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紙おむつvs布おむつ

 【大阪本社】我が家では、外出するときを除き娘(1歳3カ月)のおむつに布おむつを採用している。妻と話し合って娘が生まれる前から布おむつで子育てをしようと決めた。いまどき珍しいと言われる。娘が通う保育園でも布おむつを使っているのは彼女だけだ。あまりにも偏っているような気がしてならない。周りが紙おむつだから紙おむつを採用している人も実は多いのではないか。
 確かに紙おむつの便利さは外出時に味わうが、しかしどうも布おむつのメリットがより多いように思う。なぜ布おむつで子育てする家庭が増えないのだろうか。まずは家計に優しい、何度も使える布おむつのほうが使い捨ての紙よりかなり安くつく。2歳半でおむつが外れると仮定して試算すると10万円以上は安くつく。ちなみに子供にあてがうもので言えば、10万円は800円の絵本約125冊分に相当する。宝くじだと333枚分、スクラッチだと500枚を数える。
 次にゴミの量が減り地球環境に優しい。また私の住んでいる自治体ではゴミ袋が有料なためわずかながらさらに経済効果になる。加えて布おむつは紙おむつよりおむつ離れが早くなるといううわさもある。本当であれば、おむつが必要なくなる時期が早まり経済的なメリットが増す。
 デメリットもある。最大のものは洗濯の時間と労力が重い。1日平均で12枚程度をいったん手洗いして洗濯機に入れるのだが、生後半年以内は膀胱に尿をためられないため1日20枚を超えることある。ただこれは経験しないと分からないが、おむつは洗えば洗うほど不思議なことに愛着がわいてきて、頑張れるのである。干すのも大変だと思われようが、晴れた日に物干し竿に整然と並ぶ真っ白な晒綿布は美しく晴れ晴れした気持ちになる。また洗濯をすることで綿布の繊維や織り組織がどのような状態か間近で体感できる。肉体的な労は確かにあるが、私は子育てに布おむつの使用をお勧めしたい。(学)
2016年01月29日(金)  10:00  / この記事のURL

「春風を以って」

 【大阪本社】1月28日は旧暦12月19日。七十二候では大寒の次侯、水沢腹堅(沢水こおりつめる)1年で最も寒い時季でもある。
 年明け早々三代目桂春団治が亡くなり、上方落語の四天王と言われた六代目笑福亭松鶴、桂米朝、五代目文枝の4人全員が冥土に旅立っていった。
 4人の師匠の芸風に私は心酔しきっていたが、ことに思い出深いのは松鶴さん。大学三回生の春、大阪府大で開かれた学園祭に合唱の部で参加していた。その練習のさなか、松鶴師匠が催しに出演するためにタクシーから降り会場に入ろうとされていた。このときを逃してはならぬと思い、「持っていた楽譜と万年筆を持ってサインをしてください。」と駆け寄った。急いで入場しようとされていたにもかかわらず快諾してくださった。『春風以人接 ―松鶴―』と楽譜の裏に書いてくださり、「春風を以ってやね、人に接するんですな」と「お宅は」。「あー山本さんへ」と。後に『言志四録』(佐藤一斎)の言葉と知る。
 「春風以接人 秋霜以慎自」春の優しい風のように人には接し、秋の冷たい霜のように自分にはきびしくしなさい。と松鶴師匠があの温和な顔で今も語りかけてくれているようだ。(博)
(写真は、岩波書店刊 戸田学著『随筆 上方落語の四天王 松鶴・米朝・文枝・春団治』)
2016年01月28日(木)  10:00  / この記事のURL

前途多難

 【大阪本社】数年ぶりに北陸担当に復帰したが、前任者との引き継ぎ出張初回から大雪に見舞われた。さらに、引き継ぎのあいさつでは前任者に対する産地の人々の信頼を実感。大雪とともに、前途多難を感じる船出になった。
 今回の大雪は、3〜4年北陸を担当した前任者に「ここまでは初めて」と言わしめるほど激しいもの。帰阪も心配されたが、なんとか予定より大幅に遅れながらも家に帰りつくことは出来た。
 大雪以上にインパクトがあったのが、前任者の存在感だ。地域は別であったが、同じ産地担当として、産地の特性は理解しているつもりだ。産地取材は「人付き合い」に尽きる。詳細は割愛するが、「嫌われれば仕事ができない」という点において、新聞社の担当分野として産地は突出していると思う。
 好かれるか嫌われるかには様々な要素が絡む。@良い記事を書くAきちんと会話が出来る――。大きく分けるとこの2つだろう。@はなにも、提灯記事を書くという意味ではなく、相手の真意を正確にくみ取り、問題意識を持ったうえで当該企業や同業他社、取引先に配慮した内容の記事を書くことを指す、のだと常々考えている。Aはビジネス上の有用な情報交換から他愛もない冗談まで幅広い対応が求められる。この2点はおそらくどの分野にも共通するものだが、産地はそれが濃い。
 2点とも前任者は優れていた。引き継ぎであいさつに回った相手の反応や言葉からもそれは間違いない。後任としては頑張るしかないし、前任者を越えるという楽しみも感じる。しかし壁は高く、「前途多難……」。大雪のなか、サンダーバードで帰路につきながら、そんなことを考えた。(武)
2016年01月27日(水)  10:00  / この記事のURL

越境する商品開発

 【中部支局】タオル製造卸大手の丸眞(名古屋市守山区)は今年から、日本でも女性を中心に高い人気を誇る、スウェーデン生まれで北欧を代表する陶芸家リサ・ラーソン氏の「リサラーソン」ブランドを展開する。
 このほど開かれた展示会ではミニタオルやフェースタオル、バスタオル、ハンカチなどのタオル関連商品にとどまらず、カバーリング、バスマット、トートバッグ、スリッパ、エプロンなど幅広く商品を提案、20代後半から30代の女性層を中心に訴求する。
 なかでも目を引いたのが、赤の色使いが鮮やかな「京都がま口」。新ブランドでライフスタイル分野まで商品を広げていこうという同社の意欲が伝わる。(幸)
2016年01月26日(火)  10:00  / この記事のURL

真田丸

 【大阪本社】NHKの大河ドラマ「真田丸」が始まった。言わずと知れた真田幸村の半生を扱った作品だ。歴史を扱うにしては少々軽い感じが頂けないが、それはさておき、ゆかりの地の多い大阪の上町台地周辺では、昨年から観光客を呼び込むため、真田の六文銭家紋をあしらった幟(のぼり)があちこちではためいている。
 大阪には古くから、親族が亡くなると墓とは別に天王寺区にある一心寺へ喉仏(のどぼとけ)を収める習わしがある。彼岸や盆には毎年訪れるため、なじみ深い地。であるにもかかわらず、すぐ前にある幸村戦死の地・安居神社にはずっと気づかなかった。昨年夏、御朱印を頂きに神社巡りをしている時に立ち寄った。
 小さな鳥居のわきには「真田幸村最期の地」の石碑が立ち、中には戦没の碑と、最期の様子を克明に書いた説明板がある。改めて、こんなところに幸村ゆかりの地があったかと、驚いた。
 智の将である幸村は、勇猛果敢、突撃型の武将の方が好きな私には物足りなく、あまり興味のなかった歴史上の人物だが、ドラマをきっかけにこれだけ「幸村」の名をあちこちで見れば、興味を持たざるを得まい。大阪の陣400年記念ということでもあるし、安居神社では、「戦国武将と出会う 上町周遊マップ」なるものも頂いたし、少し興味を持って、この周辺の歴史散策などしてみるのも悪くないか。 (陽)
2016年01月25日(月)  10:00  / この記事のURL