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ノコギリ屋根の難点?

 【大阪本社】先日の春の大嵐の日、泉州タオルの取材で泉佐野市のあるタオル機業に次の取材アポの電話をすると、要件を言う間もなく「忙しいから」とガチャリ。知らぬうちに何か機嫌を損ねたのだろうかと心配していたら、その日の夕方、予定の取材が全て終わった頃に、先方から改めて電話があり、「今すぐ来てくれてもいい」とのこと。
 さっそく伺ってみると、急な来客に、工場の雨漏りが重なりてんやわんやだった時に私の電話が来たらしい。その工場は、写真の通りの年季の入った見事なノコギリ屋根の町工場。場所も旧市街のど真ん中にある。築何年か詳しくは聞いていないが、戦前からある建物だと聞いたように思う。産地のタオル組合から撮影に使わせてほしいという依頼もよくあるようだ。
 ただ、最近は雨漏りに悩まされることが増えたという。原因は建物が古いからではない。一時に大量に降るドカ雨が増えたことで、鋸歯状の屋根の谷の各部分に設けた各雨樋では、瞬間的な流水量が間に合わないからではないかという。変わったのは建物ではなく、気候の方だった。
 建物そのものはまだまだ健在。きちんとメンテナンスして、末永く残してほしいと願う。(典)
2018年03月19日(月)  10:00  / この記事のURL