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半夏至(はんげしょう)

 暦には、半夏至(半夏生とも、はんげしょう、はげっしょ)という言葉が出てきます。夏至から数えて11日目をさし、1年365日のちょうど半分のことをいいます。一年を72に分けた暦(七十二候)で、二十四節気を細分化し、農作業の手順を分かりやすくしたものとされています。
 私の住む河内地方では、昔から田植えはこのころまでに終えなければ収穫は半分になるといわれています。苗代(籾播きから育苗)、田ごしらえ(耕運)、代掻き(田植の前に水田に水を入れて土を細く砕き、肥料と土をよく混合して田の表面を平らにして田植えをしやすくする作業)、苗とり、田植えに至るプロセスをこの時期までに完了することになっていました。
 半夏至には、きなこ餅をつくり親戚やとなり近所に配って食べました。長期にわたる集中した作業が一段落する休息のひとときでもあったのです。旬ともいえる適した時期にやるべきことをこなすことで、実りの多い秋の収穫も約束されてきました。ちなみに今年の半夏至は7月1日です。(H.Y)
2012年06月29日(金)  10:00  / この記事のURL

パーカーの「ソネット」に一目惚れ

 なんだか万年筆が欲しくなり、高島屋の文具売り場でいろいろと試し書きしていたら、パーカーの「ソネット」に一目惚れ。当初はパイロットあたりの国産品で手ごろな価格のものを買おうと思っていたのだけれども、ソネットの18Kニブ(ペン先)の柔らかな書き味が忘れられず、思わず衝動買いしてしまった。
 まあ、定番中の定番万年筆なので、万年筆マニアから見れば面白味のない選択だろうと思う。でも仕事で使うのだから、常識的な選択が大切なのです。仕事柄、毎日ノートに5〜6ページはメモを取るのに使っているが、まったく疲れないのが万年筆のいいところ。わたしのように筆圧の低い人間には、やはり万年筆が便利だ。
 ところでソネットにはサービスでインク1瓶が付いてきた。こういったメーカーの良心的な姿勢が素晴らしい。よく「万年筆はインクが切れたときが不便」という声を聞くが、これは浅い見方だ。万年筆の愛好者は、インクを入れる行為すらも楽しむ。実際にインクを入れていると、万年筆に命が吹き込まれるような感覚を覚える。万年筆の楽しみは尽きない。(M.U)
2012年06月28日(木)  10:00  / この記事のURL

明治期の救護衣

 献血や義捐金でおなじみの日本赤十字社の本部は東京・港区にある。1階の史料館「情報プラザ」はその歴史や事業内容を公開している。写真は、明治期の日本赤十字社の「救護員作業衣」。赤十字は19世紀の欧州で戦時中の救護活動から起こった活動で、日本では1877年に前身の「博愛社」が創立されている。同年に西南戦争が勃発、隊員は戦場で救護活動にあたった。赤十字を知る人は少なく、攻撃されるなど苦労があったという。写真は明治期のユニフォーム「救護衣」。女性はキャップ付きの「白衣の天使」だが、男性はカーキ色で厚地、軍服をイメージさせる。厚地の生地で、夏場の作業は大変だったろう。(S・T)
2012年06月27日(水)  10:00  / この記事のURL

マネキンも梅雨スタイル

 マネキンさえも水玉のドレスにレインコート。手には雨傘(写真)を持っていた。まさに梅雨の真っ只中である。
 先週、東京・港区のコレッツィオーネ3階で開かれたセーレンのビスコテックス・ファッション事業部の「2013春夏マテリアルショー」の一角。ビスコテックスによる新しい柄とスタイリングを提案していた。
 その中で人気の柄がこの水玉。何色もの水玉を、鮮明に、あるいはぼかして表現。ビスコテックスならではの水玉の表現力が魅力だ。さらに、同じ柄を小さくして傘にもプリントしていた。
 惜しむらくは長靴もビスコテックスで表現してほしかった。やはり裸足での外出はかわいそうで…。(Y・S)
2012年06月26日(火)  10:00  / この記事のURL

撚糸企業が製品ブランド立ち上げる

 撚糸といえば、文字通り糸を“撚(よ)る”ことだが、撚糸のさじ加減一つで、同じ糸でも生地にシャリ感が出たり、柔らかくなったりと、重要な役割を持つ。
 「撚糸をもっと知ってもらいたい」。備後撚糸(広島県福山市)がそんな思いで立ち上げた製品ブランドが「BINGO TWO PLY(ビンゴ・トゥー・プライ)」。特徴は和紙を撚糸して使っているという点。ややシャリ味のある生地は、肌に触れると心地よい感じ。
 その生地を使ってメンズ、レディースの双方があり、ポロシャツやタンクトップ、ワンピース、ジャケット、ショートパンツなど1万円から3万円ほどの価格帯で福山市、山口県下関市、福岡市のセレクトショップでは販売しており、好評だとか。
 とくに、ポロシャツは和紙と米インビスタの機能素材「クールマックス」を撚糸した糸を使った鹿の子地を使用し、和紙の持つ保湿性と、クールマックスの吸湿、速乾性を併せ持ち、クールビズにも対応でき、おすすめだ。
 同じ地元の篠原テキスタイル(福山市)とは和紙を使ったデニム地を開発しており、こちらも評判は上場。これまでにない新しい販路開拓も期待する。(Y・O)
2012年06月25日(月)  10:00  / この記事のURL