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多様化するブラック

 渋谷や原宿、銀座などの商業地で今冬のファッションカラーを観察すると、圧倒的に“黒”が目立つ。カラフルなアウターカラーが店頭では前面に押し出されていたが、現実は黒へ支持が集中した形だ。
 黒がベーシックカラーになったのは90年代に入ってからで、いまではその筆頭にランクされるほどの存在となった。パリコレで黒の大旋風が吹き荒れたのが80年代前半で、それをきっかけに黒が台頭し始めた。
 不況時には無難な色が出回るということで黒が支持されたとの見方もあるが、定番色としての黒の存在感がより高まったということは事実だ。メンズスーツを見てもわかるように、かつての紺(80年代末には紺ブレブーム)に代わって、黒が完全に支配しているといっても過言ではない。
 で、黒の本家といえば“ブラックフォーマル”。一般服における黒の広がりに対して、ブラックは喪での着用がどうしても中心となり、一部公的シーンをのぞいてこれまで広がりを見なかった。それが昨今では結婚式や卒業式・入学式へ広がり始めていることが、東京ソワールの調査でわかった。
 また一般的な通夜・告別式に加えて「お別れの会」「偲ぶ会」などのセレモニースタイル増加という現象もあり、新たなマーケットも成立し始めてきた。極めて特殊な分野ととらえられてきたブラックだが、新たな可能性(ビジネスチャンス)が出てきたということ。閉塞感が漂っている一般服にとって大いに参考になる。(Y・N)
写真=ブラックフォーマルの結婚式での着用例(東京ソワール)
2009年01月30日(金)  06:30  / この記事のURL

あちこちに税金のムダ使い

 政府は景気対策で総額2兆円の定額給付金を全国民に配布する。いかにも政府与党の金のように「ほどこしてやる」という感じだが、すべて税金。われわれから集めた金を再配分しているだけ。給付という名で返金してもらってもうれしくもなんともない。もっと必要なところに投資、注入して景気回復に役立ててもらうことを希望する。
 税金のムダ使いといえば記者が取材で回る繊維の産地でもいくらでも存在する。その代表が道路だ。やたらと立派な道路がある。写真のように、自動車がほとんど通らないにもかかわらず、歩道の付いた2車線道路。一見、当たり前に見えるが、滅多に自動車が通らないところに歩道付きの道路は必要ない。
 この道路はここ2年ほど前から工事にかかり最近、完成した。そのさらに奥では延長工事が続く。それまでは車が1台通れる少し立派な農道にアスファルト舗装したような道路でひび割れも目立っていた。しかし、車の通行量から、修理と改良でさほど生活に支障をきたすことはない。このような道路はここだけではない。一つの産地内のあちこちで見つけることができる。日本は人口減少社会に入る。インフラの整備というのはほとんど車の通らない道路を作ることではない。他に大切な税金の使い道があるはず。(S・H)
2009年01月29日(木)  06:47  / この記事のURL

ショコラのファッションショー

 先日、甘党には見逃せないイベントであるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が、伊勢丹新宿本店本館6階の催事場で開催された。
 今回は16カ国・65ブランドの世界中の名店が出店。1粒1000円が当たり前の世界だが、もはや芸術の域に達している宝石のようなショコラを見たら、思わず財布の紐も緩んでしまうから怖い。
 会期前日には、関係者向けに「ショコラ・ファッションショー」を開催。ショコラのアクセサリーを身に付けた妖精のような子供たちが、「ヒステリックミニ」「アニエスベーアンファン」などのブランドの最新子供服コレクションを披露した。
2009年01月28日(水)  06:55  / この記事のURL

カストロコートに大満足

 この2、3日、寒い日が続いているが、カストロコート、別名ドカジャンが重宝している。バイクのチョイ乗り用として、昨年末にワークマンで購入した。
 ナイロン製の表地、裏地と襟はアクリル製のボアを使用しており、予想以上に暖かい。これで3000円弱だから購入者としては大満足。おしゃれなファッションを楽しむ方には批判されそうだが、個人的には作業服としての独特のスタイルも気に入っており、近所の買い物にもほぼ着用しているのだが、この格好で歩いていると、前方から来る人が避けることが多い。何とも不可解。(TN)
2009年01月27日(火)  06:52  / この記事のURL

エシカルで不振打開を!

 地球環境パートナーシッププラザ主催で、協創円卓会議「エシカルを着る-衣から考える新しいサステナブルコンセプト」が3月5日に、東京・表参道の国連大学1階にある地球環境パートナーシッププラザで行われる。
 円卓会議は異なる立場の人が共通の課題で意見を持ち寄り、課題の解決を図るもので、同プラザではこれまでに住や食の分野で行ってきた。衣料分野は今回が初めて。衣料品の製造工程で問題となっている環境破壊、児童労働、フェアトレードなどの問題に焦点を当て、解決のために何ができるのかを討議する。
 例えば、インドでは優れたコットンの種子を生産するために、背丈が低くて、視力も良い児童が主力の労働力として活用されている。農薬を大量に使う綿花農場での作業は健康被害の問題も深刻だという。このような、一般にはあまり認知されていない事柄について世間の認識を高め、問題解決に役立てようというもの。
 キーパーソンになるヒトに来場してもらい、円卓会議で論じられた内容を的確に発信できるかどうかが、成否のカギを握る。環境オタクだけでなく、マスコミや流通関係者、アパレルなど関係者の出席が欠かせない。不況で販売不振の今日、こうした新しい視点での売り場作り・商品提案は有効な挽回策になるのではないだろうか。注目される。
(F・K)
コットンの種子生産の受粉作業は、インドでは自動労への依存度が高く、問題視されている(コットンの花)
2009年01月26日(月)  06:55  / この記事のURL