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4シーズン目の“予備役”

 クールビズ(CB)を前に、意外にもアイデアネクタイが売れている。締める手間がはぶけるようにストラップ様のひもを首にかけ、つながっている本体を軽く持ってジッパーのように上に締めるだけの簡単メニュー。朝、出勤時間ぎりぎりのタイミングで締める通常のネクタイは、長さが気に入らないと非常に面倒でいらいらするものだ。
 そんな面倒さを解消したのが英国生まれのスマートネクタイ。日本の代理店のデイリーキャッチ(東京都港区)が扱っており、色、柄が選べるオーダーもある。
 2日後にはCB実施企業も多いとは思うが、働いているといつ、何が起きるか分からない。ロッカーに数本のネクタイを予備するサラリーマンは多い。
 “物知り博士”によると、ネクタイの起源は、その昔、クロアチアの兵士が妻や恋人から送られた布を首に巻きつけて出陣したのがはじまりらしい(写真)。剣の形をしているのはその名残りとされ、17世紀のフランス貴族が正装に取り入れ、その後、大流行した。
 宮廷ファッションとして時の権力者たちが身につけたことで、いつしかネクタイは一般市民へと広がっていったのだった。
 でも、CBでネクタイは9月末まで4回目の“予備役”となる。(M.S)
2008年05月30日(金)  07:00  / この記事のURL

トルコも“エコ”

 トルコもやっぱり“エコ”……。トルコ最大のインテリアファブリック展「イスタンブール・ホームテキスタイル(EVTEKS)」のトレンドエリアの一角に、エコをテーマにしたゾーンが登場した。 トレンドエリアを手がけたのは、欧州最大のインテリアファブリック展「ハイムテキスタイル」で長年プロデューサーを務めてきた、オランダのグンナー・フランク氏。「エコマーケットは巨大市場に発展する」と断言する。
 
 綿、麻、シルクなどの天然素材(写真上:サンプル生地には虫のオブジェ)、ベージュやグリーンなどのアースカラーをベースに、再生ダンボールのベッドに茶器セット(写真下)、籐のゆりイスなどで演出。プレゼンテーションはいたって王道かつシンプルだが、ポイントは「feel」と「touch」とフランク氏。トルコは世界一のオーガニックコットン生産国だが、素材を極めればオーガニックというわけではない。綿や麻、シルクのような感触、雰囲気が大切だと言う。
 ストイックに走らない、ファッションとしてのエコ。天然ライクな化合繊素材開発はお家芸の日本。輸出促進を図る中小のテキスタイルメーカーさんも、欧米ばかりでなく、トルコにも目を向けてみては。(N.O)
2008年05月29日(木)  07:00  / この記事のURL

人を守るのは、人だから

 射抜くような視線。セコムの社員が勤務前に行う服装チェックだ。「ユニフォーム+(プラス)」6月号は巻頭特集で警備・防災の現場をクローズアップ。セコムの取材では、日本の警備業の先駆けとしての軌跡、「社会システム産業」を理念に介護、保険、ITセキュリティーまで広がるその企業姿勢に触れた。同社の警備員の制服は2005年、山本寛斎デザイン、ファーストリテイリング制作で一斉にリニューアル、話題を呼んだ。
 独自開発の技術の高さで知られる同社だけに、制服の管理もさぞハイテクで―と思いきや、台帳と情報端末を使った、至ってオーソドックスな方法だった。ここで効果を発揮しているのが冒頭の2人1組になっての服装チェック。着崩れや汚れがないかを確かめながら「警備のプロ」としての意識を新たにし、日々繰り返すことで業務に不可欠なモラルを維持する。
 「人間の優れた部分に機械の高性能が加わって、初めて真に安全なサービスを提供できる」と同社。ハードウエアや制服がそれ自体どんなに優れていても、使うのは人。警備員一人ひとりの意識を高みへと導く同社の姿勢、そして制服の役割を垣間見た思いだった。  (S.T)
2008年05月28日(水)  05:52  / この記事のURL

モノ作りの力

 先日、横編み機で世界のトップを走る島精機製作所の本社新工場を見学する機会を得て、改めて「モノ作りの力」ということを考えた。
 この工場の中を見るのは2005年12月の竣工以来。当初の予定ではコンピュータ横編み機は日産40数台の計画だった。その後、香港・中国ユーザーの手動機からの旺盛な買い替え需要に対応、現在は日産55台体制にまで生産能力が高まっている。
 同社は5月1日にコンピュータ横編み機10万台販売を達成した。1978年のIKAE国際ニット技術展にコンピュータ制御横編み機SNCを初出展してから30年かけた大台到達だが、8万台到達(06年5月)からわずか2年で2万台積み上げたことからも、この2年でいかに生産効率が高まったかがわかる。
 独創的な技術や顧客ニーズをとらえた商品開発力などモノ作りに必要な要素は多い。実際に工場を見ると、それらに加えて、効率的に現場を運用する能力が、商品供給には極めて重要なポイントだと改めて気づかされる。(K.M)
2008年05月27日(火)  05:43  / この記事のURL

裸足のカリスマにも苦労

 昔から靴下が苦手だ。あのアキレス腱あたりを締め付ける感覚がどうしても好きになれない。学生時代、靴下を履くことなど皆無。今でも仕事と防寒の目的以外に履いたためしがない。 
 だから少しだけ、あの人に憧れがあった。そう、「素足にローファー」なあのタレントを――。
 そんな“裸足のカリスマ”を米国の老舗下着メーカー「ジョッキー」の会見で見掛けた。少し高めの椅子に腰掛けている彼。裾から見える足首は、やっぱり裸足だ!さすがタレント、完璧なサービスショット姿を披露する。思わず何枚もその足首だけの写真を撮ってしまった。
 しかし、熱が冷め、冷静に考えると、やっぱりあれはどう考えても快適ではないことに気付く。蒸れるだろうし、座敷に上がれば臭うだろう。硬い革に当たってマメもできるに違いない。
イメージを売るタレントだからこその苦労だろうな・・・・・・などと感じつつ、締め付けられたアキレス腱の感覚を意識しながら、会場をあとにした。(M.K)
2008年05月26日(月)  05:41  / この記事のURL