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過剰品質は強み

 【中部支局】ジェトロ主催による恒例の「欧米向けテキスタイル輸出商談会」が1月上旬、ジェトロ本部(東京)と遠州産地の浜松(写真)で行われた。出展企業は10社。参加バイヤーは「ランバン」「マックスマーラ」など6社。各バイヤーは、いずれも日本の品質には満足しており、調達の大きな要因となっているとのこと。また、インバウンド(訪日外国人)需要のなかで昨年の物品販売額は過去最高の7142億円を売り上げた。
 かつて、我が国の品質基準は他国に比べて、厳しすぎるとの声がささやかれていた。しかし、各国の消費が成熟するなか、この過剰とも言われた品質がむしろ強みとなっているのではなかろうか。グローバルな消費が進行する現在、日本の高品質商品が、安心して購入できる信頼を構築し始めている。
 経営学者フィリップ・コトラーは、品質に対して、商品概念の三層モデルを提唱している。そのなかには、使用品質や感性的な品質だけでなく、商品の附属的な品質も重要と説いてい。
 「クールジャパン」が世界に広まりつつあるこの機に、購入後のアフターフォロ―まで含めた三次的な品質の訴求も期待したい。(聡)
2015年01月30日(金)  10:00  / この記事のURL

見どころ多しの長楽寺

 【東京支社】京都東山の八坂神社を超えて円山公園のさらに奥にある長楽寺。京都の仏刹巡りのお好きな方にとっても隠れ名所と言っていいだろう。秋には紅葉の名所としても知られるそうだが、筆者が訪れたときは冬だった。でも、入り口までの景観(写真)を見ると思わず、シャッターを切ってしまった。緑色の苔が群生する壁面と木造屋敷の側面との対比が何とも趣のある印象を与える。
 それだけではない。同寺は、室町時代に相阿弥が八代将軍である足利義政の命により、銀閣寺庭園の試作的に作った園池も残る。絶妙な庭木と池の配置が独特な静謐感を漂わせる。ほかにも、江戸時代の思想家である頼山陽のお墓や平清盛の娘である建礼門院が落飾した場所でも知られる同寺は見どころが多い。年越しの夜には毎年除夜の鐘も鳴らすそうだ。
 訪問時は大みそかだったが、同寺を後にする際も外国人とすれ違った。ほかの寺社周辺も日本人よりも外国人が多く見られた。街に出ても同様である。日本で年越しを迎える外国人は多くなっているのだろうか。確かに京都は外国人観光客から高い人気を誇るが、ここまで多いのには驚いた。昨年から顕著に聞かれるインバウンドの増加を肌で感じるようだった。(栢)
2015年01月29日(木)  10:00  / この記事のURL

いい服は何世代も着用できる

 【中国支局】父親にもらった「ダーバン」のジャケットを最近愛用するようになった。思えばもらったのは学生のころで、すでに15年以上はたっている計算になる。もちろん秋冬物で、一時期着用していなかったことを考えれば、本当に着用している期間というのは短い。
 「英国には何世代もジャケットを引き継ぐ文化がある」と、はるやま商事の治山正史社長。ジャケットの袖に、補強のために取り付けられた革の肘当て(エルボーパッチ)はその名残だとか。
 デザインも多少古いが、それにしても丈夫で長持ちなのは、やはり品質が良いからに違いない。買ったとき値段はおそらく高かったのだろう。いい服はいつまでたっても着用することが可能で、ふとしたときに値段以上の価値を発見することができる。(佑)
2015年01月28日(水)  10:00  / この記事のURL

四代目鴈治郎襲名披露を見る

 【本社】中村鴈治郎の名跡が久しぶりに復活した。中村翫雀が四代目を襲名し、1月、2月と2カ月連続で大阪松竹座で襲名披露の芝居を打つ。大阪の歌舞伎ファンとして、見逃すわけにはいかない。早速、1月の芝居を見に行った。
 襲名狂言は「廓文章」と「封印切」。わたしは夜の部の「封印切」を見ましたので、その感想を。型は鴈治郎型なのでクライマックスの封印切も金子の封が偶然に切れてしまう型だ。まず鴈治郎の忠兵衛は、すでに何度もこなしている役だけに手馴れている。二枚目だけれども、どこかバカっぽいのが当代鴈治郎の芸風だろう。生来の喜劇味が愛嬌となってくればしめたものだ。「ちょっととやっととお粗末ながら、梶原源太はおれかしらんてなぁ」のくだりも可笑しみと自惚れがよく出ていた。大向こうから「ガンジロはん」の声がかかる。扇雀の梅川は忠兵衛とのジャラジャラしたやり取りのイキが合い、控えめで主役を立てる好演。
 八右衛門は仁左衛門。これが素晴らしい。忠兵衛への悪口三昧も決して下卑すぎず、大店の御曹司の雰囲気を残す。大金が入った革財布を放り出し、紐で手繰り寄せるときにだんじり囃子を口ずさむのは大阪の人なら思わず笑ってしまうところ。おえんは秀太郎。最近のこの人の芸風は名人の域だ。何を言っているのかよくわからない口跡だが、なぜか言いたいことはよく分かる。治右衛門は我當がやる予定だったが、体調不良による休演で代役は橋之助。やや大きさに欠けるが侠気がよく出ている。幕切れは梅川が先に出ていって、後から忠兵衛が追いかける鴈治郎型なので長い。下手な芝居だとここがくどく、間延びしてしまうが、集中して見入ってしまった。
 そのほかの出し物は「将軍江戸を去る」「口上」「棒しばり」。久しぶりの楽しい芝居見物であった。(宇)
2015年01月27日(火)  10:00  / この記事のURL

ブーム再燃?!

【東京支社】1990年代に女子高生の間でブームとなったルーズソックス。先日、渋谷で制服&ルーズソックスという懐かしいスタイルに遭遇した(靴はローファーじゃなかったが)。
 昨春あたりから、クシュクシュッとたるませて履く靴下がカラーバリエーション豊富に出始め、「ルーズソックスも進化しているなあ」と感じたが、こちらはズバリ、ルーズソックス。時代は巡り再びブームとなるのだろうか?(直)
2015年01月26日(月)  10:00  / この記事のURL