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心斎橋、無視できなくなった外国人観光客

 大阪南の繁華街、心斎橋筋界隈では3年ほど前から中国、韓国、台湾、ベトナムなどの外国人が急増した。団体でやってきて気前よく買い物していく。もはや「(彼らを)意識した品ぞろえが欠かせなくなった」(大丸心斎橋店タオル売り場)ほどだ。
 彼らの目的は日本観光のお土産で、日本製を求める傾向が強い。大丸のタオル売り場では「バーバリー」「セリーヌ」が売れる。東急ハンズ心斎橋店のタオル売り場も「今治タオル」「泉州こだわりタオル」の国産タオル売り場を拡充した。タオルは海外でも、お土産として人気がある。
 東急ハンズは9月中旬から中国のクレジットカード「銀聯カード」が使えるようになって客足が急増した。中国語で「メード・イン・ジャパン」のPOPを作った。大丸も海外からの団体客に専門で対応する担当者を配置する。「中国などからの団体客は、完全に一つのターゲット」だ。
 記者はよく心斎橋を通る。しかし、これまでこのような団体買い物客に出会ったことがなかった。1日のうち来店の波があるそうだ。午前10時、午後1時、4時、7時の4回ほど。長堀橋の地下駐車場に大型バスが入り、そこから心斎橋界隈に出掛ける。
 記者は22日午前11時ごろ、「泉州こだわりタオル展」の取材のため心斎橋に出掛けた。そごうの心斎橋筋側玄関で道一杯に広がる比較的若い集団に出会った。100人近くの中国人観光客が待ち合わせ? をしていたようだ。ガイドが合図をすると、集団は長堀の地下のバス駐車場の方へ移動していった。
 あまり大きな買い物袋を提げた人はいなかった。世界的不況と円高の影響か、団体客も最近、少し減少気味だという。彼らの購買行動が国産品の売れ行きに影響する時代に入った。(H・S)
 大阪心斎橋のそごう前に集まった中国人観光客
 列を作って長堀のバス駐車場へ向かう
2008年11月28日(金)  06:51  / この記事のURL

来年も注目の足元

 今年もあと1ヵ月。例年この時期、あらゆるジャンルで「今年の売れ筋ランキング」が紙誌面上をにぎわせる。さて(ブランドやショップではなく)レディース対応のファッションアパレルアイテムそのものでそれをとらえたとき、今年は頭に即浮かんでくるものがない。
 今秋冬商戦ではチュニック系などを含めたワンピースやブラウスが売れ筋上位を飾るが、これらの場合、これまでの延長線上にあり、とりわけ目新しい存在ではない。またストールやスカーフなど巻き物アイテムも市場をにぎわせるが、これも同様。それでは量的にどうかといえば、いずれもメガヒットとはいいにくい。
 売れてかつ新鮮という意味では今年、おしゃれなレーンブーツが即、頭に浮かんだ。これまで地味な存在だったものを、カラフルかつポップに表現したことでOL層を中心に高い支持を集めた。供給不足で、欠品が出た売り場も少なくなかった。
 そのためまだまだ拡大する余地が十分にあることから、来年も期待が大きい数少ないアイテムとなる。それに対応したハイソックスやオーバーニーソックスにも注目だ。(Y・N)
 写真=ナイガイが来春夏用に新提案した「レーンブーツソックス」
2008年11月27日(木)  07:03  / この記事のURL

うらやましい…

 ひとつのアイテムがここまで幅広い層にヒットするのは久しぶりのことじゃないだろうか?
 去年からジワジワ火がつき、今秋大ブレイクしたのが「ムートンブーツ」。なかでもゴールドウインが展開する「アグ」の人気は凄まじく、表参道ヒルズの直営店では入荷日に行列ができるほどだという。
 このムートンブーツ。メンズではいている人もちらほら見かけるようになったが、似合っている人は少ないなぁ、と思う。牧歌的で可愛らしいデザインだからはきこなすのが難しく、男の太い足にあのボテっとしたシルエットは似合わない。これが女性の細い足にはとてもしっくりくる。うらやましい。
 ここ数年で雨の日にカラフルな長靴をはく女性が増えたが、これも男性にはあまり似合わない。バリエーションも極端に少ないし、あっても本格的なハンティング用のものがほとんど。超うらやましい。
 「ルコックスポルティフ」の09秋冬展示会でのこと。鮮やかなイエローとスタイリッシュなシルエットの素敵なブーツと出会った。アッパーには防水材であるターボリン材を使用したこの「ミラ」は、雨の日も晴れの日も楽しくはけそう。でも当然レディースのみ。超超超うらやましい(K・M)
2008年11月26日(水)  06:00  / この記事のURL

繊維クッション材で姿勢も矯正

 先日、ある企業からクッションを頂いた。ウレタンではなく、3次元スプリング構造を持つ繊維クッション材を使ったもので、いすの上に敷いている。パソコン作業が長くなると姿勢が乱れがち。なんとなく、このクッション敷いてから姿勢が良くなった気がする。どちらかと言えば硬めなのだが、一箇所に偏らず全体的に沈み込む耐圧分散性が効果を表しているのかもしれない。
 この繊維クッション材は東洋紡の「ブレスエアー」。繊維が活躍する場は幅広い。
2008年11月25日(火)  06:50  / この記事のURL

援用したい団体のPR

 ヨーロッパリネン連盟(CEL)が、広報機関である「マスター・オブ・リネン」の活動を通じて、欧州産のリネンとヘンプのプロモーション活動を世界的に展開している。
 直近はエコフレンドリー素材であることと、ウィンターリネンの普及に力を入れており、ミラノ・ウニカやプルミエール・ヴィジョンの09秋冬展でもブースを設けて提案。注目されていた。
 ウィンターリネンは尾州産地をはじめ、日本の産地でもここしばらく、話題の切り口だ。ウールなど冬向けの素材とミックスすることで、麻の張り感を生かしながら、テキスタイルにウォーム感を与える。
 ウインターリネンのように、世界的にプロモーション活動が行われる商品傾向に沿って開発すれば、自社だけでは実現不可能な宣伝を世界レベルで実施してもらえる。今後はCELなど、団体のプロモーションを生かして商品企画することも賢い販売戦略といえそうだ。(F・K)
写真=Lafil社のリネン・カシミア混テキスタイル
2008年11月21日(金)  06:37  / この記事のURL