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2種類のCFRPと車

 【東京本社】炭素繊維強化プラスチック(CFRP)材料メーカーの大型買収を2週間ほど前に発表したばかりの東レが、今度はCFRP成形の新技術を発表した。これにより、同社の強みである熱硬化性CFRPの課題とされていた、成形時間の長さとコストの問題を解決できる見込みとなった。
 一方、買収するのは熱可塑性CFRP材料の世界大手。熱可塑性は成形時間の短さによる生産性の高さで優位性があるが、同社はこの材料の開発で出遅れていた。
 CFRPのさらなる市場拡大には、コスト削減が必要とされる。それだけを考えれば熱可塑性で十分なようだが、そうではない。熱可塑性が耐衝撃性などで優れるのに対し、熱硬化性には剛性が高く、寸法安定性に優れるなどの特長がある。従って「部位ごとに、用途ごとに使い分けていく」というのが同社の方針だ。
 今後、航空機や自動車分野でのCFRPの使用拡大が見込まれる。四輪車のオーナーとしては、CFRPの採用で車がどう変わっていくのか、興味が尽きない。(英)
2018年04月04日(水)  10:00  / この記事のURL