特の構造が面白く、窓や天井、エレベーターなども歴史を感じさせる。毎日働いている人にとっては普通になっているようだが、普段オフィスビルで取材することが多い人間にとっては新鮮に映る。(星)
2017年01月25日(水)  10:00  / この記事のURL