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「流石」

 【大阪本社】旧暦4月5日、七十二候で立夏の初侯、蛙(カエル)初めて鳴く。野原や田んぼで蛙が鳴き始める頃。
 素晴らしいとか、感心する意味で使われる「さすが」という言葉。昔、中国に孫楚(そんそ)という人がいた。孫楚は世の中を嫌って山にこもりたいと思い、友達の王済(おうさい)に次のように言った。「これからは石を枕に寝て、川の流れで口をすすぐような自然と一体になった生活をしたい」と言いたかった。
 ところが「私はこれから川の流れを枕にして寝て、石で口をすすぐような生活をしたい」と言い間違えてしまった。王済が「なにを間違ったことを言っている」と返答したところ、負けず嫌いの孫楚は「川の流れを枕にするのは耳を洗うためであり、石でうがいをするのは歯を磨くためなのだ」と言い訳をした。これを聞いた王済は、とんでもない屁理屈をこねる人間だがなかなかうまいことを言うなと大変感心した。そうしたことから、感心する時の「さすが」という言葉を「流石」と書くようになった。(写真:流石、季節の花ほど美しいものはない) (博)
2019年05月09日(木)  10:00  / この記事のURL