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事業失敗者に都合が良すぎる? 民事再生法

 民事再生を申請して倒産すると、「再生手続開始の決定があるまでの間、再生債務者の業務と財産に関し、仮差押、仮処分その他の保全処分を命ずることができる」。再生案はほとんどの場合、債権の大幅カット、残った分を何年にもわたっての分割払いになり、債権者にとって厳しい内容だ。
 マザーバードという羽ふとん用羽毛原料をベースに、ふとんの製造から小売りまで手掛けて急成長した製造、販売業者が今年4月28日に民事再生法の適用を申請して倒産した。このほど「事業譲渡・分割弁財方式」という形での再生方法が明らかになった。債権者へは債務の92%をカット、残りを10年分割で返済する。返ってくる金は債権のたった8%だ。
 マザーバードから事業譲渡を受ける会社はコンフォートウィングという。8月20日付の「経過・現状報告」で、「日中の立体的生産物流」「中国一万坪・国内一万坪の物流機能」「アフターマーケット設備・機能の充実」「引継ぎ羽毛在庫(1900トン)」の資産があることを明らかにした。1900トンの羽毛はほぼ100億円に相当するし、日本に輸入される羽毛原料の5カ月分ほどに当たる。
 民事再生法を申請し決定されると、債務者の資産は保全され比較的、自由に活用できるようだ。羽毛などの資産を売却し、もっと債権者への返済を厚くすべきではなかったのだろうか。民事再生法という法律、マザーバードの再生計画を見て、あまりにも事業失敗者に有利で債権者に不利だということが分かった。債権者より債務者が有利に見えるシステムはどうみてもおかしい。10月2日に債権者に事業譲渡の内容についての説明会がある。債権者はもっと権利を主張してもいい。(H・S)
2008年09月30日(火)  07:05  / この記事のURL

大人の80‘s

 最近、蛍光色のアイテムを身につけた若者の姿がとみに目立つようになってきた。80年代風の多色使いの蛍光プリントTシャツに、蛍光グリーンのスキニー、マルチカラーのハイカットスニーカーを合わせるような、今までならちょっと考えられないような多色使いのコーディネートだ。言葉にするとキワモノのように聞こえるかもしれないが、それがとても自然でカッコ良く見える。
 今回の東京コレクションでも、蛍光色を多用したコレクションは多く見られた。中でも、あっと驚く色の洪水のコレクションを見せた「アトウ」は、街を歩く若者の姿にインスピレーションを受けたという。
 そんなこんなで、蛍光色と80‘sが気になっているのだが、いかんせん30代半ばのおっさんにはハードルが高すぎる。真似をしたところで「CCBですか?」とか言われるのがおちだ。
 そんななか出合ったのが、写真の「エトセンス」。ポップなデザインと質を兼ね備えており、大人でも無理なく着られそうな雰囲気が良い。これを着て来春は80‘sデビューといきたいところだが、その前にまずは体重を80年代のころに戻さなければ……。(K・M)
2008年09月29日(月)  06:00  / この記事のURL

バイクパーツ店でカジュアルウエア

 バイクのパーツショップから通販用カタログが送られてきた。レース用ウエアはもちろんヘルメット、グローブなど身に付けるものから、ハンドル、チェーン、タイヤ、エンジン部品とこの一冊で何でもそろう。昔は車でショップまで行かないと手に入らなかったのに便利なもの。早速数万円分のパーツをオーダーした。
 そのカタログで最近充実しているのがTシャツなどのカジュアルウエア。ジーンズやダウンジャケットまであり、価格は3000円代から1万円超ぐらい。他の掲載品が高値だけに手ごろに感じてしまうのが不思議だ。ただし、カジュアルウエアは買ったことがない。他の部品の方が魅力的だから。これって携帯電話とかにお金は使うが、服には投資しない若者と同じか。まだまだ若い。(T・N)
2008年09月26日(金)  06:16  / この記事のURL

秋冬のマストアイテム

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはいうものの、まだまだ残暑が続き街中のファッションはなかなか秋へ踏み出しきれない状態だ。色使いこそブラウンやパープルなど秋カラーが目立ち始めてはいるが、そのアイテムはTシャツやデザインカットソーなどほぼ夏アイテム。またホットパンツも引き続き健在だ。
 そういったなかで、ブーツやネック回りアイテムなどが秋冬を演出する。とりわけブーツに関しては気温に関係なく、夏でもよく見掛けた。印象としては、サンダルより目立っていたぐらい。さすがオーバーニータイプの超ロングブーツこそ見掛けなかったが、膝下やショートタイプは猛暑の中でも存在感があった。
 これを秋冬は踏襲した格好だ。ウエスタンやワークタイプなどカジュアル志向が強く、ボア付きやファートリミングタイプなど冬タイプもすでに街を闊歩(かっぽ)していた。(Y・N)
(写真=ファートリミングのショートブーツ)
2008年09月25日(木)  04:00  / この記事のURL

文化を売る!

 ミラノからパリへ向かう途中、エールフランスの機内誌をめくっていたら、「東京は魅惑する」というタイトルの記事が掲載されていた。ヨーロッパの映画監督は東京に触発されて映画を作りたくなるそうだ。
 何にしても、機内誌で紹介される街と言えばニューヨークやロンドンのような欧米の近代都市か、バリ島のようなリゾートと思っていたので、東京に焦点を当てた記事が掲載されていると嬉しくなる。これを読んで一人でも多くの観光客が東京に行きたくなれば、日本の外貨獲得に寄与するというものだ。
 資源のない日本は自動車や家電などの商品を作って売るしかないと言われるが、文化を売り物にすることにもっと力を入れていい。漫画やアニメが少々評価されたからといって、喜んでいては志が低い。
 もっとも、最近は為替のせいか、低価格競争のせいか、日本で買い物をすると安いという評価が海外では普及し始めているそうで、ショッピングを目的に来日する外国人観光客が増えているらしい。不況の折から、理由はなんであれ、マネーを落としに外国人が来るのは歓迎したい。
 ただし、為替のような不安定な要因ではなく、何らかの文化を作り出して、海外にファンを作ることに力を入れた方が、安定してお客を呼べる訳で、戦略としてはより上等だろう。(F・K)
(写真はエールフランスの機内誌)
2008年09月24日(水)  02:25  / この記事のURL