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今治綿業の父

 写真は今治城内にある今治綿業の父、矢野七三郎の像。
 1886年、今治で伊予ネル(三ツ綾織りで片毛の綿ネル)を始め、今治地域に織物産業が定着する契機をつくった人物。
 その3年後の1889年12月24日凶刃に倒れ、非業の死を遂げた。
 35歳という若さで亡くなったが、人材の育成にも熱心で、このため、織布工場が多数でき、タオル産地今治の基礎を築いた。
 台座の「首倡功」は偉大なる創始者に贈られる言葉だ。(TN)


※2009年の繊維ニュース編集部ブログは本日で終了いたします。ご愛読ありがとうございました。2010年は1月5日から再開します。来年もよろしくお願い致します。(編集部)
2009年12月28日(月)  10:00  / この記事のURL

アクリルの生産増

 アクリルは秋冬向けが主力であるため、通常この時期は端境期になる。しかし、今週に日本化繊協会から発表された化繊生産概況によると、11月の生産高は前年比44%増と大きく増加した。
 一方で、昨年11月からこれまでの動きを振り返ると、三菱レイヨン、日本エクスラン工業が設備の縮小を行っており、生産能力自体は大きく減少している。また、柔らかな風合いをもたらす極細アクリルへのニーズが高まっている分だけ、重量ベースで見た生産量は落ちるはず。最悪期だった昨年との違いがよく分かる。
 ただ、今の動きの背景にあるのは、主原料であるANの高騰による先高感。AN高騰は主用途であるABS樹脂向けが好調なためで、繊維とは関係ないところで相場が決まる。抜きん出て原料が上がったことで製品価格も上げざるを得なくなり、他素材へのシフトが進んだ最悪期の頃の状況と似ている点は気になるところだ。(K.H)
2009年12月25日(金)  10:00  / この記事のURL

「マキシム シモン」に一目惚れ

 日本のブランドのレベルが上がった結果、最近インポートの服にドキドキすることが少なくなった。きめ細かい日本のブランドを見慣れてしまうと、インポートの縫製の荒さや大味なパターンが気になってしまい、「これならわざわざ海外に買い付けに行く必要がないよなー」とか思っていた。
 先日、「WR」の展示会に遊び(じゃなくて取材)に行ったときのこと。ひとつのブランドに目が釘付けになった。フランスの「マキシム シモン」。昨秋のパリコレクション期間中に鮮烈なデビューを飾り、10春夏からパリの「マリアルイザ」など世界中のセレクトショップで展開されるという。アジアではWRのみの展開とのこと。
 コレクションはほとんどオートクチュールと言って良い出来栄えで、写真の立体的なパターンのパワーショルダーのスパンコールジャケットなどは、見ているだけで幸せな気分になってくる。価格は軽く50万円オーバーだけど……。クチュール技術を駆使した作品なのに、どこかロックな匂いがするのが新しいです。
 デザイナーのマキシム・シモンは84年生まれ。貴族階級の生まれで、幼少の頃から演劇や絵画に親しんできたという。今後の活躍が楽しみだが、売れないと見られなくなってしまうので、お金持ちの人はぜひお店に行って試着してください。やっぱインポートもまだまだ捨てたもんじゃないですね。(K.M)
2009年12月24日(木)  10:00  / この記事のURL

地道な改善の積み重ね

 中外国島は前回のプルミエール・ヴィジョンで生地サンプルに価格を付けて展示したところ、サンプル反の受注率は減ったものの、受注量は横ばいだった。サンプル反出荷後の的中率が向上したわけで、効果的な手法だったといえる。
 サンプル反の生産コスト、発送料の負担は小さくない。サンプル反がコピーされる傾向がますます高まっていることを考慮すると、無駄なサンプル反の発送を控えられるのは大いに望ましい。国内の展示会でも価格を提示したいところだが、バイヤーごとの条件の違いが大き過ぎて、海外展のように一律で価格を提示するのは難しい。
 テキスタイルビジネスは小ロット・多品種・QR対応が当然になっている。市販糸が減少し、染工場も減少し・・・と、生産面では制約が増す一方にもかかわらず、かつてはサービスで始めたような小ロット・QR対応が当然視され、そのギャップにテキスタイルメーカーは苦しんでいる。
 したがって、前述したような輸出部門だけの効率化であっても、その効果は馬鹿にできない。地道な改善が、明日の成功につながる。(FK)
生産面の制約は増す一方だが、小ロットQR対応が当然視され、そのギャップにテキスタイルメーカーは苦しめられている
(写真提供:プルミエール・ヴィジョン)
2009年12月22日(火)  10:00  / この記事のURL

里見香奈ちゃんの学生服とタオル

 いま、女流棋界のアイドルと言われるのが、里見香奈倉敷藤花。昨年、初タイトルとなる倉敷藤花を獲得し、今年の初防衛に成功。さらにこのほど女流名人位への挑戦権も獲得しました。現役女子高生の17歳。将来のスパースター間違いなしです。その里見香奈ちゃんのトレードマークが学生服と青いタオル。公式戦に望むときは、必ず学生服姿で青いタオルを持っています。
 将棋の公式戦は、フォーマルな服装が基本。男性棋士なら、スーツ姿か羽織袴となるのですが、彼女は学生。学生のフォーマルウエアは学生服ということでしょう。来年1月から始まる女流名人戦五番勝負にも、きっと学生服姿で登場してくれることでしょう。
 そして青いタオルは“お守り”だとか。いつも身近なところにある繊維製品の代表がタオルですが、それをお守りに勝負の世界に生きるとは、タオル業界も感激かもしれません。
 学生服業界とタオル業界は、里見香奈ちゃんに何か賞でも進呈すべきかも。(M.U)
2009年12月21日(月)  10:00  / この記事のURL